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T・F・U物語  作者: 狼眼
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これもトレーニング?

昼寝が終わり、パチンコで憔悴しきった先輩方と晩飯に向かった。

今日ももちろん中華料理店だが、出てくる料理は中華ばかりではない。


今日は、焼肉定食・・・。うん。なんか無難なメニューばっかり出てくるな。


焼肉定食にまでマヨネーズをかける変態たちを横目に、おいしくご飯を頂く。

食後には、山田代表からのメニューの発表があった。


「よし、皆食い終わったか?飯が終わったら、みんなで車に乗って移動する。質問があれば・・・質問は受け付けていないからよろしく!」


訳の分からないメニュー発表を聞いて、混乱する我々一年組・・・。それぞれがトレーニングメニューの想像を始めた。


「これはあれだな・・・山奥に置き去りにされて、自力で帰って来いってやつだろ?」

「いや、夜の海で海水浴かもしれんぞ?」

「え、俺、水着もってねっし。」


色々な想像を膨らませながら車に乗り込む。

3台の車に分かれて移動を開始した。2台の車が山田代表の車についていく感じになる。


予想に反して車は町中に入っていく。


「サウナかな?」

「パチンコのリベンジかもな。」


そして、先頭の車が入っていった先は・・・・ボウリング場?・・・なぜ?


車を駐車場に止めて、ボウリング場の入口で集合する。


「じゃ、今からチーム対抗で大会をするから。」

「チームって・・・大会って・・・?」

「メンバーはこっちで決めてあるから、中に入ってシューズを選んどけ~。」


山田代表は、俺たちにそれだけ告げるとさっさと中に入っていった。


「ボウリング・・出来る?」

「100・・は超える、と思う。」

「俺も120くらいかな。」


渡と清松が話をしている。っていうか、なぜボウリング?説明は最後まで無し?


色々思いながらも、俺たちはシューズを選ぶ。

先輩曰く、少しだけきつめの方が良いらしい。


店内を見渡すと、ボウリングのレーンがずらっと並んでおり、俺たちの名前が各レーンに表示されていた。


「よし、集合!今日はレーンが沢山空いていたから、サクサク行けそうだな。今日のルールはアメリカン方式で、ハンディは無し。3Gの合計点を競う事にする!」


多分、ボ研ではいつもの事なのだろう。2年以上の人はすでにやる気満々だ。

・・・さて、とりあえず、俺のレーンは・・と。5番レーンに名前が書いてある。ここだな。

ボウリングのボール選びは、体重によって決まるそうだが、俺たちの体格で行けば、大体が14ポンドか15ポンドだ。俺は14ポンドを選択した。


ボウリングのアメリカンルールとは、2つのレーン(ボックスという)を使って投げるプレイスタイルになっている。例えば、俺が今5レーンで投げたとする。ストライクを取るか、2球投げたら次の投球は右側のレーンで投げるのだ。左右のレーンを使う事で、オイルコンディションの誤差や得手不得手を無くす意味がある。らしい。


俺は最初の1投目の準備をする。

右手で投げる人は、投げる瞬間の足は左足が前に来るように投げる。歩く歩数は関係ないが、俺は左、右、左、右、左!と5歩進んで投げるのがしっくりくる。


ボールは投げるというより、置きに行く感じの方が初心者は点を取りやすい。特にハウスボール(店が用意しているボール)は、基本的に曲がらないので、一番手前のピンの若干右側を狙うようにしておきに行くのだ。


歩きはじめと同時に、ボールを前に突き出し、重力に任せて降ろす。そのまま振り子のように後ろへ行き、ボールの位置が再度一番下に来る頃に左足が踏ん張れていればばっちりだ!


俺の癖だと、レーンの中心を歩いて、レーンに刻まれているマーカーの右から2番目と3番目の間を通す様にすると、いい場所へ転がっていく・・・・はずなんだが・・・。


「あ~!!!」


1投目は、左足のグリップが利きすぎて変な方向に玉が転がって行ってしまった。

ボウリングは、足を滑らせながら投げるので、滑らないと危険なのだ。

靴の裏はよく滑るように左足の前方が皮張りになっている。布の場合もあるけどね。


で、見事、出鼻をくじかれた俺は、2投目で6本倒し、6点をゲットした。

ストライクで全部倒すか、2投目を投げたら1フレームが終了する。

※ゲームの1フレームとは全くの別物なので気にしない様に。


もし、ストライクが出たら、その後の2投分の点数が加算されて、すごいことになる。

スペア(2投目で全部たおした)の場合は、その後の1投分の点数が加算されるようになる。

この辺りが、ボウリングの点数計算のややこしいところだ。

点数計算は文字で書いても分かりにくいので、割愛させてもらおう。


で、とうとう9フレーム目の投球が終わった。

現在の俺の点数は、133点!途中で3連続ストライク(ターキー)が出たことが大きかった。

次は10フレーム目だが、ここだけは3投分投げる事が出来る・可能性がある。


1投目、2投目で全部倒したスペア状態であれば、3投目も可能になる。

もちろん、1投目がストライクだと、3投目までの投球が確定する。

3投目まで全部ストライク状態だと全部で30点。それまでのフレームと違って、特別なボーナスはもらえないが、沢山投げれるというメリットだけがある。


10フレーム目!


俺は力まない様にボールを構える!

そっと置くようにボールを転がす・・・・カンコロカーン!

左側の3本を残して7本倒れた。

2投目!

若干左寄りに投げて・・・・カコーン!

見事スペア!!もう一投投げれるドン!


3投目!

ここで取らなきゃ男が廃る!!

・・・・カーン!


ついつい力んでしまって右側の1本だけを弾き飛ばした・・・。

俺の合計点は、1ゲーム目、144点!まぁまぁだな・・・。


なぜボウリング!を忘れて、俺たちは3ゲームを投げ切った・・。

結果は?

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