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T・F・U物語  作者: 狼眼


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明日から合宿らしい

ここの所毎日、学校へ行くのは週一の学食目的で、授業は・・・必修科目は頑張っている!

パチンコの報酬を家賃などで消費してしまったために、金欠状態が続いている。

金が無いと、やる気が起きないんだな、これが・・・。


「はぁ、今日もホットケーキか・・・。」


肉ばかりの鍋が終わってからというもの、再びホットケーキ食が殆どで、微かに甘い生地を水で流し込むのにも飽きてきた。


そんな中、合宿があるという情報が流れてきた。

合宿と言えば、朝と晩は確実に食事が得られる素晴らしいシステムが売りのイベントだ。

合宿費は毎月支払っている会費から捻出されるので、これ以上の支出はないのだ!


とりあえず、合宿の前の恒例行事として、冷蔵庫の中の食べ物を冷凍したり食べつくしたりしなければいけないのだが、今の冷蔵庫の中には、使いかけのマヨネーズ、切って食べるタイプのお徳用チーズ・・・があと少し。あとは・・・去年・・・処分し損ねた生卵・・・こればかりは触りたくはないな・・・。


結局、処分する必要がある食べ物は無いので、とりあえずはチーズにかぶりついておくことにした。


「ジャコ!居るか~?」

「返事する前に入ってくんなよな。」


俺が突っ込みを入れた時には既に俺の横で冷蔵庫を覗いていた。


「なんもねぇな。」

「明日から合宿だから、処分してたんだよ。」

「なら、今晩は飯食いに行こうぜ。」

「金も無いんだよ。」

「・・・パチンコにはまるからだ・・・馬鹿め。」

「ほっとけ。それより、足、治ったのか?」

「ほれ。」


そう言うと、山岸は包帯が取れ、絆創膏だけになってるかかとを見せてきた。


「うぁ、汚ねぇ足。」

「消毒液の色な!茶色と、黄色。不気味な色してんな。ほんとに。」


しかし、傷は塞がったようなので一安心だ。


「仕方ねぇな。晩飯くらい俺が奢ってやるよ。」

「マジか!ごち!」


山岸に奢ってもらったことはほとんどないが、このタイミングで奢ってくれるとは、なんとタイミングのいい奴だろう。


「何喰う?」

「ここは・・・カレーか?」

「ゲーセンの裏の?」

「応!」


ゲーセンの裏の定食屋は、ちょっとばかり小汚い雰囲気ではあるが、学生向けのメニューが豊富なのだ。

その中でもカレーは、並盛で大皿一杯。大盛で大皿二杯と、尋常ではない比率で増加していくのだ。

しかも!その量で並盛800円!大盛で1200円!

これは大盛にチャレンジする以外の選択肢はない。



俺と山岸は、ゲーセンを覗きがてら定食屋に向かった。

店内には俺たち以外の客が4名。全員学生風だ。


1人以外は全員がカレーを食っている。名物だもんな。


「おじちゃん!カレー2つ!大盛で!」

「大盛2丁!食い切れよ!」


カレーは既に温まっているので、ご飯をよそう時間とルーを入れる時間だけのお手軽コンボで完成するので、テーブルに並ぶまでに2分とかからなかった。


「うん。多いな。」

「お前、食い切ったことある?」

「いや、チャレンジした事すらない。前回はかつ丼だったし。」

「・・・食うか。」


それから30分後、何とか残さずに腹に詰め込んだとさ。めでたしめでたし・・・。


って言うか、今から合宿の準備しなくちゃ・・。

吐きそう。

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