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T・F・U物語  作者: 狼眼


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奇妙な同棲生活

朝、俺は目を覚ますと、ベッドの横を見る・・・。

と、床の上でこたつの布団に包まる社長の姿があった・・・。


あぁそうか。社長・・・止まっていったんだっけか。


俺は寝ている社長をまたぎ、部屋の玄関へ向かう・・・。

と言っても、どこへ行く訳でもなく、入り口の真横にガスコンロがあるのだ。


俺は換気扇を稼働させ、ガスコンロを点火。フライパンを火にかけバーターを投入する。

バターが溶けた所へ食パンを投入し、両面をこんがりと焼き上げる。


・・・でも社長は起きない・・・。


ベッドの上に登り、TVを点ける。

トーストをかじると、バターを入れる量が少なかったためか、余り味がしない。


「んお?・・・おお、ジャコ・・・。おはよう。」

「あ、社長。おはようございます。パン食べます?」

「いや、コーヒーだけでいいや。」


社長は、昨日寝る前に飲んでいた缶コーヒーをすする様に飲んだ。


「社長、俺、お間から授業行ってきますけど?」

「おぉ、行ってらっしゃい。俺は夕方からバイト行くから・・・。」

「了解です。」


そう言うと、社長は再びこたつ布団にくるまった。

・・・夕方からって・・・それまで何してんだろう。


俺は授業の用意をして、研究会のためのジャージをバックパックに入れる。

今日は2限と4限だけだが、途中で帰ってきて社長と部屋の中で二人っきり、っていうのも何か居心地が悪いよな。


俺はひとまず正門前のゲーセンに避難する事にした。

・・・この時間・・・知ってるやつは来てないな・・・。

とりあえず俺は、暇つぶしにアイアンフィストをプレイし、1回だけエンディングを見る事が出来た。

ほんっと、誰も乱入してこないから、ずっとコンピューター対戦だったな。



4限は教育心理学の需要だ。

俺はまだ将来の事を決めかねている為、一応教員免許も取っておこうと思っていたのだが、これが中々面倒臭いのだ。

学生がやる気を出す為にはどうしたらいいか?その前に俺のやる気を出させてくれよ!


ま、授業に出て実習を受けるだけで教員免許状が貰えるという事だが、教員に関する授業の殆どは卒業単位に関係ないため、卒業単位と合わせて180単位くらいとらなければいけないという事になる。

授業に出て実習に参加するだけ・・・。だけなんだよな・・・。


俺の身の回りでも「教員免許持ってます。」って人は複数いたけど、こういう事だったのだ。

だから、免許位は取っておいてもいいかな・・・って思ったんだ。

今の所、単位は落とさずに来ているので、何とかこのまま行きたいものだ。



授業が終わると、そのまま2号館へ向かい、ボ研に参加する。

2号館で行われるのはいつもの筋トレだ。


「双又先輩。今日は筋トレだけっすか?」

「今日はね。代表が休みだから・・・。走りにでも行くか?」

「・・・そっすね・・・。合宿で筋肉を落としたので、ちょっときついっすわ。」



たっぷり運動したあとは、汗を軽く拭いてゲーセンへ直行する。

いつもの様に、山岸が来ている。すぐに俺と一緒にやってきた工藤さんとの対戦が始まる。

今日の対戦は「腹ペコ狼」らしい。また・・レトロな・・・。


24時になり、閉店準備を始める。30分で作業は完了し、工藤さんの対戦を見ている。

今は途中からやってきた海老名と対戦をしているので、山岸は俺の隣で缶コーヒーを飲んでいた。


「今日、社長、来なかったな・・・。」

「あぁ、今日はバイト何だって。」

「へぇ、良く知ってるな・・・。」

「今朝、直接聞いたから。」

「は?なんで朝?」

「昨日、うちに泊まったんだ・・・。」

「まぢか・・・。」


うん、本名も知らない人と一緒に暮らすって、ものすごく微妙だな・・・。

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