第62話 話し合いは終わり
この作品はカクヨムに投稿した物です。
アルニルは話し合いを終わらせようとしますが、山賊が内輪もめをはじめます。
アルニルは悪い顔で笑いますが、アルニルはこれから楽しめる事がありますとこのような顔します。
「半年前に王都から逃げた賊ですから、容赦する必要はありませんね♪」
アルニルは嬉しそうに言いますが、これからの楽しみは正当な理由で行為に出れるという事です。
「確かに相手は逃亡者でありますが、抵抗しない限りは余計な事をしてはいけませんよ」
「わかっていますよ。ただ、相手が抵抗した場合はいいんですよね?」
「ある程度は仕方がありませんが、聞きたい事あると思いますので程度はあります」
「ちろんわかっていますよ。イザベラの魔法で回復できる程度にしますよ♪」
アルニルはこう言いますが、出来ればイザベラの回復魔法に頼らない程度にしてほしいです。
「イザベラの魔法に頼らない程度ですよ」
「わかっていますよ、出来る限りそうします。ただ、不可抗力もありますから」
「たとえそうでも、不可抗力がないようにしてください」
「出来る限りそうしますよ。もちろん、命は取りませんから」
「そうしてくださいよ」
わたしは不安を感じつつも、アルニルは山賊たちとの話を続けます。
「そうですか。そうなりますと、身柄を拘束しないといけません」
アルニルがこう言いますと
『もちろん、それでかまわない。ただ王族を襲った罪は何とかしてほしい』
と懇願する声で返答します。
「そればかりはわたしに無理です」
『それはわかっている。ただ、王族が認めれば可能なはずだ』
「確かにそうですが、あなたたちの証言次第です」
『わ、わかった、知っている事は何でも言う!頼む、盗みの方が罪状が軽い!』
山賊はほぼ処刑しかない王族襲撃の罪から、20年程で牢から出る事が出来る窃盗の罪のみにんるように、必死になります。
「わかりました。ただ、身柄を拘束するためにそちらへ行きますからお待ちください」
『わかった』
「ただし、抵抗したらこの話は無しですからね?」
『ああ、わかっ……』
盗賊から返答が途切れますが、何があったのでしょう。
アルニルはおかしいと思い、わたしの方を見ますとお互い無言で顔を合わせます。
そして、しばらくすると別の声が聞こえ来ました。
『俺はおまえたちの事を信用しないからな!』
先程と別の声はこう言いますと
『バカ!うまくいってたんだから、余計な事を!』
と言う声が後ろから聞こえてきます。
『お前こそバカだ!捕まれば処刑は決まっている!』
『王女の侍女が直接話してるんだ、大人ないしくしておけ!』
『俺はなんと言おうと、信用しない!』
どうやら、意見が割れている様で仲間内で揉めているようですね。
これを聞いたアルニルは
「まったく、ダメな人達ですね。話し合いはこじれそうなので、トリシャと捕まえ行ってきますよ♪」
と嬉しそうに言います。
「しかたがありませんね……」
ここでアルニルにいけないと言ったところで、多分無駄でしょう。
なので、多少力ずくになるかもしれせんが盗賊隊を拘束しに行きます。
「わかりました。トリシャ、捕まえに行きますよ」
アルニルはトリシャ様に声をおかけしますと
「そうだね」
と言って、アルニルと同じように嬉しそうにします。
「姫様、あたしたちとの連絡用にそれと別に通信用の精霊を出しておくよ」
トリシャ様はそうおっしゃりますと、もう1体精霊を出します。
「それで連絡するから」
「わかりました。トリシャ様もアルニルも気を付けてください」
「わかったよ」
「わかりました」
アルニルは剣を持ちますとトリシャ様は馬車を降り、盗賊たちの元へと向かいました。
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トリシャと馬車を降りますと、山賊たちの元へと向かいます。
山賊の位置はトリシャの精霊によってわかっています。
ここからはさほど離れた位置ではない木の陰に隠れている様です。
しばらく歩きますと、かすかに声が聞こえてきましたが何を話しているかはわかりませんが
声の様子から揉めている様です。
「仲間内で揉めてますね」
「そうみたいだね、どうする?」
「この隙をついてトリシャの魔法で動きを止めても良いのですが、人数を確認しておりませんでした」
わたしは捕まえに向かったのは良いのですが、人数を確認していませんでした。
ただ、農民の振りをしていたのは3人と言う事は確かめています。
なので、相手は3人だと思いますがこれが全てあるとは限りません。
それは3人にしてあ矢の数が多かったからです。
なので、どこかに数人隠れている可能性はあります。
「とりあえず農民の振りをしていたの3人は確認済みでうが、矢の数が多かったので3あと3人入ると思います」
「そうだね、3人にして矢が飛んで来る感覚も数も多かったね」
「飛んで来た方向はわかりますか?」
「直接見てないからはっきりは言えないけど、防御魔法に当たる角度から木の上と地面から矢が飛んできてたと思うよ」
「そうですか」
防御魔法に当たる矢の角度からおおよその位置を割り出します。
「多分、あのあたりの木の上からだと思うよ」
トリシャは木の上を見ますが、その目線を追いかけますとここから見える最初の木が辺りです。
畑は街道に沿った所にますが、全てが街道から直に見えるのでなく木に囲まれている所があります。
トリシャが見たのは木に囲まれる始める位置になります
「精霊の位置から、大体あの辺りに話してる山賊もいるよ」
「わかりました」
「かなりい曖昧だけどいいのかい?」
「構いませんよ」
「アルニルが言うならいか」
位置はかなり曖昧ですが、それでも大体の目星がつけば良いのです。
「トリシャ、わたし1人で行きますが防御魔法を頼みますよ」
「わかったよ」
わたしはトリシャにこういますと、山賊たちの元へと向かい始めました。
お読みいただきありがとうございます。
話も大体まとまりかけて時間もないので話し合いも終わりにする頃だったに
山賊側が内輪もめをはじめたので、アルニルは喜んで捕まえに行きます。
ただ、隠れている山賊もいるので警戒をします。
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