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その黎明に祈る  作者: 願音
裏話編
68/73

登場人物設定1


 『その黎明に祈る』の登場人物紹介です。完結した後ですが整理してみました。登場順になっていると思います。本文の方では、フランツェルとフィンレストの結婚式が最も時系列において後ろになるので、そこで統一しています。



○ミラ・バーバラン


 6月26日生まれ。剣の名家に生まれながらもその方面に優れていなかったことから孤立。一五歳の誕生日で魔力計測をし、才能が発覚【1話】。家庭教師をドロシーが担当し、9月の試験でセレナイト学園に入学【11話】。半年で卒業し【60話】、<漆桶の魔手>襲撃事件でついた実績を利用して宮廷魔術師の採用試験に応募。見事合格し、史上最年少の宮廷魔術師に。登録名は<星鏡(セイキョウ)の魔術師>。

 実は身長一六〇センチ前後と高く、愛嬌もあるスレンダー美人。滅多に誰も整った容姿についてストレートに指摘しないので自分が可愛いことに気付いていない。

 魔力量四八二(魔力は訓練を積めば増やせる場合もあるため1話と最終話ではやや違う)、炎属性。大体どの属性の魔術でも使える万能型。全種類の特級魔術と最上位魔術の習得をし、特級複合魔術や特級魔術の開発及び制作をするなど研究方面での能力も高い。

 幼少期の経験から自己肯定感が低い傾向があり、割と交友関係も狭く深く、のタイプ。若干調子に乗ることもある。恋愛小説は大好き。恋愛話は大好物。食事量は少女のそれではない。

 最近、事務作業で手一杯になって研究の準備やらたまに割り振られる雑用やらが大変だったので秘書をつけた。学園でできた知り合いで気を使う必要はないため気が楽。



○ロウデン・バーバラン


 ミラの父親。戦争では多くの敵を葬った剣士。その圧倒的な技量と敵兵に迫る様子は国王直々に<剣狼(ケンロウ)>と称された。それからは登録名は<剣狼>としている。一五歳で第二次帝国戦が勃発し、派手な初陣を飾る。三年間の戦争では相棒のアーカルドと暴れまわり、ミラの母親とも戦場で出会った。

 魔力の計測は行っていない(計測を義務付けられたのは第二次帝国戦の後、一五になった子供で、興味も無かったため)。物理戦闘、特に剣を用いた戦いにおいては全盛期を過ぎても王国内で五本指に入るだろうほどの実力者。

 人間関係に滅茶苦茶不器用な人間。結婚できたのは奇跡だと青年時代、アーカルドに大笑いされた。勿論殴った。

 最近は子供が屋敷にいることが減って地味に寂しさを感じている。



○ドロシー・リルグニスト


 ミラの家庭教師。家庭教師なのに師匠と呼ばれていることに最初は違和感を感じていた。周りは大体家庭教師と生徒、ではなく師弟関係だと思っている。家庭教師の依頼を受けたのは恩を受けた人たちの想いを受け継いでいくため。一〇歳で魔力計測をし、高い数値に父親が急変。五年間訓練を積み、セレナイト学園に入学した。実技試験で披露したのは炎系統上級魔術と三級結界、二級幻術で合計九二点。本当は二級―もしくは、簡易化した一級結界は特別な訓練をしなくても行使できた。だが、合格は逃せなかったのでコンディションが悪くても失敗はしない魔術を選択した。入学後、レイチェルのおかげで精神を持ち直す【9話】。学園祭で五年ぶりにレベッカと再会した【35話】。登録名は<泡沫(ホウマツ)の魔術師>。

 容姿は全体的に色素が薄く、どこか神秘的な雰囲気を纏っているはずだが持ち前の特性のせいでそんなものは霧散している。

 魔力量三五〇前後。炎属性。特級魔術をいくつか習得している。無属性魔術にも優れていて、幻術は最高峰の腕前を持つ。

 大切な人には素直になれない。所謂そういう性質を持つ。褒められるのも駄目で大体雑談中は三割ぐらい照れている。ミラやレイチェル、ケイティあたりはその辺が分かっていて言葉を選ぶ節がある。弄ばれていることにはまだ気付いていない。

 最近は素直に気持ちを伝えられることが増えてたまに一人でニヤニヤしている―のを、ケイティによく目撃されている。



○レイチェル・マリステラ


 ドロシーの親友(双方表立っては認めない)。一二歳ぐらいの頃に屋敷を抜け出し、王都の裏路地で不良と遭遇。少しではあるものの、既に一般的な実技の訓練を始めていたため危なげなく返り討ちにすると、何故か慕われた。その後順調に不良色に染まっていき、入学してからしばらく『学園きっての問題児』と教師に恐れられていた。レポートの提出の際にレベッカの特級魔術を見て瞬間更正【48話】。卒業後は魔術組合に就職し、二二歳で訓練所監督に【18話】。

 魔術技能は上級魔術師にもなれるぐらい。特級魔術を一つ習得している。フェイントに引っ掛かりにくいので時間稼ぎに向いている。

 魔術組合で働くようになってからやや適当な敬語口調を使うようになったが、レベッカやドロシーと話していると素が出ることが多い。ドロシーほどではなくても全く素直ではない。たまにキレる。尋問に使えば何もかも敵に伝えることを躊躇わない―そんなレベルでスイーツが好き。

