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T・F・U物語  作者: 狼眼


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26/53

夏の思い出・・

俺がこの学校に入ってから3カ月が経った。


つまり・・・。


夏だ!!!


夏と言えば!海!!



・・とはならないんだな~。


夏と言えばボ研の大会に向けた合宿が有るんだ。

って、合宿ってなにするんだ?


毎年、色々な場所で合宿を行うらしいが、今年は山田代表お勧めの合宿所らしい。


「はい皆注目~。今年の合宿所は、ここで~す!」

「セントラル・ドレイン・スエットセンター!」


眉唾副代表もノリノリである。


セントラル・ドレイン・スエットセンター?ただのでっかい豆腐じゃないか?

入り口しかない、真っ白な建物が目の前にあった。


「さ、みんな入って?」


合宿と聞いていたので、着替えや携帯ゲーム機なんかを持ってきている。そこそこの荷物量になったが、みんなが同じような荷物だった。


部屋に荷物を置く。1部屋につき4人が入れる部屋だった。


「渡、お前どこがいい?」

「俺は奥のベッドだな。玄田は?」

「じゃ、その反対側。ジャコは?」

「俺は、入り口側が良いな。清松もそこでいい?」

「ああ、いいよ?」


速攻で決まったベッドの配置だが、その場で休むことは無く、トレーニングルームへの集合が既にかかっている。




暑い!!


トレーニングルームは密閉状態であり、断熱材によって熱がこもっている。

この部屋にはダンベル類も備えられており、壁面は鏡張りになっている。


「はい、集合!ここがトレーニングルームだ。明日から1週間、ここでトレーニングをしていきます。」

「明日から?今日はやらないんですか?」

「ん~。今日はね・・・のんびりしよ!」


・・・・は?じゃあ、集合は今日じゃなくてもいいじゃん!!


「先ずは、晩飯に行くぞ~。」

「・・・おー。」


俺たちは近場にある中華料理店へ入ることになった。

この店は、俺たちの研究会の合宿中に協力してくれる様で、中華料理店でありながら様々な料理を手依拠してくれるようだ。


今日の晩飯は・・・ラーメンライス!!

何て炭水化物にまみれた食事だろうか。ボ研で食っていいのか?炭水化物!!


「いただきまーす!」

「「「いただきます!」」」


うん、まぁ、美味い。普通に・・・。


「マヨネーズ取って~?」


マヨネーズ?いったい何に使うんだ?ラーメンとライスしかないが・・・。


「お、サンキュー!」


って、ラーメンかよ!!!


渡がラーメンに大量のマヨネーズを注ぎ込んでいる。

あいつがマヨラーだったなんて・・・。


白く染まったラーメンを上手そうにすする渡。


「おいおい渡!ラーメンにマヨネーズかよ!普通はライスだろ?」


清松は、ご飯にマヨネーズをぶっかけている。

・・・どちらも真似をしたくないな・・・。


10分から15分で全員が完食した。

そこで山田代表が立ち上がってみんなに問いかける。


「このあと合宿所へ戻るやつは?」


周りを見渡すと、2年以上の人はパラパラと手を挙げている人がいる。

1年は合宿所に帰る以外に何があるのかを知りたいようだ。俺もだが。


「じゃ、パチンコ行くやつ!」


・・・あぁ、パチンコ行くのね・・・。


一瞬俺は迷ったが、パチンコへ行くことにした・・・。


ここでみんなに覚えておいてほしいことが有る。


【パチンコは複数で行ってはいけない!】


何故なら、例え勝っていたとしても、他のメンバーが負けていたらプレイし続ける。

そうすると、勝っている人は暇になるので、またパチンコを打ちだす・・・。

結果、ほぼ全員が負けるという結末が訪れるのだ。



合宿初日・・・俺は2万円を失った・・・。

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