表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
T・F・U物語  作者: 狼眼
2/53

酒飲むの?

俺は、まだ自己紹介をしていない事に気付いて、改めて話を振った。


「あ、ごめん。俺は麝香じゃこう ひろしって言います。」

「ああ、わは・・・俺は、清松きよまつ 颯真そうまって言うんす。」

「清松か~。カッコいい名前だなぁ。」

「ん、そっちは麝香?珍しななだな~。」

「だろ?子供の頃は、じゃこ、とかザコって言われえてからかわれたもんよ。」

「そか?カッコええともうよ?」


話をしていると、俺と清松は、学部が違うらしい。学校で会う事は少ないだろう。

俺はこのアパートを、高校の先生から教えてもらって、住むことを決めたんだが、清松はこのアパートを先輩から推薦されたという事だった。


「せば、明日の晩、ここで新入生歓迎の飲み会あるごったな~。」

「飲み会?おれ、今月18になったばっかりだよ?」

「あぁ、早生まれ~。」

「マジか~。酒か~。」


俺は3月生まれなので、高校を卒業したときに18歳になったばかりだ。

まぁ、酒を飲んだことが無いかと言えば、飲んだことは何度もある。

しかし、ビールは好きにはなれないんだ。


「おし!親も帰ったことだし、買い出しに行ってくるかな!」

「お!なに買いさいぐの?」

「ふっふっふっ・・・。酒!!そこにコンビに有ったっしょ!」


俺は、人生で初めて酒を買いに出かけた。


「いらっしゃっせ~。」


20代前半と思われる男性がカウンターで接客をしていた。


「えっと、ビールは嫌だから・・・。カクテルで!」


コンビニの大きな冷蔵庫を開けてカクテルを物色する。


「うぁ、298円!高っ!!」


と、言いながらも、複数のカクテルを買い込んだ。ついでにちーかまも。


「ありやっした~。」


2,368円・・・かなり痛い。

酒税+消費税・・・税金の2重取り・・。何て馬鹿な飲み物なんだろうか・・・。


コンビニを出ると、いつの間にか雨が降っていた・・。


「やべ、走っていくか・・・。」


かなり大粒の雨だが、土砂降りと言うほどでもない。

そこの角を曲がれば・・っと。車が来た・・・。


バシャ!


・・・おい!顔まで水がかかったよ!

白い薄手のセーターを着ていたのだが、水と砂利とで・・・あぁ、最悪!


「帰ったよ~。」

「お帰りぃ。あ~ら、びしゃびしゃだな~。」

「まぁいいや。飲もうぜ!」


コンビニの袋を畳の上に置き、カクテルを選ぶ。


「俺は、ジントニックかな?」

「んなら、スクリュードライバーもらうか。」


男二人で、ちーかまを食べながらカクテルを飲む・・・

地元の話をしながら、お互いの事を語り合っていった。


まぁ、コンビニで売っているカクテル3本程度で酔う訳もなく、だらだらとお茶を飲みながら夜が更けていった・・・。

ねぶた祭・・・ねぶた?ねぷた?立ちねぶた?青森ってすごいな・・・。



翌朝早く、清松は自分の部屋に引っ越しを済ませるために戻っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