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姫様は最強勇者の生まれ変わり~だけどTS転生を拒否したため、チートも無双もできません~  作者: しいず
ファーガス地方

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第91話 宿場町でのお買い物 その4

この作品はカクヨムに投稿した物です。


トリシャは話を聞いて、もしかしたら直せると言うが

現場を見ないとわからないので、店員は町長に話つけると言います。


トリシャ魔はわたしの後ろに隠れながら、もしかしましたら道を直せるかもしれないと言います。


「できるのですか?」


わたしはトリシャ様に尋ねます。


「どれだけ崩れたが、見てみないとならないけど、ある程度なら魔法で直せるかもしれない」


トリシャ様は母親の背中に隠れる子供のように、恥ずかしながらおっしゃいます。


「さすが、エルフだねぇ。ただ、魔法でホイホイ直せるほどじゃないらしいよ」


トリシャ様の言葉を聞いた店の方は、笑いながらもこのように言います。


「それほど大きく崩れたのですか?」


わたしは店の方に尋ねます。


「わたし直接見てないからわからないけど、町中どころか、旅人や商人までが大騒ぎだからね」


と答えます。


「そんなにですか?」


「ファーガス峠は良く崩れるけど、見つけたら男衆がすぐに通れるように直すんだけどね。

だけど、今回はすぐに手に負えず、直すにも雪が降ってきてるし、どうにもならないらしいんだよ」


店の方はこのように教えていただきました。


「そうなのですね」


「だから、春にならないと直せないし、下手したら夏になるかもね。

さすがにここまで長引いたら、何かと困るからねぇ」


店の人はふうっと息を吐きます。

この町は峠と峠の間にある、宿場町なので、人の流れが途切れると町の経済に響きます。


「山賊が捕まったと思ったらこれだからね。いいことが合ったら、悪いことがある、人生みたいもんだよ」


店の人はこう言って、笑います。

確かに、良いことばかりでなく、悪いこともあります。

良いことはわたしたちが山賊を捕まえたこと、悪いことは足止めです。

ここまでの旅が順調すぎたので、悪いことが起きたのでしょう。


「そうですね。ただ、魔法でなんとかなるかもしれませんので、その場所を確かめに行きたいです」


わたしはこう頼みます。


「さすがにそれはわたしには無理だよ。ただ、町長に話をしてあげるよ。

町長は弟分だから、わたしには頭が上がらないよ。

もっとも、流石に王女様を、危ないと場所に連れて行けないと思うけどね」


店の方は、町長とお知り合いで、頭が上がらないようです。

しかし、危険なので、行くことができないかもしれないと言います。


「確かに危険ですが、エルフなのでどうしても人間が苦手なのです。

なので、わたしも同行した方がよいかと思います。

それに、重要な道が通れないのは、王女としてはほっとく訳にはいきません」


ファーガス地方への重要な道だけでなく、唯一と言ってもよい道です。

もう1本ファーガス地方へ向かう道はあります。

しかし、元来た道を戻り、さらに数日移動し、峠を越えなければなりません。


 その峠は、ファーガス峠の道ができる前の古い道です。

ファーガス峠よりも、低い峠でありますが、王都へは遠回りになります。

険しいですが、道幅が広くて距離の近い、ファーガス峠を切り開いた歴史あります。


 その峠道は今も利用されており、ファーガス峠に何かあった時にのために使われています。

しかし、距離が長く、交通量が少ないため。宿場などはあまり整っていません。

そのため、野宿を何度もしないといけないと、アルニルが言っていました。


「王女様がそう言うなら、話をしてあげるよ。

ただ、峠の上は雪が降ったりして、寒いからね。

だから、防寒着をちゃんと買っておくれよ」


店の方は笑いながら、商売を始めます。


(よい方ですが、商売が上手いですね)


わたしはこう思いますが、それが本来の目的です。


「もちろん購入しますよ。どれが良いですかね」


3着ある中で、どれにするか選びます。

1つ目毛皮で出来たもので、いかにも暖かそうなものです。

フードもあり、これならば風や雪から守ってくれそうです。

しかし、毛皮ということは、それだけ高いです。


 2つ目はウール製の厚手のセーターです。

ふんわりした手触りなので、温かく気持ちが良さそうです。

ただ、ウールのため、濡れと乾きにくいです。

そのため、雪や雨対策に、もう1枚薄手の上着が必要になりそうです。


 3つ目は動物の皮でできた、中綿入りです。

動物の皮なので、ゴワゴワしていますが、中綿があり、裏地は肌触りの良い綿になっています。

また、これもフードがあるため、雪や風、雨からも守れます。

ただ、これもそれなりの値がしそうです。


「どれが良ですかね」


トリシャ様に選んで欲しいと言われましたが、難しいですね。

デザイン的には、セーターが一番トリシャ様に似合い、かわいいと思います。

しかし、実用性を考えると、風だけでなく、雪や雨に強い中綿入りですかね。

毛皮は……高いと思いますし、毛皮では暖かすぎのではないかと思います。


 わたしは悩みますが、トリシャ様ご自身はどうでしょうか。

合いそうなサイズと言いましたが、やはり1度着てみないとわかりません。


 なので、わたしはトリシャ様に小声で


「トリシャ様、やはりわたしが選ぶのは難しいです。

それに、実際に来てみないと、わからないこともありますので」


と言います。


「そうだね……1度試しに着てみないと、動きとかがわからないからね……」


トリシャ様もこうお答えします。 


「わかりました」


わたしは返事をすると、店の方に


「すみませが、1度試しに着ても良いですか?」


と尋ねます。


「もちろんいいよ。ちゃんと着ないとわからないからね」


と快く答えてくださいました。

お読みいただきありがとうございます。


道の崩落の規模はまだ不明ですが、雪も降ることもすぐにできないです。

また、現場を見に行くにも、フローラが勝手に行く訳も行かないので、町長に頼みます。

現場は山の上で、既に雪が降っている場所なので、防寒着が必要なので

店員が進めなくても、防寒着は必要になるものの、商売が上手いです。


ツイッター

@shiizu17

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