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異世界に転生してものの5分で最強種とエンカウントした俺のその後の話  作者: すずき 虎々


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37.閑話:ニャカの迷走3

数ある作品の中から、私の作品を見つけてくださり、ありがとうございます。

稚拙な文章ではありますが、読んでいただける方に楽しんでもらえるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。

 私はニャカ、私はとうとうムーシルトのお城の裏の屋敷にたどり着いた。


 いや、わかります、わ・が・り・ま・す!


 いい加減しつこいとは思ったんですよ、私だって。

 でも、みんなが行け!行け!っていうから、私だって仕方なくこうやって出てきたんですよ……。


 ということで、始めます。


 いや、前回までの私の話は、正直私じゃなくても良いと思うんですよ。

 でも、今回お話しする内容は、私以外の誰にも語れない、そんな内容になっているんです。


 正直キラ様が凄いとか、その妹様のお二人も凄いとか、皆さんご存じなのは百も承知なわけですよ。

 今更私がそんなことを得意げに話したところで、お前から聞かんでも知っとるわ!という声が聞こえてくるわけですよ、私にだって。


 でも、これを話したら、皆さんの私に対する評価は爆上がり確定!つまり、皆が聞きたいけど、面と向かっては聞けない“メイド四人衆”のお話をさせていただきたいと思います。


 先ずは筆頭メイドのメイベルさん、あの人の秘密を暴露したいと思います。


 メイベルさんは、ご存じのとおり、元はハイゼンスリーブ辺境伯様のところでお勤めをしていたのですが、縁あってこちらのキラ様邸に来ることになり、そのまま筆頭メイドを務めることになったのですが、その人物評としては、とにかく真面目!

 そこら辺の子供に真面目を絵に描いてごらんと言ったら、メイベルさんの絵を描くんじゃないかというくらいに真面目!

 例えば、スケジュールの管理が執事か!?ってくらい細かくて『今日はアレとコレをやったから、明日はソレとコレをやろうか、あ、アレをやるの忘れてたけど、まぁ、時間のある時にやろうかしら。』これでも十分に真面目レベル高いと思うんですが、メイベルさんはこんなもんじゃないんですよ。

『一日に業務に充てる時間が何時間あって、コレとコレとコレには何時間かかるけど、その隙間にコレとコレが出来て、何時にキラ様からの用務があるから、コレとコレを先にやっておいて、コレはキラ様の用務終了後にやる、そうすると、コレとコレの間にコレをやっておけば効率が良いわね。 -数時間後- 今日やる予定の業務はすべて完了したわね、それじゃあ時間も余ったことだし、明日やる業務のコレとコレは今からでも可能だから、今日の内にやってしまいましょう。明日時間が余ったら明後日の業務をやればいいわ。』と、常にこんな感じなんですよ……。

 普通、今日やる予定の仕事が片付いたら、少しゆっくりしましょうとか、そんな感じで空気が緩んでいくはずなのに、業務をこなせばこなすほど、緊張感が高まるっていう、恐ろしい性質の持ち主なんですよ、メイベルさん……。


 でも、そんなメイベルさんですが、意外にも、可愛いものに目がないようなんです!(しかもそれを皆には隠しているつもりらしいんです……。)

 私達に与えられた屋敷(寮)は、ハーコッテとミヤビの時は既に完成した屋敷(寮)だったのですが、ムーシルトのお城裏の屋敷の時は、あらかじめ皆に希望を聞いてくれたんですよ。

「部屋の間取りとか、内装とか、そういうのを好みに合わせた方が、良いでしょ?」(キラ様のマネ)って言ってくれて、それぞれがこんな感じが良いとか、色々言ってました。(私は現状維持でお願いします!と言ったら、ミヤビの時の部屋とほぼ同じ仕様になりました。)


 他の皆も、大体が私と同じような感じで、何でも良いとか、キラ様にお任せしますとか、そんな感じだったと思うんですが、メイベルさんだけは違いました。

 後からキラ様に伺った話を元に再現します。

「大変おこがましい申し出ではございますが、希望を叶えて下さるのであれば、リビングは上半分をベースが薄いピンクでミントグリーンの草花の模様があるといいです、模様は大き目で、下はオークの板張りで、あ、縦張りでお願いします。ボーダーにはベージュ地、上下にゴールドのエングレービングを入れていただいて、間はそうですね、上の壁よりも濃い目のサーモンピンクに、マルーンの柄をお願いします。寝室は……。」(メイベルさんのマネ)

 といった調子で、内装の柄はもちろん、家具の雰囲気にいたるまで、事細かく依頼していたらしいのですが、まぁ、ここまでならメイベルさんの性格を考えれば、まぁ、納得できないこともないじゃないですか。


 でもね、私見たんです!(はい、脳内再生お願いします。)


 仕事終わりにメイベルさんと一緒に屋敷(寮)に戻った時に、メイベルさんが「お疲れさまでした。」(メイベルさんのマネ)と言って、自分の部屋に入っていく時に、チラッと見えた部屋の中が、大変なことになっておりました……。


 ミヤビのマジカルランドのマスコットキャラクターである、マジカルジョージョーとマジカルハローのぬいぐるみで埋め尽くされていたんです!(はい、ここも脳内再生で!)


