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T・F・U物語  作者: 狼眼
15/53

English1 

今日も大学内を歩き回っている。なにしろ1限目が10号館で2限目が3号館。無駄に広いんだ、この大学。


3号館の指定された教室に入ると、学生がまばらに座っている。

余り人気がないのだろうか?この授業・・・。


「お、ジャコ!お前も取ってんの?」


朝からなぜかテンションが高い山岸がいた。


「あら?昨日は遅くまでお疲れさん。」

「あぁ、めっちゃ盛り上がってたわ・・・。工藤さんのハメ技がえげつねぇの。」

「めっちゃ叫んでたもんなぁ。」


昨晩のミニゲーム大会の話で盛り上がっていると、女性の教授が入ってきた。


「Good morning everyone.」

「・・・。」


おい!誰も挨拶を返さないのかよ!ま、俺もだが。


「では皆さん、出席票を表示します、QRコードを読み取ってください・・・。」


英語は挨拶だけ?教授もあきらめたのか?

モニターに表示されたQRコードを読み取ると、出席確認画面に飛ぶ。

出席・・・。と。


全員が出席登録を行ったのを確認すると、授業が始まった。


「な、山岸、これ、なんなん?」

「・・・まさかの・・・やん。」

「高校1年生レベルの内容・・・。それ以下かも。」

「流石F大やな。」

「エフ?」

「Fランク大学な。」

「ABCDEFのF?」

「フリーランク、だれでも入れるって事。」

「・・・・あぁ、確かに・・。」


やたらと入試が簡単だと思ったが、確かにフリーランクだわ。


何とも手ごたえの無い授業を終えて学食へ向かう。


「なんか、だるいな。」


今日の昼飯は天ぷらうどん。山岸は焼き魚定食だ。


「ま、あれで単位貰えるんなら良いんじゃない?」

「そやな。」

「ジャコ、次の授業は?」

「教育原理?だっけ?」

「・・・教職?」

「あぁ、一応、行先は広げておこうと思って。」

「そっか。俺、休みだから帰るわ。」

「おぅ。ゲーセン行くの?」

「帰って寝る。」


山岸との昼食を終えた俺は、2号館に向かう。

2号館の内部は大きな講堂と小部屋に分かれているが、今回の講義は行動で行われる。

この講義は、教職を目指す全員が同時に受講するため、200人を超える学生がいる。

教授はマイクを使い、授業を進めていくが、高校の授業との違いを一番体感した授業だった。


「あら?岸本もいたの?」

「おう。とりあえずな。」


右前方に体操部の岸本が居たので声を掛けるが、岸本は眠そうだ。


「体調不良?」

「いや、朝練おわって、さっきまで芝生んとこで寝てた。」


授業の内容は何となく理解できる。

学生が前向きに学業に参加するための考え方や、考え方の違いによる伝え方など、中高生の教育に関する話が続く。

小学生の教師については特別な授業を受ける必要が有るので、この講義には入ってきていない。

もし、俺が教師になるとしたら高校教師だろうか。


退屈な授業ではあったが、一応ためになる授業ではあった。


次の時間は空きで、その後はボ研なので、時間を潰す必要がある。

学内探索か、ゲーセンに行くか、一旦帰るか・・・。


余り動きたくないので、ゲーセンにしけ込むことにした。

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