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T・F・U物語  作者: 狼眼
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甘いバレンタイン

もう2月か・・・。


この間新年会を行ったのに、すでに2月になっている。

光陰矢の如しとはよく言ったものだ。


最近は、買い物に行けば赤い装飾で、バレンタインフェアとか何とかで、入口辺りで甘い匂いが襲ってくる。

全く、彼女がいない俺たちには無意味なイベントだ。

なんで2月14日に、女性から男性へチョコを送るのか?ニキビでも作ってほしいのか?太らせたいか?


全く無意味な慣習だ。


とりあえず俺は、鍋の材料を買っている。

一人暮らしの食事は、圧倒的に鍋料理が効率が良い。

まず、沢山食べられる。そして、不足がちな野菜が食べられる。更に、味変が簡単!


ちなみに俺は、鍋料理であれば、1週間は平気で持ちこたえる事が出来る。

で、今日は4日目の材料の購入だ。


初日はもちろん水炊きから始まる。昆布だしを少し聞かせて、ポン酢で食べると最強だ。

2日目は気分にもよるが鶏がらスープを加えて、スープにコクを出した鶏がら鍋だ。

3日目は醤油を加えて醤油鍋。下限を注意しないと、富山のブラックラーメン状態になるので危険だ。

そして今日は、寄せ鍋にする。

だしを大量に追加して、魚の切り身なんかも入れてみると良いだろう。


「明日は味噌鍋だから、豚肉も追加に買っていくか。」


豚小間をカゴに入れておく。

と、俺の進路を塞ぐように立っている人が視界に入った。


「あら、ジャコ君じゃない。」

「あぁ、マネージャーさん。どうしたんです?」

「私も買い物よ。ご飯の買い出しと、あと、バレンタイン用の材料を買いにね。」

「お菓子、作るんですか?」

「えぇ、毎年作ってるわよ?結構上手いんだから。」


マネージャーの奈美恵さんは力こぶを作るようなポーズをとる。これって、上手いのポーズなのか?


「お菓子作りって手間がかかりますよね。俺の姉も作ってましたが、丸一日かかってましたよ。」

「そうなの!作る数も多いでしょ?だから、智子と一緒に作ろうと思ってね。」

「そんなに沢山作るんですか?」

「全部で30個くらいかな?」


じゃぁね!と手を振って去っていった。

30個か・・・ボ研のメンバーの分かな?

まぁ、貰えるなら貰ってもいいけど・・・。


内心ちょっとウキウキしながら買い物を済ませた。


寄せ鍋を作ってと言うか、追加の具材を放り込んで飯にする。

明日は味噌鍋か・・・。


味噌とチョコか・・・。

折角チョコを貰うんなら、味噌鍋は合わないか・・・。

ま、今回は4日間鍋を楽しんだから、これで締めにしよう。

ご飯を入れて、卵を溶き入れて・・・。

明日の朝は雑炊だ。それでおしまい。


しかし、チョコの余韻を楽しむ晩飯ってなんだ?

パスタ?ピザ?・・・以外にどれもしっくりと来ない。

ま、明日考えようか。




「お疲れ様です!」

「「「お疲れ~」」」


皆はそれぞれのトレーニングを始めている。

?みんな、チョコを貰っている様な気配はないな・・・。

マネージャーたちも、まだ来ていない。か。


「あえ?そう言えば、マネージャーさんは来てないんですね。」

「ああ、そう言えばそうだな。」

「そう言えば、今日はクラスのみんなでパーティーするから休むってよ。」

「・・・・そっすか・・・。」


俺の考えが甘かった。

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