第72話 ボスの居場所
この作品はカクヨムに投降した物です。
アルニルはイザベラとフローラの元に戻りますが
その前に、投降すると言っていた3人の山賊の元に行きます。
わたしはイザベラとフローラ様の元に戻ります。
「アルニル、大丈夫ですか?」
「楽にはなりましたが、治った訳ではありませんので……」
イザベラの魔法で、かなり楽にはなりました完全に回復した訳ではないです。
まだ熱ぽさはありますから、歩くとふらつき感じがあります。
なので、イザベラに支えられながら、歩いています。
「まだ、熱っぽいですね。早く戻り、馬車で休みましょう」
イザベラもこう言いますが
「その前に、残っている……投稿すると言っていた、山賊たちの所へ行きます……」
わたしは助けると言った3人の元へ向かいと思います。
「そちらは役人に任せればよいのでは?」
イザベラはこう言いますが
「助けると言いましたので、3人の元へ行きます……」
とわたしは答えます。
「仕方がないないですね。ダメと言っても、1人で行きますよね」
とイザベラも仕方がない感じです。
イザベラがダメも言いましたら、わたし1人で行くつもりでした。
「イザベラもわかっていますね……」
イザベラもわたしの事がわかっていますね。
「前世からの付き合いですからね。なので、早く行きましょう」
イザベラもこう言って、3人の元へ向かいます。
3人の元へ来ますと、既に役人がいました。
役人と3人は揉めている様で、言い合いになっております。
「だから、お姫様のお付きの女に投降すると言ってるだろ!」
「そうであっても、私たちに引き渡されるので同じです」
「助けると約束したんだから、約束は守ってもらうぞ」
「リーダー格は既に捕まっているから、約束は守りました」
「だから、俺たちはおまえたちでなく、お付きの女に投降するんだよ」
どうやら、役人が連行しようとしましたが、わたしでないとダメ言っているようです。
「アルニル、揉めていますから、早く行った方が良いみたいです」
「そうですね……」
わたしは揉めていますので、イザベラに支えられながら
「遅くなりました」
と役人と3人に声をかけます。
「おお、姉ちゃん、来てくれたのか」
「待ってたぞって、大丈夫か?」
「怪我でもしたのか?」
イザベラに支えらたわたしをみて、山賊たちはこういいます。
「ちょっと、疲れが出ただけですから、休めば大丈夫ですよ。
約束どおり、倒してきましたから、役人の言う事を聞いてください」
わたしは山賊3人にこう言いますと
「わかった、大人しくする」
「姉ちゃんがこう言うなら、仕方がない」
「抵抗はしないから、連れて行ってくれ」
と山賊たちはあっさり大人しくなり、役人たちは3人を縛ります。
「ありがとうございます」
「わたしが来るのが遅かったので、仕方がないです」
「そんな事はありませんよ。お疲れの様ですし、お休みください」
「ありがとうございます」
山賊たちも素直になりましたし、わたしも早く休みたいので後は役人に任せます。
「姉ちゃんも辛そうだから、休みな」
「俺たちの減刑を頼むぜ」
「体調には気をつけろよ」
山賊たちはこういいますが、わたしの心配よりも、
自分たちの心配をした方が良いかと思います。
「自分たちの心配をしてください。
それに、詳しく話しを聞きませんと、減刑はできませんよ」
「それもそうだな。親分の居場所を知ってるから、それを話すだけだ」
「どこにいるのですか?」
わたしは聞いてみるますと
「樵たちが以前使っていた集落跡にいるぜ」
と答えました。
「樵の集落跡はあそこだな。10年は使ってないから、人も近づかない場所だ」
「そうですね。確かに、あそこなら水もありますからね」
役人たちはこれを聞いて、どこかわからったようです。
「これだけで分かったのですね」
「ええ、わかりました。今は地元の者も滅多に立ち入らない場所です」
「そうなんですね。ただ、わたしたちは先を急ぎますので、後の対処はお願いします」
「わかりましたが、相手を考えますと、わたしたちでは
数も戦力もありませんので対処できません」
地方の山の中ですので、役人の数も少なく、騎士はおろか兵士も
おりませんので戦力もありません。
「ならば、フローラ様に文章をしたためていだければ、応援が来ますよ。
わたしからも頼んでみます」
「ありがとございます。では、連行します」
「後は頼みました」
山賊たちは縛られて、役人たちに素直に連行さていきました。
「では、わたしたちも行きましょう」
「ですね……」
わたしもイザベラに支えれながら、フローラ様の元に戻ります。
「旅の疲れもあり、急に疲れが出たのでしょうね」
イザベラはこうわたしに言います。
「そうみたいです。ここまで長い旅も、久しぶりですね」
「そうですね。前世では毎日、長い距離を歩いていましたが
やはり、男性と女性とは違いますね」
「前世は女性みたいと言われましたが、やはり男性でした」
「でも、ベッドの上では、全でも女性でしたよね」
イザベラはこう言いますが、確かにベッドの上ではそうでしたが
今する話でもないです。
「今する話でもないですよ……」
「ですが、事実ですし、歴史書にも書かれて居ますよ」
「そうですが、いったい誰が書いたたのでしょう」
「思い当たるのは人はいますね」
イザベラはこう言いますが、わたしも思い当たる人物はいます。
わたしは魔王を倒した後は、男性と関係を持ちながら
のんびり暮らしていましたが、その1人に名を残した歴史学者が居ます。
その歴史書を書いたのも、その歴史学者なので間違いないでしょう。
ただ、その歴史学者が同性が好きな事はかくしておりましたが。
「あの方しかおりませんね」
「ですが、何で今この話をするのです……」
「ふと思っただけですよ。ただ、男性と女性の身体はやはり違いますね」
「ですね……」
イザベラもこう言いますが、イザベラもよく見ると顔に疲れが見ます。
回復魔法を長く使ったので、疲れたのでしょう。
わたしも、再び熱を感じるようになってきました
なので、わたしとイザベラは馬車に着くまで、何も話さないのでした。
お読みいただきありがとうございます。
次回からはフローラ目線に戻ります。
盗賊のボスの居場所はわかりましたが、先をフローラたちは先を急ぎます。
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