夏の思い出・・
俺がこの学校に入ってから3カ月が経った。
つまり・・・。
夏だ!!!
夏と言えば!海!!
・・とはならないんだな~。
夏と言えばボ研の大会に向けた合宿が有るんだ。
って、合宿ってなにするんだ?
毎年、色々な場所で合宿を行うらしいが、今年は山田代表お勧めの合宿所らしい。
「はい皆注目~。今年の合宿所は、ここで~す!」
「セントラル・ドレイン・スエットセンター!」
眉唾副代表もノリノリである。
セントラル・ドレイン・スエットセンター?ただのでっかい豆腐じゃないか?
入り口しかない、真っ白な建物が目の前にあった。
「さ、みんな入って?」
合宿と聞いていたので、着替えや携帯ゲーム機なんかを持ってきている。そこそこの荷物量になったが、みんなが同じような荷物だった。
部屋に荷物を置く。1部屋につき4人が入れる部屋だった。
「渡、お前どこがいい?」
「俺は奥のベッドだな。玄田は?」
「じゃ、その反対側。ジャコは?」
「俺は、入り口側が良いな。清松もそこでいい?」
「ああ、いいよ?」
速攻で決まったベッドの配置だが、その場で休むことは無く、トレーニングルームへの集合が既にかかっている。
暑い!!
トレーニングルームは密閉状態であり、断熱材によって熱がこもっている。
この部屋にはダンベル類も備えられており、壁面は鏡張りになっている。
「はい、集合!ここがトレーニングルームだ。明日から1週間、ここでトレーニングをしていきます。」
「明日から?今日はやらないんですか?」
「ん~。今日はね・・・のんびりしよ!」
・・・・は?じゃあ、集合は今日じゃなくてもいいじゃん!!
「先ずは、晩飯に行くぞ~。」
「・・・おー。」
俺たちは近場にある中華料理店へ入ることになった。
この店は、俺たちの研究会の合宿中に協力してくれる様で、中華料理店でありながら様々な料理を手依拠してくれるようだ。
今日の晩飯は・・・ラーメンライス!!
何て炭水化物にまみれた食事だろうか。ボ研で食っていいのか?炭水化物!!
「いただきまーす!」
「「「いただきます!」」」
うん、まぁ、美味い。普通に・・・。
「マヨネーズ取って~?」
マヨネーズ?いったい何に使うんだ?ラーメンとライスしかないが・・・。
「お、サンキュー!」
って、ラーメンかよ!!!
渡がラーメンに大量のマヨネーズを注ぎ込んでいる。
あいつがマヨラーだったなんて・・・。
白く染まったラーメンを上手そうにすする渡。
「おいおい渡!ラーメンにマヨネーズかよ!普通はライスだろ?」
清松は、ご飯にマヨネーズをぶっかけている。
・・・どちらも真似をしたくないな・・・。
10分から15分で全員が完食した。
そこで山田代表が立ち上がってみんなに問いかける。
「このあと合宿所へ戻るやつは?」
周りを見渡すと、2年以上の人はパラパラと手を挙げている人がいる。
1年は合宿所に帰る以外に何があるのかを知りたいようだ。俺もだが。
「じゃ、パチンコ行くやつ!」
・・・あぁ、パチンコ行くのね・・・。
一瞬俺は迷ったが、パチンコへ行くことにした・・・。
ここでみんなに覚えておいてほしいことが有る。
【パチンコは複数で行ってはいけない!】
何故なら、例え勝っていたとしても、他のメンバーが負けていたらプレイし続ける。
そうすると、勝っている人は暇になるので、またパチンコを打ちだす・・・。
結果、ほぼ全員が負けるという結末が訪れるのだ。
合宿初日・・・俺は2万円を失った・・・。




