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T・F・U物語  作者: 狼眼


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12/53

学食初体験

今日は1限から授業が入っている。

高校の流れで、各曜日ともに全部の時間、授業を入れてしまった。


「っていうか、なんでこの大学、校舎がこんなに離れてんの?チャリ無いと厳しいわ。」


村上と一緒の授業になったため、次の校舎に一緒に向かっている。


「だな。俺たちは野球サークルだから、毎日この辺りをジョギングしているから、そこまで遠くにも思えないけどな。」

「そっか、村上は野球サークルか。もう活動始まってんの?」


どうやら、野球サークルは、部への昇格を狙っているらしく、入学式前から活動を行っていた様だ。

力が入っている所は違うね。


「ジャコんとこはどうなの?ボ研だっけ?」

「あぁ、なんか知らんうちに入れられていたけど、活動は今日かららしい。授業が終わった後、部屋に帰るのめんどくさいから、バッグん中にジャージ入れてんよ。」

「荷物がでかいと思ったら、ジャージか。大変だな。」


学内で行きかう人たちは、それぞれ独特な格好をしている。

柔道の道着を着たまま練り歩くやつ。ラクロスのラケットを背中に装着して走っているやつ。そんな人の間を自転車で駆け抜けている奴・・・。


だが、俺はまだ、ジャージで出歩くほど、この空気に打ち解けれてはいないんだ。


一限目と二限目は一般教養で、必修科目では無いが、卒業単位になるというお得なコマだ。

数学と外国語・・・。高校の延長なので、特に違和感なくスムーズに時が流れた。


「ジャコ、飯はどうする?」

「ん~、初めての学食!行ってみたい!!」

「あぁ、ジャコは初めてか。なら、使い方教えてやんよ。」

「よろしく!」


大学の学食は、とても簡単なシステムになっていた。

まず、入り口でQRコードを読み込み、アプリを入れる。(入っている人はアプリのQR読み取りモードにする。)

一番手前のお盆をもって、欲しいおかずのブースに向かう。

おかずは、ホテルの朝食の様に、作られたものが置いてあるビュッフェ形式で、好きなおかずを選んでお盆に乗せていく。(この時におかずのQRコードを読み込むんだ。)


最後に、出口でアプリの金額とおかずを確認されて、そのまま電子マネーでお支払いって感じ。

俺は初回だから、最後の確認の時、一緒に入金処理もしてもらった。

1万円チャージだぜ!!


で、美味しそうなおかずもあったが、今日はハズレが少ないネギトロ丼にすることにした。


「おまえ、魚介類好きなの?」

「今日は様子見だからね。外れない様に丼にしたわけよ。」

「・・・その、ネギトロっていう板。外れじゃね?」


ネギトロ丼は、解凍が不完全で、ご飯の上に乗ったピンク色のせんべいの様になっていた。


「・・・味は、・・・変わらんだろう。」


俺は、ネギトロ板にワサビを乗せ、しょうゆをひとかけした。


「・・・解けないな。」

「・・・ご飯の熱で溶かす!!」


村上は、クラムチャウダーとバケットという、ちょっとおしゃれ風なチョイスをしていた。


「美味いか?」

「クラムチャウダー、当たりだ。うんめぇ。そっちは?」

「おれ、こんなにごはんと混ぜたネギトロ丼食うの、初めてだわ。」

「なんか、混ぜご飯みたいだな。」

「一口やろうか?」

「俺の口を汚すな!」


雑談で盛り上がりながらも、初めての学食体験を楽しんだ。


ま、味は一応、ネギトロ丼だったと伝えておこうか。

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