 ちなみに、襲撃事件のときはリチャードの顔を見て誰だったかな、と数秒考えた。それが他人にかなり淡白な、レイチェルクオリティ。



○アーカルド・カリウス


 レイチェルの叔父。一七歳の時に勃発した第二次帝国戦で活躍し、戦後宮廷魔術師に。二一歳で可愛い奥さんをもらうという夢を叶え、現在子供が二人いる。愛妻家の親馬鹿、と自他共に認めていて、その様子は結婚から一九年経った今でも新婚のよう。そのせいでレイチェルに苦手意識を持たれた。登録名は<雷霆(ライテイ)の魔術師>。

 体格がいい。その上剣は振らないのに手の皮膚が固いことを、娘に「お父様、手、痛い」と言われてから少しだけ気にしている。

 豪快な性格で、昔嫌味を言われたときも笑って受け流した。なのに、妻と娘たちからの言葉は心に響く。

 実は一〇年以上前から引退したいと思っている。だが、他の宮廷魔術師のメンツが癖が強すぎて抜けるに抜けられない。新メンバーがまともなことを祈っていた。



○カイン・アルベルト


 セレナイト学園の入学試験を受ける、という話は前日に聞いた。前もってそれとなく魔術関連の訓練をさせられていたから合格できた。元々は孤児。入学した五年前に拾われ、骨格から一〇歳だと判断されていた。育ての親を『婆』、姉のことを『姉さん』と呼ぶ。態度の差に『婆』が崩れ落ちるのを見ながら昼寝するのがよくある日常だった。襲撃事件によって学園での記憶を一切失った。

 身長は一七〇センチを越えたぐらい。細身なのに意外と筋肉質な体つきで、柑橘系の良い匂いがする(とある少女談)【21話】。

 魔力量四〇〇弱。風属性。特級魔術をほぼ全て完璧に習得。緻密な操作と完璧な制御は高く評価されていた。指示を受けたときに一瞬で対応できる。でも術式構築は苦手。治癒魔術は訓練する気すらない。

 絶賛反抗期直前中。『婆』と呼ぶのは、単純に口が悪いだけ。



○ラトナ


 ミラが入学前に出会った少女【8話】。ミラから魔術師になるための情報を入手した。本人曰く孤児院育ちとのことだが、フランツェルの結婚式前後でミラが調べたとき、その記録は見つからなかった。



○レベッカ・コルニアス


 ミラの恩師。教え子に滅茶苦茶敬われる。ドロシー然り、レイチェル然り、ミラ然り、フランツェル然り、エリック然り―皆大好きになる。二二歳で新任。セレナイト学園は誰がどの組のどの授業を担当するのか、というのは適当なので、最後に余っている優秀な生徒がいる組(他教師が高度な質問を嫌がるため)や問題児がいる組(大変なため)をよく担当する。まともな組は教員会議で争奪戦が起こる。レベッカはそっちの方が面倒くさい。登録名は<土槍(ドソウ)>。

 高身長と良い姿勢から小さな子供に怖がられる。眼鏡は襲撃事件前の一斉摘発で壊れた。殴られた、のではなく落としたのを自分で踏んづけた。レイチェルにずっと似合っていないと思われていたと知ってちょっとショック。

 魔力量は三〇〇弱。土属性。『実戦において最も優れた土属性魔術師』と評される腕前。魔力操作は超優秀。実戦不向きな土属性なのに操作が速すぎてフェイントを入れるつもりはないのに、誰もが入れられたと錯覚している【48話】。

 大雑把な性格。かなりの面倒くさがりで煙草が好き。ミラが卒業証書を受け取るのを見ながら、三〇代突入まで一週間という事実を悔しながらに噛み締めた。物理的に噛み締めたので唇から少し血が出たことは誰にも言えない秘密。

 実はレイチェルがいない時間帯に訓練所で魔石を無断使用していた。レイチェルは目敏く気付いてどうせミラだろうと思っていた。ミラが最大の被害者。



○フランツェル・セーラス(フランツェル・イードル)


 ミラの親友。序盤は嫌がられていた。八歳のとき自身の誕生日を祝う夜会で出会う【31話】。話しかけたのはフィンレストが退屈そうだったから。フランツェルも退屈だったから。その後はフィンレストと共に成長し、セレナイト学園に入学。学園祭での喧嘩の後はお互いに気持ちを伝えた訳でもないのに、よりラブラブになった【32話】。襲撃事件では数日間の記憶を失っている。

 フィンレストフィルターでは女神のように見えている。リボンはフィンレストのプレゼントだったりする。

 魔術技能はとても優れている、というほどではないが充分優秀。水魔術はかなりの腕。魔法戦に意外と強い。勘が鋭いので(命に関わる緊急時には役に立たないこともある【52話】)フレデリカとはやっぱり相性が悪かった。

 一度自分を責め始めると止まらないタイプ。普段はフィンレストが気付いてケアしている。

 結婚してからもフィンレストがカッコよさにたまに悶えている。おそらく倦怠期を経験することは絶対にない。


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