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絶景を巡り旅する魔族  作者: 魔転
2章 学校生活編
20/21

18話 学校生活

「私は、食堂で、あいつと出会ってしまった。」


きっとリューネバだろう。


「それは、サバの味噌煮定食」


「ん?和食?」


「私は、期間限定の、サバの味噌煮定食に出会い、1200円という高額な費用を払い、買ってしまった…」


「ん?あれ?思ってたんと違うんだけど」


「それはあまりにもおいしくて、プラス10個、すべてライス大盛りを頼んでしまった。」


「10個!?しかもライス大盛り!?確かライス大盛り200円だったから…、14000円!?1食事に!?」


「それで、すべて平らげた後、」


「すごいな!あと勝手に話し進めないで?」


「急に襲われた…」


「リューネバにか!?」


「腹痛に」


「うん。まあ、そんだけ食ったらそうなるわな」


「そしてそのまま…」


「え~…」


「腹痛なら、すぐ治るだろう!!!治ったら、特訓をするといい!!!約束、してるんだろ」


「「はい!!」」



5か月後


「うん!加減ができてきた」


俺は、鎌を振っただけで被害がレべチだから、加減の練習をしていた。

あとは、魔法の練習


「うーん…。詠唱が難しいなぁ」


「セガール。いっそ詠唱なくしてみたら?」


「達也馬鹿なの?馬鹿なの達也」


そこまで言う?


「いつも詠唱頑張ってるけど、正直、詠唱ってダサくね?」


「ださい。これだけは断言できる」


「確か…ファイヤボールが…

「「我が魔力を解放せしめる時、炎の神が力を授ける。ほとばしれ!ファイヤボール」」


「ばかださい」


「そのとうりだよ、達也」


「よし、詠唱を消そう!」


「どうやって?」


「頭の中に詠唱を思い浮かべて、手に魔法陣の開拓を意識して、最後に、魔法の名前を言う。以上」


「なんか難しそう…」


「じゃあ、レッツトライ!」


「そこだけ発音よくしないで」


こうか?いや!こうか!!


とか言って、頑張って練習している。

これは出来うようになるのも時間の問題か。


              ◆◆◆◆◆◆

王を殺す計画は順調に進んでいる。

結界の細工も済んでいる。

あとは、達也にも煽りを入れたし…。

そういえば、あいつ、ポンモノ族を使役してたな。

よし、大会当日に、とっ捕まえて俺が勝ってやる。そうすればポンモノ族に頼り切っている(いそう)なあいつつは絶望するだろうな。

「ふはははははははははははははは!」思わず高笑いが出る。

待っていろよ。

              ◆◆◆◆◆◆

「うーん…なんかできそうなんだよなぁ」

「あはは…」

これはコツをつかめばすぐだな。

よし、俺はいま俺ができることをしよう。

「ちょっとまってて、トイレいてくる」

そう、トイレだ。

「行ってらっしゃーい」





王宮

「王よ。貴方はいま、実の息子、リューネバ自身があなたのことを殺す計画を立てられています」

「それは本当か?」

「さようでございます。ですので、今からそれを防ぐ作戦をお伝えします」




魔法学校

「達也―!!できるようになったよ!!」

「え?まじ?早」


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