学部別ガイダンス
入学式の次の日は特に何も無かったので、部屋を住める状態までもっていった。
六畳一間なので、さほど多くの荷物は置けないが、家から持って来た物くらいは設置しておかねば。
窓の左上にはエアコンが設置されているので、その真下にベッドを設置!
ベッドと反対の壁にはTVを設置し、寝ながらTV鑑賞が出来る様に!
部屋の中央、と言うかTVの手前にはテーブル!・・・正確に言えばこたつ!!!ベッドを背もたれにして、ここでレポートなどを作成するのだ!
入り口わきには冷蔵庫!その上には電子レンジ!!この2つは親が注文していたらしく、入学式の夜に部屋に届いたのだ。
そして、日本人ならではの炊飯器!!こたつの横にセット!!
・・・以上!!
時計もあった方が良いかな?スマホが有るからいいか・・・。
色々場所を変えたりしながらやっと落ち着いたのがさっき。もう夕方だ。
こんな時に重宝されるのがカップ麺!まさに人類の宝だ。
「はぁ、明日はガイダンスか~。持っていくものも無いし、今日は早く寝よ。」
この不死身荘の風呂とトイレと洗濯機は共同なので、タイミングを見計らって入る必要がある。
俺の部屋は洗濯機からは近いが、風呂とトイレからは一番遠い。チッ、意外と不便な立地だったな。
まだ時間が早い為か、風呂が空いていたので早速入る事にした。
ん~。広いというか、狭いというか・・・。脱衣所と風呂場の大きさが同じだ。どうせ一人でしか入らないんだから、風呂場のスペースを広げてくれればよかったのに。
とは言え、実家の風呂よりは断然大きい為、足を延ばして風呂に入ることが出来た。
部屋に戻るとTVをつける。・・・何て番組が豊富なんだ。俺の地元では、N〇Kと民放2局しか入らない為、殆どTVは見ていない。ネットで動画を見たり、サブスクを契約したりと、楽しめる事は楽しめるのだが、都会じゃサブスクなんていらないんじゃないか?と思うほどだ。
そんなわけで、仕方なかったんだ。
「やば!遅刻する!!!」
入学式も学部別ガイダンスも不参加となったら目も当てられない。
いつものジーンズとシャツ、薄手の上着を羽織って8号館に向かってダッシュした。
「間に・・・あった。」
「おう、麝香!こっちこっち!」
坂下が手招きしている。
「おはよ。早いな。」
「お前がおそいんじゃ。夜更かしでもしよった?」
「まぁ、でも、今日は昼からのガイダンスで助かったわ。」
坂下と昨日の話などをしていると、先生・・・大学では教授か・・。が入ってきた。
「わかい先生もいるんやな~。」
「あの人20代じゃね?」
どうやら、教授と一緒に入ってきたのは、この学部の院生らしい。そりゃ若いわけだ。
ガイダンスでは、どうでも良い話・・・という訳では無いが、つまらない学部の決まりやルールなどが説明された。
「と、いう訳なので、明日から1週間の間に、しっかりと授業の履修申請を行っておいてください。必修科目は全員参加ですので、申請は不要です。ただ、必修科目は年に1回しか開催されませんので、単位を落としたら留年が確定しますので、落とさない様に気を付けてくださいね。」
必修科目を一つ落とすと留年!!脅してくるじゃないか。
この小・中・高と無遅刻無欠席の麝香様を舐めるな!・・・まぁ、入学式は参加できなかったけど。
こんなつまらないガイダンスでも収穫はあった。
同じ学部の知り合いが出来たんだ。
俺的には人見知りをするタイプのはずなんだが、すんなりと中に入っていくことが出来たのは奇跡だ。
山岸 悟バスケ部。やたらとでかい。2mは越えているらしい。
村上 裕也野球サークル。
岸本 泰体操部。俺の高校には体操部なて無かったから興味津々で色々聞きまくってしまった。なんと、不死身荘のお隣のアパートだった。が、例のライバルっぽい無敵荘ではない様だ。
それぞれの連絡先を交換してその日は分かれた。
一応、授業などで会った際には、学食巡りをしようと約束をしているので、会うのが楽しみだ。
学食は安くて手軽で美味しいらしい。
学生には”安い”って言うのが一番いいよな。お財布にやさしいし・・・。
しまった!
バイトを探さなきゃ!
新しく出来た知り合いの登録を終えたそのまま、アルバイト探しのサイトへ直行した。




