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第61話山賊との話し合い その2

この作品はカクヨムに投稿した物です。


山賊からの返答があったが、フローラはその内容の真偽がきになります。

山賊たちはわたしたちの話が聞こえいた様かの返答をしてきました。

もしかして、わたしたちの話を聞こえていたのかと思いトリシャ様に


「もしかしてわたしたちの話が相手にも聞こえていたのでしょうか?」


と聞きますと


「精霊から離れてるし、あの声の大きさだと聞こえないよ」


と答えました。


「多分、偶然ですよ」


アルニルがこう言いますが、確かに偶然かもしれません。

精霊に直接的に話さないと声は聞こえないようですが、山賊側の声も聞こえません。

なので、こちらの話声が山賊に聞こえている訳ではないでしょう。


「確かに偶然ですね。しかし、言っている事は本当ですかね?」

「どうでしょうね。その場しのぎの嘘かもしれませんし、本当かもしれません」

「どっちでしょうね」


わたしとアルニルは本当かどうか顔を見わせますが


「まずは話を聞いてみましょう」


とイザベラいいます。


「そうだね、本当かウソは後ではんだんすればいいんだよ」

「そうですね」

「ただ、あまり時間をかけられません」


宿場町まではあとわずかですが、時期や山影になるので暗くなるが早いです。

そのため、あまり話し合いに時間をかけられません。

そして、馬車のドアを叩く音がしましたが


「フローラ様失礼します。捕まえた山賊ですが、捕縛しましたがこのままにしておけません」


とアランが言うのでありました。


「しかし、この人数を連行するのは無理ですね」

「そうですね」

「自分が宿場町へ行き警備隊に連絡します」

「しかし、目を離しても良いのですか?」


わたしは心配をしますが


「大丈夫、魔法の拘束は普通の人間には解く事ができきないよ」


トリシャ様がおっしゃります。


「見張りならエモリーにさせますし、自分が行かないとまりません」

「そうですね。アランお願いします」

「わかりました」


警備隊に連絡するにはアランでないといけません。

見張りはエモリーがする事になり、アランは馬で宿場町に向かいました。


 アランが宿場町に向かいますと、話の続きをします。


「日か陰ってきましたので、あまり時間をかけられません」

「そうですね」


時間もあまりかけられませんが、相手も返答を待っていると思いますのでこちらも返答をします。


「そちらの言っている事が本当かわかりませんが話は聞きます」


アルニルがこう返答しますと


『本当だ。俺たちはただ金と食う物に困って雇われただけだ。

金を持っていそうな馬車を襲うつもりだったが、まさか王族とは知らなかった』


と返します。


 わたしはこれを聞いて王族として民が食べ物とお金のために山賊を行った事に心を痛めます。

これは王としての施政がまだまだという事です


 ただ、アルニルは


「おかしいですね、王族や貴族専門に襲う山賊と聞いていましたよ。

それに、王族の馬車は見てわかるはずですよ」


と疑っています。


『お、俺たちは田舎もんだから、王族の馬車はしらない。名前を聞いて驚いたんだ』


と返しますが、その声は慌てている様です。


「これは怪しいですね」


アルニルは小声でわたしにいいます。

馬車を見れば王族とわかるはずですが、この地域に王族がやってくるのは

王が即位した時の巡行でファーガス地方に行くぐらいなので滅多にありませんん。


 お父さんが即位して20年ほど経ちます。

その20年の間、お父様がファーガス地方へ行ったのは2回で1回目は即位後の巡行。

2回目は新領主……現領主の就任の時で10年前の事です。


 ですので、個々を王族の馬車が通るのは10年ぶりですので、お父様の巡行を知る年齢かわかりません。


「お父様が10年前にファーガス地方を訪れています」

「そうですね、国王陛下が10年前に訪れていますね」

「山賊の年齢がどれぐらいかわかりませんが、その時の事を知っているかもしれません」

「そうですが、聞いても本当に言うかわかりませんよ」


確かに本当の事を言うと思いません。

しかし、確かめないといけませんし、時間もありません。


「しかし、時間もありませんし、確かめないといけません」 

「そうですが、ここは私にお任せください」


アルニルがこう言いますので、わたしは


「それならお任せします」


とアルニルに任せます。


「では、続けます」


アルニルはこう言いますと、再び山賊と話します。


「日没までの時間がありませんので手短に話をしますのではっきりいいますが

王族を襲った以上、あなたたちを捕縛しないといけません」


アルニルがこう言いますと


『ちょ、ちょっと待ってくれ、俺たちは雇われただけで本当に王族の馬車を見るのは初めてなんだよ!

だ、だから見逃してくれ!』


と大きな声で懇願をし始めました。


「残念だからそれは出来ません。わたしも護衛ですから、襲われた以上はそうしないとなりません。

それに、あたたたちは逃げる機会もありましたよね?

でしたら、話合わないでさっさと逃げればいいだけです」


アルニルがこう言いますと


『そ、そうだな……』


と今度は小声で答えます。


「捕まれば処刑となりますので、この場合逃げるのが得策です。

ただ、それでも逃げないのは逃げても同じ様な目に合うか、あるいは減刑される事を知っているかです」


アルニルの言葉に


『……ああ、そうだ』


と小さく答えました。


「つまり、あたたたちはフローラ様では減刑を可能な事を知っているのです」

『そうだ……』

「これを知っているという事は、それなりの知識があるという事ですよね。

王族の馬車を知らないような田舎の方がこれを知っているのは余程恵まれているか

王都に近い地域からこの地域に来たという事ですよね」

『ああ……』

「ということは、半年前に逃げた一味のですか?」

『ああ……』

「そうですか」


アルニルはこういいますと、精霊から離れ山賊たちとの話をいったん止めると

わたしの方を向くとニヤっ悪い顔をするのでありました。

お読みいただきありがとうございます。


ファーガス地方は王国の奥地になり、一番辺鄙な所となります。

なので、王族が来る事はめったになく、王族の馬車を見てもわからない事が多いです。

王族が公式に来る事は事前に伝えれますが、今回は公式出ないので事前に伝えられていません。

なので、見てわかるという事は、王都周辺から来たという事になります。


ツイッター

@shiizu17

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