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第3話 姫様が中途半端な転生した理由(わけ)その1

この作品はカクヨムに投稿した物です。


フローラは勇者の生まれ変わりであるのに、勇者の力どころか剣の腕もまったくなので

なぜ半端に転生したのか自室で気になっていると、突然声がしたがその声は女神様でありました。

学院から城ヘ戻り、怪我の事を話しましたら侍女や侍従から心配されましたが

顔の傷は治癒魔法で治療済みですし、擦り傷は薬師の塗り薬で十分なので問題ありません。

しかし、わたしが最強勇者の生まれ変わりなのはわかりましたが

知識と記憶ありますが、伝説や昔話にあるような魔法や能力も使えませんし

さらに言いますと、剣すらまともに振れません。

剣の腕に関してはわたくの5歳年下の妹ラテルの方が上ですし。


 なので、何故こんな中途半端なったかは神様に教えて頂きたいです。

さらに言うと、わたしが最強の勇者の生まれ変わりならば

お父様とお母様に神託があっても良いのですが、その神託もありません。

あれば、国王であるお父様が大々的に広めますしね。

一体、神様は何をしたいのでしょう。


寝る前に自分の部屋の机で頬杖をつきながら考えていましたら


『今から教えてあげるから』


と女性の声がしましたが、もちろん部屋にはわたし1人です。

最初は驚きましたが、わたしはすぐに神様だと気づきました。


「もしかして、神様ですか?」

『そうだよ、女神様ですよ』


神様はお答えになりますが、自分で女神様といいますかね?


