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T・F・U物語  作者: 狼眼
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バイトが無い?

様々なサイトで検索するも、学生が、学校が終わった後に、短時間で働けるバイト・・・・。よく考えればそんな都合のいいバイトが、いつまでも余っているわけではない・・・。しくじった!!!


「なぁ、山岸。お前、バイト決まったの?」

「俺?俺はバイトしないよ?」

「マジか。村上は?」

「俺はGSで働く。予定。」

「そりゃまた大変だな、空は有りそう?」

「俺もあまり入れないくらいだな。」

「そか。」


ヤバい。生活費を稼がないと・・。


駅前のスーパーは早番が出来ないとダメ。

コンビニは拘束時間が長すぎて無理。

飲食店で賄い付きが良かったんだが・・・無い。


学生の本分は勉強。と言われている。それが正しいかどうかは分からないが、必修科目を落とすだけで留年と考えると、どうしてもバイトは二の次になってしまう。


「あ~。金無いよな~」


山岸が俺の肩に肘を置いてきた。今までおれの身長からして方に肘を置いてきた奴は居なかった。


「お前デカいな。身長どれくらい?」

「んあ?203㎝くらいかな?」


俺より15㎝以上高い訳か・・・。デカすぎだろ。


「まぁ、焦んなよ。1か月もすれば、自分に合わないと思ったやつが止めてくから。そのうち空が出来るさ。」

「そうか。1か月か・・・。」


悩んでも仕方がない。とりあえず節約をしてやり過ごすか。


「それはそうと麝香、学校前にゲーセンあるの知ってた?」

「あぁ、2日前に行った。」

「ゲームするんだ。」

「少しな。先輩にボコられたけど、まぁ好きかな?」

「今日行こうぜ!」

「・・・節約・・・。まぁいいか。」




ガイダンスが終わった後、晩飯がてらにゲーセンに向かった。

今日の晩飯はゲーセンの裏手にある定食屋だ。そこのカレーが名物らしい。ノーマルサイズで直径35㎝の大皿で出てくる。大盛になるとライスとカレーがそれぞれ大皿で出て来るらしい。


カレーは美味かった。しかし、山岸との格闘ゲームでは辛酸をなめさせられた・・・。

なんで俺の周りにはゲームが強い奴が多いんだ・・・。


「無茶な戦い方すんなよ。」

「はぁ?これは難しい技なんだぞ?1フレームでコマンド入力すんだぜ?」

「1フレーム?ってなによ?」


俺と山岸が話をしていると、横から割って入ってくる人が・・・。


「1フレームってのは60分の1の時間の事だよ。」

「・・・だれ?」

「社長!今日も来たの?皆勤賞っすね!」


どうやら山岸の知り合いらしい。しかも社長って・・・この人社長さん?


「あの、この方、ここの社長さんなん?」

「あぁ、違う違う。あだ名だよ。毎日ゲーセンに来てるから、社長かよってね。」


そうか・・・社長さんにしては若めだと思った。まだ30代くらいだろうか?


「なんだ。社長さんだったら、ここでバイトさせてもらおうかと思ったんすけどね。」

「あら。バイト探してんの?・・・紹介してみようか?」

「え、良いんですか?って言うか出来るんですか?」

「ちょっと聞いてみるよ。まってて。」


社長がゲーセンの事務所の方に歩いて行った。

マジか。ゲーセンなら時間的に・・・どうなんだろう。


「社長な、俺らの大学の先輩なんだ。今、6年生だったかな?」

「6年?」

「ゲーセン通いまくって必修科目を落としまくったらしいよ。」

「マジか。」


6年って事は、24歳くらい?・・・見えね~。


「あ、社長。どうでした?」

「20時から25時で空いているらしいよ?時給は1225円だってさ。」

「1225円?高いっすね!!やります!やらせてください!!」

「・・・・最低賃金だけどな・・・。」


こうして俺のバイト先が決定した。

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