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絶景を巡り旅する魔族  作者: 魔転
短ぇ1章 師匠との日々
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7話 契約と誓約

「いや知らないんかーーい!!モ」「知るかよ、そんな種族。そもそもお前は魔物?魔物だったら倒すけど。」「違うモ。ポンノモ族は、魔人族でも魔族でも人族でも亜人族でも悪魔でも天使でも魔物でも精霊でもアンデッドでもない全く違う種族だモ。」「ふーん。というか、そのポンノモ?族っていうのは伝説の種族なんだろ?それを見つけるとどうなるんだ?」(ていうかこの星の種族多いな!)「え~とですねぇ…」


その時だった。

「おい!あれってポンノモ族じゃないか?」「そうっすね親分。この辺での目撃情報は確かっだったようですぜ」と男たちが奥から歩いてきた。俺は驚いて、上半身を起こす。会話から推測するに、男たちは、このポンノモ族が狙いなのだろう。

「ひぃ~。怖いモ。助けてモ~!」とポンノモ族(名前わかんないからPと呼ぼう)Pが助けを求めて抱き着いてきた。

「なんで?」「あいつら、きっと私を捕まえて売り飛ばすつもりですモ。」「んで、俺に守ってほしいと。なんでそう思ったんだ?しかも俺もお前を狙うやつかもしれないんだぜ?」「それはないですモ。」「なぜ?」「野生の勘ですモ。(ドヤ)」「(´・∀・`)へー。すっごいなー。しっかし、俺武器も何も持ってないぜ。しかもこの通り、疲れて動けねぇんだ。だから魔法も使えない。」なんて言ってるうちに、男たちが、すぐ目の前まで来ていた。

「おいガキ、ここはてめぇみたいなやつが来るところじゃないぞ。散れ散れ」なんて言ってきた。

「あなたたちはこれを捕まえてなにをするつもりですか?」と聞いてみる。「これ!?ひどいですモ!」なんて聞こえたが今は無視だ。

「あ?お前には関係ないだ——」「売り飛ばして金儲けするんすよ」「「「…。」」」「いや、なにいっちゃってくれちゃってんの?」「あ。」

そのあと、喧嘩みたいな感じになってぼこぼこに殴り合って、そいつをわたせ!とか言ってきた。

「あれ~?いない?」ま、その時には俺らは這いつくばりながら逃げてたんですけどね!!!ドヤ!


「ここまでくれば安心っしょ!な!」俺はPを見ながら言う。…。Pは死んだように気絶してた。きっとあの男たちが怖かったんだろう。

数分後

「は!」起きた。そして助けてくれ~、なんて言ってきたから今の状況を説明した。


「ところで、この森から出たいんだけど、出方教えてくれない?」と聞くと、Pは首を傾げた。

「え?もしかしてわからないの?」「いや、もう出てますけど」「へ?」出てた。草原だった。

「いやなんで気付かなかったモ!?天然にもほどがありますモ!?」「そんなに褒めるなよ。」「天然は褒め言葉じゃないですモ。」「そう目を細めるなって!ていうかお前の名前なんていうの?」「あぁ、そういえば言ってませんでしたねモ。オレッチの名前はポモンっていうモ。」

「へー。雌?雄?」「性別はないですモ。」「ばか?」「どさくさに紛れて何質問してるモ。」「ゴメンて」「ていうかあなたの名前は?」「達也だ。覚えとけよ。じゃ、バイバーイ」「いやいやいや、なぜそうなったモ!?」「だって、別に伝説の種族だろうと何だろうと俺には関係ないし。あ、でも俺腹減って動けねぇや」「あほにもほどがあるも」「褒めるなよ」「…。ポンノモ族は契約した人にあった武器に変化して戦うことができるモ」あきれたようにポモンは言った。

「すっげー!じゃあ俺と契約してくれよ!」「いいですモ。契約の仕方はオレッチのこの尻尾で、達也さんの手に【契約】と書くんですモ。あ、でも注意してくださいモ。これには誓約が―」「契約っと!できた」「って、なーに勝手に書いてんじゃぼけぇ!てめぇ人の話をきくこともできないのか?あ?……………。取り乱しましたモ。すみませんモ。達也さん。ん?達也さん?…あ、気絶してる。」俺は、ポモンの…。ポモン様の怖さにビビッて気絶してしまった。


俺は起きた後、ポモン様に謝罪の言葉を述べ、土下座した。そして許してくださった。なんて寛大な心の持ち主だろうか。

「あのー、ポモン様とか、敬語とか、やめてほしいモ。なんにしても、今は達也さんがオレッチのご主人様なんだモ」「わかった。じゃあ、一つお願いがある。」「何モ?」「腹が減った。何でもいいから食べ物をくれ。」


                 「この人…、アホモ」

結論:達也はあほ!

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