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地雷

年老いた男性と女性が一番前に出ている。

たぶん祖父母だろうな。祖母は優しげな瞳で俺とマルスを見ている。

「お久しぶりです。ローエン公爵。お変わりがないようでうれしく思います。」

おお、いったれ、アレク。

「ふん、貴様なんぞに心配されんでも儂は息災じゃ。」

儂って初めて聞いた。言う人いるんだ。

「それもそうですね。」

うわー、気まずいなぁ。どんな顔をすればいいんだろ。


「お久しぶりです、父上。」

アレナがいきなりぶっこんだ。

なるほど、あんたが真のボスか。間違えてたぜ。

「お前とは縁を切った、父と呼ぶな。」

「それでも血はつながっております。それならばどこまで行っても父は父でしょう。」

そうだね、母親が浮気してなければだけど。

「…ふん。」

おや、まさかのツンデレか? でもこの分じゃ娘に甘そうだな。

つまり、孫にも甘い。断言するのは早いが可能性は高いだろう。

「では、息子たちを紹介いたします。」

俺たちはそれを聞いて前に出る。

「初めまして、私の名はマルス・フォン・エルバドスです。」

「私の名はジン・フォン・エルバドスです。」

俺たちがそういうと祖父がじろじろ見てきた。

「そうか。儂の名はそやつが言ったようにローエン・フォン・マキシマムだ。そしてこちらが儂の妻じゃ。」

うーん、見た感じやっぱり俺達を嫌っているわけではなさそうだな。

「私の名前はメリア・フォン・マキシマムです。あなたたちの母親の母親だから。あなたたちにとって私は祖母ね。おばあちゃんと呼んでもいいわよ。」

「なっ、何を言っておるんだ、メリア。」

「あら、わたしは当然のことをいっただけですよ。」

「アレナとは縁を切っているのだぞ。」

「ええ、承知しています。でも孫たちとは縁を切ったわけでもないですから。」

「ぐぬぬ。」

「まあまあ、二人ともそのくらいで。」

そういって後ろの男性が介入してくる。

「ひさしぶりね、トール。」

「あなたもお元気そうでよかったです。さて、君たちには初めましてというべきかな。私の名はトール・フォン・マキシマムだよ。君たちの母の弟だからおじさんかな。そしてこちらにいるのが妻と娘だよ。」

「はじめまして、妻のレイナ・フォン・マキシマムです。よろしくね。」

「初めまして、セラ・フォン・マキシマムです。」

うわー、このセラっていう子、無茶苦茶かわいいな。今日はたくさん美少女を見てきたがその中で一番だ。俺と同じ黒い髪で、長さは肩くらいまである。金髪とかもいいが、やはり俺的には見慣れている黒髪が一番だ。

大人同士が会話を始めたので、子供同士でも会話をする。

「私は8歳なのですが、セラ様は何歳なのですか?」

「私も8歳です。」

「なるほど。では帝立学園では同じ学年になりそうですね。」

「はい、その時はどうぞよろしくお願いします。」

俺とセラが会話しているが、マルスが入ってこない。

おい、マルス、コミュ症なのは分かるが、俺だってそうなんだ。演じろ。

正直、もう話題がないので助けてほしいと思っているとついに皇女が出てくる時間となった。


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