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絶景を巡り旅する魔族  作者: 魔転
短ぇ1章 師匠との日々
2/21

1話  転移

俺は、どこかで目覚めた。床は暖かく、気持ちのよい風が吹いている。


「ここは…どこだ?」


は!そうだ!夏目!俺は、夏目のことを思い出し、慌てて飛び起きた。


「え…?」


俺は思わず声を出してしまった。

そこは…花もなく水もなく木もない、ただ一面の草原だった。でも、俺が声に出して驚いてしまった理由なら他にもある。それは、さっきまで一緒にいた妹がいなくなっていたのだ。

俺が妹がいないことに気付くと同時に反対の方向から、光が差してきているのを感じた。

俺は、途方もなさそうなこの草原にいるよりも、そこを目指した方が妹のもとにたどり着けるような気がして、光の方向に歩き出した。


光があるところに着くと、その光は、何かのゲートのような形をしていた。

そこに手を入れると、どこか人の気配を感じた。


俺は思い切って、光に飛び込んだ。すると、そこはにぎやかな街の光景が広がっていた。

街は中世ヨーロッパのような街並みをしており、街道の行き先には、大きい城のようなものも見える。どうやらここは、王都の城下町のようだ。


…って!いや!冷静に街を分析してる場合かーー!そもそもここはどこなんだ!夏目は?ご近所の田中さんは!?いったいどこだよ~(泣)

そんなことを考えてきたとき前から男が一人きて、俺の方向に言ってきた。


「おいおいそこの嬢ちゃんよ~。俺なあ、金に困ってんだ。よこせ。おい!お前だよ。」


そう言ってきた。・・・。('ω')ん?嬢ちゃん?俺が?いやいやさすがにないよな


「お前だよ!黒髪の!」


そう言ってきた。黒髪なんていっぱいいるだろ。なんて思いつつ、周りの人の髪を見る。俺は気付いた。周りの人間が、金やら赤やら青、またはクリーム色の髪色をしていることに。え?なに?この街の住人全員パリピなの?え!?…。


って!そんな街あるかー!ていうか、あってたまるかー!


そう思ったとき一つの実験が、脳裏をよぎった。


――人類他星転移計画


まさか、成功したとでもいうのか…?でも、そうしたら周りにいた人もいるはず…。

わからん!!とにかく、夏目を探さないと!


「おい!なーに考えてるんだよガキ。とっとと金よこせよ」


…。忘れてたわ、このおっさん。


「失礼ですが、俺は男ですが?」


「は?ふざけてんのか?お前どっかろどう見ても女だろ!と・に・か・く!金を払わないなら無理やり払わせるまでだ!!」


そう言って、でっけぇこん棒を俺に振り下ろしてきた。いや、急だな!どんだけ物騒なんだよこの星は!


しかし、一瞬のうちに、こん棒は俺の頭すれすれの位置まで来ていた。

アー、オワッタナー。なんて思っていたら、誰かが俺を突き飛ばした。そのまま俺は道の真ん中でしりもちをついてしまった。だが、それは俺をあのおっさんから俺を救ってくれたのはすぐに分かった。


「お嬢ちゃん!大丈夫かい?」


顔を上げると、そこには、ぼうしと胸元には金のマーク。そして警棒のようなものを持っている人…そう、日本でいう警官かな?ん?ちょっと待って?この警官、今なんて言った?お嬢ちゃん?なんでみんな俺を女の子扱いするんだ?って、そんなこと言っている時間はない。

俺は、警官らしき人に一礼して、すぐさま逃げ去った。それはもうものすごいスピードで。


「はぁ、はぁ、」


俺は息を切らしながら、噴水の広場のベンチに腰を下ろしていた。それから疲れがとれたところで街を歩き始めた。そういえば、みんな俺のことお嬢ちゃんと言ってきたな。この顔と体のどこが女なんだと思いながら、店の展示品のガラスを鏡代わりに自分の姿を見た。



…………え?



「女の子?」


思わず口に出してしまった。そう。俺は見た目が女の子になっていたのだ。いや、もともとの俺の要素はある。そこから男性的な要素を引いた感じ…眉は細く、顎のラインは華奢な感じに。やわらかそうな頬に、唇は桜色。なかなかの美少女…自分で言うのもなんだが。髪はロングに変わっていて、腹くらいまでの長さがある。色は黒色で、服装は日本での俺と変わらない。

俺は、あまりに驚いてガラスに近づいて両手を付ける…。しかし、俺の手はガラスにつかず、その代わりに、白い画面が出てきた。そこには、『展示品…触ることは禁止されている。』と書かれていた。


「なんだこれ?」


と声に出した瞬間、


「おいおまえ。」


後ろから男の声がした。振り向くと、そこにはいかにもというモヒカンでナイフを持った男と、その男を中心とした3人の取り巻きの男たちがいた。


「さっき、お前が走る姿を見かけた。それもものすごいスピードで走る、な。」


こいつは一体に荷を言い出すんだ?


「それで…なにか?」


「あんなスピードで走るのはAランク冒険者でもそういない。つまり!Aランク上位、またはSランク以上の冒険者という以外にありえない。つまり、お前に勝てば、Bランクから俺はAランクにランクアップできるわけだ。」


「え?色々とツッコミたいところはあるんですけど、そもそも俺はただ足が速いだけの一般市民であり、冒険者ではないんですよ」


と、慌てて言う俺。


「嘘つくんじゃねえ。まぁ、今の会話からわかる通り、俺と勝負しろ!!」


……………………………ふぇ!?

この後どうなってしまうのでしょうか( ゜Д゜)

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