 一瞬、ほんの一瞬です、チラっと見えただけなんですよ?それでもわかるくらいの物量ですよ。

 少なくとも、リビングでメイベルさんがくつろぐスペースはないと断言できますし、あの調子だと、おそらく寝室のベッドだって……。


 余談ですが、メイベルさんの“可愛い物大好き症”は、おそらくぬいぐるみ限定の話だと思うんですよ。

 なんでかというと、最近キラ家に来たペットのモコちゃん、めっちゃ可愛いんですよ、まぁ、キラ様がいる時はキラ様にべったりなんですが、そうじゃないときは私達にもモフモフさせてくれるんですよ。


 でも、メイベルさん、あの可愛いモコちゃんに、触れることが出来ないんですよ……。


 メイベルさんなりに努力はしてるみたいだし、別にアレルギーとかでもないらしいんですが、あ、アレルギーって言ってもわからないか。

 まぁ、病気の一種らしいですが、そのアレルギーがあるわけではないんだけど、モコちゃんが近づいてきただけで、鳥肌が立つらしいんです。


 一度、メイベルさんが廊下の掃除をしていた時に、階段の手すりを、足音も立てずに、上手に降りてきたモコちゃんが、お腹が空いたのか、メイベルさんの背中に向かって「ニャッ!」って鳴いたんですよ。

 そしたらメイベルさん「ぎゃ~~~~~~~~~~~~~~~っ!?」ってなっちゃって、もう可愛い悲鳴とかそんなんじゃなくて、断末魔の叫び状態ですよ。

 そのまま腰を抜かして、その日はそれ以降、働くことが出来ませんでしたとさ。


 あの真面目で知性的なメイベルさんにも、弱点があったんですね!



 続いて、ミラねぇとマリア姉妹についての秘密を暴露していこうと思うんですが、まぁ、マリアはね、あの通りですよ。

 皆さん知りたいのは、ミラねぇの方なんじゃないですか?わかります、大丈夫ですよ、そこのお兄さん、いいネタしっかり用意してますからね……。(ヘヘヘヘヘ)


 ミラねぇは皆さんご存じのとおり、つい3年前までは、生まれてからずっと肺の病で臥せっていたんですが、キラ様の奇跡ですっかり良くなってしまいまして、今では筆頭メイドであるメイベルさんと双璧を成す、キラ邸メイドの2大巨頭なんて呼ばれてまして、まぁ、言ってるのは私なんですが、とにかくメイベルさんに対抗出来るのは、今となってはミラねぇしかおりません!


 メイベルさんが、マストを確実に消化していくタイプだとすると、ミラねぇは、心根がもうメイドなんでしょうね、何をやっていても嬉しそうに、楽しそうにこなしてしまうものだから、周りにいるこっちまで、なんだか楽しくなってきちゃって、いや、わかるんですよ、今まで病気で寝てばかりだったから、誰かの役に立てる自分が誇らしいんだと思います。


 だから、ミラねぇがいると場が和むというか、そうですね、メイベルさんがいると緊張するけど、ミラねぇがいると空気が緩むというか、陰と陽、表と裏、飴と鞭、お母さんと先生、あ、あぁあぁあぁ、はい、はい、はい、はい。

 そういうことですよ、ミラねぇお母さん感があるというか、こんな人がお母さんだったら良いな的な、それだ!

 いや、そういう話じゃないんですよ、今日はミラねぇの秘密を暴露するんです!

 ミラねぇは、病に臥せっていた時は、もうガリガリで、頬骨の形がわかるくらいに痩せちゃってて、綺麗とか、可愛いなんて思ったことは正直なかったですが、今はもうね、本当にキラ様のところで雇ってもらえて良かったなと。

 こんな可愛い顔のミラねぇが、そこらの汚い場末の酒場なんかで働いていた日には、もう大変でしょうよ、ガサツで甲斐性の欠片もないようなゴロツキ共に、いい様にされちゃっていたでしょうよ。

 しかもね、ミラねぇときたら、病気が治ってからはちゃんと食事もとって、仕事以外でも積極的に体を動かしたりしているので、これまたいい身体してるんですよ、出るとこは出て、引き締まるところは引き締まってて、仕事終わりに、キラ様達と一緒に、皆で大浴場に入る事とかもあるんですが、ミラねぇのダイナマイトバディはね、私やマリアみたいなまな板シスターズからしたら、殺意を覚えるレベルですよ……。

 あ、ちなみに、キラ様とかメイベルさんも、ダイナマイトとまではいかないけど、綺麗に整ったナイスバディですよ、特にキラ様の裸はもうね、多分男の人が見ても、エロい気持ちにはならないと思います。

 絵画とか、そんな感じ?芸術的なレベルの整い方だから、観たら、きっと泣くと思います。

 でも、ミラねぇの裸を見たら、きっとみんな目の色変えて群がってくると思います。

 そういう性的な魅力っていうのは、突き詰めない程度に多少の誇張があるくらいが魅力的だってことなんじゃないでしょうかね。

 まぁ、私達のようなまな板シスターズには縁のない話ですけどね…………。


 はぁ……。


 また今日もどうでも良い話をしてしまいましたが、もう出てきません、もう出てきませんので、なにとぞご容赦の程よろしくお願いします。


 なんかね、最近屋敷の中が、少々ピリついていると言いますか、なんか、空気が張り詰めていまして、こんなバカ話でもしてないと、メンタル落ち込んじゃいそうで怖いんですよ。

 先日キラ様が寝込むという事件がありましてね、その辺りからこう、雲行きの悪さを感じると言いますか、でもまぁ、最終的には、キラ様がなんとかしてくれるというのが、この屋敷の不文律なものですので、心配しても仕方がないので、私は毎日のお仕事に感謝しながら、夜のベッドインを楽しみにしつつ、頑張っていこうと思います。


 最後にもう一度言いますけど、あのベッドから起きて立ち上がることの難易度は、世界最大級の困難だと思ってるのは、私だけではありませんからね……。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

感謝の言葉しかありません。

よければ次のお話も読んでいただけるとありがたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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