ボ研の活動
ボウリング大会の結果、眉唾副代表が優勝だった。
眉唾副代表・・・スコア645点
舛添先輩・・・スコア564点
双又先輩・・・563点
佐郷先輩・・・483点
福山先輩・・・474点
以下、ぞろぞろと並んでいる。
一年生では俺と高岡が418点で同点でトップだった。
眉唾先輩はものすごかった。殆どがスペアかストライク・・・。スコアシートが真っ黒に見える。
ボウリングを終えた俺たちは、合宿所に戻って風呂に入った。
久しぶりのボウリングの為か、左の尻と右の前腕筋が少し張っている。通常の筋トレとは使っている場所が違う様だ。
特に、ボウリング場にあるハウスボールは、指の穴が広いため、ボールを固定する腕の筋肉が酷使されるんだ。ボウリング上級者が持っているマイボールは、持ち主の指の大きさに合わせて、シリコンのチューブが入っていて、指先に力を入れるだけでボールをホールドできるようになっている。だから沢山投げても握力が亡くなるようなことは無い。
で、俺たちは各部屋に散って明日に備えるのだった。
「なぁ、ジャコ、今度ボウリングの投げ方教えてくれよ。」
「おお、良いけど、そう何回もボウリングなんてしないだろ?」
「いや、あの感じやと定番っぽくないか?」
「・・・確かに、先輩方は不思議がってなかったしな・・。今度聞いてみよう。」
翌朝、朝食は白米とみそ汁、納豆と生卵だけだ。
白米とみそ汁はマネージャーが作ってくれている。
「いただきます!」
納豆と卵を混ぜて食べる人や卵かけご飯にする人、マネージャーにお願いして目玉焼きにしてもらう人・・・。色々な人がいるけど、基本的に朝食の内容は毎日一緒なようだ。
「よし、食べた人から休憩を入れて9時からトレーニングな!」
「「「はい!」」」
山田代表の言葉に全員が反応する。
お、そう言えば・・・。
「工藤さん、工藤さん!昨日のボウリングですが・・・何なんですか?」
「何って?ボ研の活動だろ?」
「・・・ボ研・・・ボディービル研究会ですよね?」
「それは違う。ボディービルを主体とした研究会だ。」
「何すかそれ?」
「・・・何だろうな?」
「って、何なんですか?」
「今までいろんな事をしてきたからな・・・。筋トレは、その基礎作りが目的・・・って感じかもな。」
「夏の終わりの大会って?」
「それは、ボディービルの大会だよ。・・基本的に・・・。」
基本的に・・・って。他に何かが有るんだろうな・・・。
午前中のトレーニングは、主に腹筋と背筋のトレーニングだった。
昼食の後、長い休憩を入れてからまたも筋トレ。夕方のトレーニングは足を中心としたトレーニングと、かなりまんべんなく筋肉をつける様なメニューが続いた。
トレーニングが続いたその週末は、早朝から電車に乗って出かける事になった。
「明日は5時集合。5時半の電車で移動するから、寝る前に準備をしておくように。」
「「「はい!」」」
「あの!どこに行くんですか?」
俺は山田代表に問いかけた。
「明日は、朝一で最強線に乗って、兎田市まで行く。」
「兎田市って何するんです?」
隣にいた工藤さんに聞いてみる。
「兎田市って言ったら、兎田ボートレース場だろ?」
「ボートレース?・・・競艇っすか?!」




