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第71話 アルニルは急に疲れが出る

この作品はカクヨムに投稿した物です。


アルニルは疲れて座り込んでイザベラの治療の

様子を見ていますが急に寒気と頭痛がしてきました。

イザベラは倒れている男に回復魔法を使いますが、見た目は変わりはありません。

虫の息ですから、いくらイザベラの聖なる力が強いと言いましても効果がないようです。


「無理ですかね?」


わたしが聞きますと


「厳しい事には変わりませんが、呼吸は安定してきましたね」


とイザベラが答えましたが、確かに男の呼吸は最初よりも安定してきました。


「呼吸は安定してきましたね」

「そうですが、意識は戻るかわかりません」


イザベラは回復魔法をかけ続けますが、イザベラもこれだけ長い事

回復魔法を使い続ける事もありませんので、大変そうです。


「イザベラ、無理をしなくても良いですよ」

「そうですが、助かる可能性が出てきましたので、このまま続けます」


イザベラはそう言って、倒れている男に回復魔法を使い続けています。


 わたしはそれを見ているだけでしかありませんが、突然身体が震え始めました。


「濡れたせいで……寒いです……」


わたしがこうつぶやきます。

先程までは動いていたので、寒さを感じていませんでしたが

疲れと座り込んだ事、濡れた服が原因で寒さを感じだしました。


 わたしはこの事をイザベラに伝えませんが、伝えられる状況でありません。

このままでは身体が冷え、風邪をひいてしまいますが

乾かすために火を起こせるものはなく、イザベラも乾かせる魔法を使える訳ではありません。


 それに、座り込んだ事により、疲れが一気に出て動く事もままなりません。

前世は男性としては細身でありましたが、それでも男性だったので体力はありました。

今の身体は体格の割には体力がありますが、体力面はやはり男性より劣っています。

わたしはただただ、座り込んでイザベラを待つしかありません。


「大分落ち着てきましたね……」


イザベラがこう言いますと、回復魔法をかけるの終えます。

しかし、わたしは身体の震えと寒さだけでなく、頭痛と寒気も

してきましたが、熱もでてきたかもしれません……。


「アルニル、何とか安定してきましたよ」


イザベラがわたしに声を掛けましたが


「そうですか……」


と小さく言うだけでした。


「イザベラ、大丈夫……ではないですね……」


わたしを見たイザベラこう言いますと、わたしの元来ますと

わたしのおでこに手を当てます。


「アルニル、熱があるじゃないですか」


イザベラはわたしに熱がある事を立締めます。


「身体が冷えたからです……」


わたしがこう言いますと


「確かに、服が濡れていますね。原因はトリシャですよね」


イザベラも原因がわかっており、呆れ気味でありますが

トリシャも理由があってやった事なので、仕方がないという感じです。


「しかし、困りまたね……流石に2人……いえ、3人を運ぶ事ができませんし」


イザベラは運べなく困りますが、3人でなく1人目の射手に

投降する3人が居ますので合計7人です。


「他にもいますから……7人ですよ……」


わたしがこう言いますと


「7人ですか……」


とイザベラはため息をつきます。


「イザベラ、アラン君が戻って来たそうですよ……」


わたしがトリシャから聞いた事を伝えます。


「そうでしたが、わたしが先程の男を治療している間に戻って来たのですね」

「イザベラは知らなかったのですね……」

「ええ、呼ばれるた時はまだ戻って来ませんでした」

「そうですか……」


わたしはこう言いますが、頭が回らなくなってきました。


「アランさんが戻ってきましたのならば、アランさんに任せましょう」


イザベラが提案しましたが、そうですね、アラン君に任せる事にします。


「そうですね……お願いします……」

「わかりました。では、トリシャに伝えます」


イザベラは精霊でトリシャに来てもらう事に頼みます。


「捕縛連行用の馬車もあるそうなので、それでこちらに来るそうです」


イザベラはこの世に伝えますが、わたしは熱で意識がもうろうとしており

「そうですか」と言いますと、そのまま目を閉じたのでした。


 しばらくして、再び目を開けますと、役人たちがいましたが寝てしまったようです。

イザベラはわたしの傍おりますが、火がたかれていました。


「イザベラ、目が覚めましたか?」


イザベラは心配そうに、わたしを見ています。

わたしは目をつぶる前と比べ、頭痛も寒気もなく楽になっていますが気のせいでしょうか。


「頭痛も寒気もなく、楽になりましたが……気のせいですかね……」

「気のせいではありませよ、顔色もよくなってます」


楽になったというと、イザベラはこう言いますが、わずかに眠っただけで

ここまで回復訳はないので、イザベラが何かしてくれたのでしょう。


「イザベラ、何かしましたか?」


わたしが聞きますと


「病気を直接治す魔法はありませんか、回復魔法と状態異常を回復する魔法をかけてみました」


と答えました。


「そうでしたか、意外と効果がありますね」


わたしはかなり楽になりましたが、まだ熱はあるようでけだるさと頭がすっきりしません。

回復魔法はまだわかりますが、状態異常回復の魔法で効果があるのですね。


「状態異常回復が意外と効果あるのですね」

「直接病気を治すことはできませんが、痛みと熱と言う状態異常を

治すと言ったところですかね」

「そうですか」


なるほど、痛みと熱を和らげるという事ですか。


「試しにやってみましたが、意外と効果がありましたね」


イザベラはこう言いますが、イザベラも初めて試したようです。


「効果があったので構いませんよ。ありがとございます」


わたしはイザベラにお礼を言います。


「構いませんよ。あと、アルニルが倒した射手たちは役人が連れていきました」


イザベラはわたしにこう教えてくれましたが、思ったより眠っていたようですね。

お読みいただきありがとうございます。


疲れは動いたことよる事もありますが、長い旅のつかれもあります。

また、濡れた事による冷えもあり、ここで一気に疲れがでて熱も出てきました。


熱が状態異常の魔法で回復できるかはわからないものの、一応は状態異常ではありますね。

なので、何らかのかたちで行があるのかなぁっと思います。


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@shiizu17

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