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T・F・U物語  作者: 狼眼


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35/53

何があったのやら

北関東ボディービル大会

予選・・・参加者85人


『続きまして、61番・・・T大・・・ボ研・・・山田・・。』

『62番・・・T大・・・ボ研・・・眉唾・・・。』

『63番・・・T医大・・・ボディービル愛好会・・・沢田・・・。』

『64番・・・・』


ステージの上に参加者が順番に並んでいく。

スポットライトの中、先輩達の体が輝いている。


「良い血管出てるよ!!」

「ナイスバルク!」

「腹筋板チョコかよ!」

「金剛力士像!!!」


様々な掛け声が飛び交っている。

そんな中、大きくは無いが響く声が耳に届いてきた。


「負けんじゃないよ?」

「!!」


この声は・・・大家さん?

山田代表の顔から血の気が引いている。マズイ!


眉唾先輩が何かを囁いている様だが、体のキレが見る見るうちになくなっていく。

大家さん、逆効果っすよ。



『これにて予選を終了いたします。結果は午後に第一ホールで発表いたします。』


アナウンスが入り、予選が終了した。


昼食を食べに、近くのファミレスへ入る。


「あれ?代表と副代表は?」

「・・・予選通過したらメールくれってさ。」

「・・・逃げた?」

「逃げたね。」


山田代表と眉唾副代表は、結果を見ずに部屋に帰ってしまった様だ。

そこまで大家さんに遭遇するのが嫌なのだろうか?


「そろそろ1時だから、結果が出てる頃じゃね?」

「うっし。見にいっか。」




「や~ま~だ~!!!!」


第一ホールに入ろうとした時に、ホール内から雄たけびが響いてきた。

その後、扉を勢いよく開ける音と遠ざかる足音・・・。

恐らく山田代表チェイスが始まった様だ。


「え~っと、・・・58番・・・60番・・・65番・・・・。」

「やっぱり無いか・・・。」

「大家さんがあの調子だったからな~。」


双又先輩と工藤先輩がぼそぼそと話をしている。

山田代表・・・どうなっちゃうんだろう・・・。


登録した選手が予選敗退・・・となると、もうここには用がないので、俺たちも部屋に帰ることにした。



こうして、俺たちの夏がおわっていった。

・・・あれ?トレーニングしかしていない・・・。




・・・近頃一気に寒くなってきた・・。


10月の後半になると、夜の空気が冷たくなってきたな・・・。

ゲーセンのバイトの帰りに、コンビニで肉まんを買いながら考え事をしている。


先日、久しぶりにボ研に復活した山田代表から提案があった。

11月の大学祭に合わせて、ボ研でも出店を行おうという事だ。


そこで、何をするかを明日の集まりで決めていこうという事だ。

何がいいだろうか・・・。


いつもの様に、仕事帰りに工藤さんの部屋に集まる。


「来ました~。」

「おぉ、おつかれ~。」


今日は工藤先輩と舛添先輩、あと山岸でゲーム大会が行われている。


「工藤さん、例のあれ、大学祭の出しもの、決めました?」

「あれな。俺の一押しはイカ焼きさ。舛添は?」

「俺は、かき氷って思ってたんだがな。最近寒いから・・・。焼きそばでいいんでね?」


今日はどうやら対戦格闘ゲームの大会らしい。

アイアンフィストか・・・俺はあんまり得意ではないんだよな。


「で、ジャコはどう思うんだ?」

「そうっすね。簡単なのがいいかなって。フランクフルトなんてどうっすかね?」

「ええんとちゃう?」

「良いけど、単品じゃ寂しいよな。他にもいろいろジャンルを増やさないと。」

「せやな。」


山岸が、自分は関係ないとばかりに適当な合いの手を入れてくる。

こいつ、出身は静岡のくせに、関西弁を器用に使いこなしてやがる!!


そうだな・・・寒くなってきたし・・おでんもいいな。

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