「本当に神様ですか?神を語る悪魔ではないですか?お姿が見えませんし」

『疑うのはしかたないけど、訳あって姿を現せないの。

ファーガスの生まれ変わりについて話せば信じてくれるかな?』

「信じるかどうかは、お話を聞いてから判断します」

『わかった、教えてあげるね』


そう言いますと、女神様は生まれ変わりについてお話します。

本来ならば、わたしはファーガスの人格も受け継いで転生するはずでしたが

ファーガスが転生するとなったら


『女になるのは断固拒否する!!!!』


と言って転生を頑なに拒否。

しかし、神様が決めた事なので転生しないと、わたしが生まれて来ない事。

もし男性として転生するとなると、さらに200年後になってしまうそうです。


 中途半端になるなら、それでも良かったのですが……ファーガスが倒した魔王が間もなく復活するそうです。

なので、どうしても転生しないとならなかったそうでが、ファーガスの魂のほんの一部分を

別に作ったわたしの魂に入れて、何とか生まれて来たそうです。


「理由はわかりましたが、魔王が復活するのですか?」

『うん、ファーガスが魔王を倒して間もなく300年なので、そろそろ復活する頃なの』

「そうなのですね。でも、魔王が、復活してもわたしがこれなら倒すことは無理なのでは?」

『そうだけど、あのポンコツ魔王は別にファーガスでなくても、倒せしたし』

「そうなのですか?」

『はい♪』


女神様は明るく返事をしますが、話し方といい、魔王をポンコツという女神様もなんか嫌です。


「ならば、転生する必要はないのでは?」

『倒せるといっても、楽ではないよ。

王国軍だけで倒せたけど、かなりの被害がでるからね。

だから、多くの命のためにファーガスに神の力を与えて勇者にしたんだよ』


『ファーガスが神に選ばれ、神の力を授かった』と伝説にもありますが本当だったのですね。


「神から力を授かったの本当だったのですね」

『うん。でも、その後の大戦で人間相手に力を使うとは思わなかったけどね。

でも、あたしたちは干渉しないって約束したから、見守るだけだったし

あの大戦があったから、ファーガスは殺されないで100歳まで生きたからね』


王国としても、大陸全体を巻き込んだ大戦で当時、無敵と言わた帝国に勝利し歴史的な大勝利に導いた大英雄を殺す訳に行かず、辺境の奥地……

すなわち、ファーガス地方に領地として与えて、中央から隔離したそうです。

ただ、ファーガス自身も政治に興味なく、むしろ中央から隔離されたため

自分の領地運営に集中して、結果は王国内随一の豊かな土地となり

現在は王国にとっても非常に大事な土地となっています。


「ファーガスの事はわかりましたが、魔王の事を教えてください」

『うん。魔王マオの話をするよ』


魔王マオはファーガスの伝説や伝承に出てくる魔王ですが、先ほどから

ポンコツ魔王と呼ばれています。


『魔王は本当は山奥で静かに暮らしたいだけだったけど

たまたま、狩人に見つかってうっかり魔王と名乗って大騒ぎ。

王国は討伐部隊を送ったけど、マオは戦う気はなくて話し合うつもりだったけど、元々人と話すのが苦手で、慌てると我を失う性格だから、司令官に強く本当に話し合うか迫れたら

慌てて我を忘れて、思わず討伐軍を壊滅させちゃったの』


伝説や伝承にも、マオが話し合うと言って油断した所を騙し討ちしたとありますが、実際はこんな事だったのですね。


『それで、国王が神様に頼のんだけど、一応王国軍が総出になれば、倒せる相手ではあるけど

犠牲が沢山でると手続きが面倒になるし、何度も頼んでくるしあたしの上役の神様にも

やれって言われて仕方なく引き受けたんだ。

ただ、神様自身が魔王を倒す訳にはいかないけど、かといってあれこれするのも面倒だから

神様の力を強そうな誰がに適当に授けて丸投げした訳けど、それがファーガスだったの』


はっきり丸投げをしたと言っていますが良いのでしょうか……。

伝説や伝承にもファーガスが神に選ばれて、神の力を授けられたと書かれていますが

適当に選んで、単なる丸投げとわかりましが、ファーガスがどう思うのか……と思いましたが

これも記憶もありました。


 思い出して見ると……女神様の姿はぼやけていますが

ファーガス自身は魔王を倒しせるなら、ありがたく授かりますと言ってますので問題はなさそうです。


『おい、まて、今丸投げと言ったな!』


突然、男性の声が聞こえてきましたが……聞いた事ない声ではありますが

この男性が誰なのかはすぐわかりまた。

そう、この声の主はファーガスなのですが……ファーガス自身も丸投げある事は

今知った様ですが、なんでファーガスもいるのですか?


『ちょっと、ファーガス、仕事中なんだから、入ってこないでよね!』

『黙れ、駄女神!下着姿で、ベッドに横になって適当に話してるだけだろ!』

『適当じゃないもん!ちょっと疲れたから、休憩しながら話してるだけだもん!

それに、仕事中のレディーの部屋に勝手に入ってこないでよね!』

『仕事中に下着姿で休憩する奴がいる訳ないだろ!

それに、誰がレディーだ!絶壁でちんちくりん女神の癖に!』

『なにをー!ちんちくりんはまだしも、絶壁じゃないぞ!ちゃんとBカップはあるもん!』

『ちんちくりんは認めるんだな。俺からしたらBカップは絶壁だぞ』

『だって、実際に背が小さいんだから、認めるよ。

でも、絶壁は認めないからね!Bカップは小さいけど、絶壁じゃないもん!』


なんか喧嘩が始まりましたが、バカらしい内容で色々言いたい事はあります。

ですが、まずはとにかく喧嘩を止るためにお2人に言ったら素直に喧嘩を辞めて頂きました。


2人に喧嘩を辞めるために言った事を要約しますと


「2人とも喧嘩はやめてください。夜も更けてきましたし、わたしも

明日も学院がありまので早く眠らないといけません。やめないと怒りますよ?」


とお2人に言ったので。


『怒らないって言ったのに……怒ってるし……』

『魂の一部だけしか入ってないといっても、流石、俺の生まれ変わり……。

怒らせるとやばいな……』


何があったかは詳しい事は伏せておきますが、とにかく2人とも反省してくださったようです。

なので、お話の続きと、なぜファーガスがここにいるのか、聞きたいと思います。

お読みいただきありがとうございます。


フローラが半端に転生した理由を女神から教えられますが

女神は駄女神というか、面倒だからするタイプですかね。

あと、ファーガスもでてきましたが、ファーガスは転生してないので天界にいるです。


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@shiizu17

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