熱中症寸前
今日は、朝からボ研の活動を行っている。
ま、夏合宿だし。活動位するわな。
山田代表は朝からテンションが高く、黒のタンクトップとハーフパンツで筋トレを始めている。
それぞれのメンバーが、自分の弱いところを強くするための鍛錬を、副代表が作ってくれたメニューを基に始めるのであった。
「なぁ、ジャコ、スクワットはあとどれくらい?」
「10回3セット。その次は鉄棒だ。」
「大腿筋と上腕筋か、でもお前、腹筋は、朝からボ研の活動を行っている。
ま、夏合宿だし。活動位するわな。
山田代表は朝からテンションが高く、黒のタンクトップとハーフパンツで筋トレを始めている。
それぞれのメンバーが、自分の弱いところを強くするための鍛錬を、副代表が作ってくれたメニューを基に始めるのであった。
「なぁ、ジャコ、スクワットはあとどれくらい?」
「10回3セット。その次は鉄棒だ。」
「大腿筋と上腕筋か、でもお前、腹直筋の方が先じゃね?」
「やってんだけど、割れねえんだ。なぜか。」
一応腹筋もトレーニングメニューに入ってはいるが、腹筋だけは筋肉痛になるだけで、割れてこない・・・。脂肪が多いのだろうか。
「根性がたりねぇんだって。」
坂下の言葉にイラっとしながらも、その通りなので言い返せない。
「さて、次は懸垂か・・・。」
あれ?鉄棒の前に3人もいる。鉄棒渋滞か?
「あ、ジャコも来た。」
高岡と玄田、双又先輩が話をしていた様だ。
「お、ジャコ、お前も入れよ。」
「何してんすか?」
「鉄棒じゃんけん!」
「?じゃんけん?」
「そ、じゃんけんで負けた奴が懸垂15回。きっちり顎まで。」
懸垂自体は苦手ではない。
高校の頃は、体育館の天井からつるされているロープの早登り競争を良くしたものだ。もちろん腕だけを使って上るから、腕はパンパンになったけど。
「行くぞ、じゃんけん・・・ほい!」
ほい!なんだ、と思いながらもチョキを出す。
「あぁ~。仕方ねぇ。仕方ねぇ。」
言い出しっぺの双又先輩が鉄棒で懸垂を始める。
雑っぽいと思っていたが、懸垂の姿勢は完璧だ。足を延ばし力を入れず、腕と背中の筋肉だけで体を持ち上げる・・。
あっという間に15回が終わり、すぐさまじゃんけんが始まる。
結局、俺の懸垂メニューより6セットも多く懸垂をしてしまった。
もう、腕が上がらない・・・。
この密閉された空間で、テンションを挙げて頑張りすぎた。
頭がボーっとしてきたので、慌てて水を飲む。
水が喉元で消える様な不思議な間隔だった。体はかなり水分を必要としていた様だ。
体の欲求を満たした後、次のトレーニングメニューを見て顔が引きつる。
「・・・カール・・。」
カールは、上腕二頭筋を鍛えるメニューで、バーベルを腕の力だけで上に持ち上げるトレーニングだ。
懸垂で酷使した腕をさらに酷使するのか・・・。
ははは・・・。なんだか疲れすぎて、楽しくなってきた。
もう腕がピクピクしている。
カールをしたおかげで、足の筋肉を休める事が出来た。・・・座ってやっていたからね。
で、ここに来てこのメニューか。副代表の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。
「・・・ハイクリーン・・・」
ハイクリーンは、簡単に言えば、重量挙げの様な動きをするトレーニングだ。
バーベルを持って膝の下まで下ろす。
この時に腰をしっかり入れておかないと簡単に腰が壊れるぞ?
膝の下まで下ろしたバーベルを腕以外の力を使って、一気に肩の高さまで持ち上げる。
姿勢がきれいになっていないと、バーベルで膝を強打する事になる。
肩まで上げたバーベルを下ろして1回だ。
バーベルが重い場合は、床に落とすようにしてもいい。
そうしないと、重さが一気に腰にかかり、腰壊してしまうからだ。
床面はコンクリートに分厚いゴムのマットが敷いてあるため、バーベルをガンガン落下させていく。
「休憩~。」
その声が掛かったのが13時過ぎだった。
昼飯をかきこんだ後は、夕方まで昼寝タイムらしい。
お出かけする奴は自由にしても良いが、代表からは「体を休めとけよ~」って言われている。
シャワーを浴びて、寝室へ。エアコンが効いていて最高のシチュエーションだ。
俺は速攻眠りについたが、半数程度はパチンコ店に消えていった。
もちろん、お金も消えていった・・・。らしい。




