表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
T・F・U物語  作者: 狼眼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/53

え、俺も?

「あ?なんだお前ら。もう来てたのか。」


鉄の扉を開けて双又先輩が入ってきた。


「来ていた?とは?」


何を言っているか、全く理解が追い付かない。


「今から全員にSMを打とうと思ってたんだよ。来ていて助かったわ。」


すると、奥から更に舛添先輩がやってきた。


「お前ら早いな~。準備万端だな!」

「?」

「ほら、一人ずつ、これ持って。」


何やら、紙の束を数百枚ずつ持たされる。


「おめぇら、はよ、はよ!」


工藤さんが俺たちを手招きして呼んでいる。

理由は分からないが、俺たちは工藤さんの後を追う事にした。


俺たちが入ってきた入り口から出たと思ったら、右前方に向かて走り出した。

入学式を終えて出てきた新入生・・・俺もだが・・・。を横から抜き去り、道の端による。

地面にはガムテープで区切られた空間があり、いつの間にか設置されていたテーブルと看板がある。


【ボ研にようこそ!】


「・・・まさか。」

「そ、今から新入生、勧誘すっから。」

「みんな、ビラをまき切るまで帰ってくんなよ、はい、解散!」

「ちょっとすみません!俺、ボ研に入った覚えが無いんですが・・・。」

「なに冗談言ってんの?昨日、よろしくお願いいたします!って言ってたじゃん。」


まぁ、無駄だと思ってたよ。

こうなったら、2択だ!

①俺と同じ境遇の人間を作るために、勧誘を頑張る!

②大学生活に無駄な思い出はいらない!適当に紙を消費する!


まぁ、体格がいい奴は、大概何かの部活に入っているから、ボ研に合うような奴は居ないだろう。

!!!


俺は悪魔的な天啓を得た!


女の子をマネージャーとして募集して、一緒にゆるゆると楽しい時間を過ごす!!!

これ!一択!!


早速俺は帰路を急ぐ新入学生をかき分けて、人通りの多い大通りまで一気に駆け抜けた。


「ボ研で~す!よろしくお願いしま~す!!」

「ボ研で~す!こちらど~ぞ~!!」


女性ばかりをターゲットにして、手あたり次第配りまくる。


「ボ研で~す!よろしくお願いしま~す!!」

「えぇ~、なに?ボ研って何するの~?」

「ボディービルっす!」

「え~。見えな~い。」「ははは!」


又笑われてしまった・・・。

しか~し!こんな事で諦める俺ではない!!


「はいど~ぞ~。今なら半額ですよ~。」

「え?半額?何が?」

「なになに?」


スーパーの店員になりきってチラシを配る・・と、意外とチラシを受け取って貰えた。

よし、あと20枚!


正直、相手の顔なんか見えていない。

顔を見ながら話なんて、緊張しちまうじゃねぇか!!!


すると、俺の目の前を清松が通過する。


「あれ、清松!もぅ終わった?」

「おぉ、おわったよ?来る人全部に配ってよ。すぐだよ。」


もう、適当に配るか・・・。



男女に分け隔てなく配ったおれは、最初の集合場所に戻った。

既に玄田と高岡が戻って来ていた。


「終わりました~。」

「お、お疲れ。どうだった?」

「・・・チラシは貰ってくれましたが、微妙でしたね。」

「そか。ならそこで一服してな。」「う~す。」


双又先輩に誘われて、裏手の芝生スペースへ進む。


「お疲れ様~。」


始めてみる女性が2名、俺たちを出迎えてくれた。


「君たち、新人君だよね!よろしく!私はマネージャーの桜井さくらい 智子ともこ!よろしくね!」

「で、あたしが近藤こんどう 奈美恵なみえね!よろしく!」

「どうも、麝香です。」「玄田っす。」「高岡です。ヨロシクです。」


マネージャーさんが、「よろしくね」と言いながら缶ビールを手渡してきた。


「え、ここ、学内ですよね?」

「はは、気にしないの!ほら!飲んじゃって~!」


この学校が緩いのか、この研究会がダメなのか・・・。

まぁ、飲もう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