15話 学校生活⑥
「お、おはよう…ゼハゼハ…ございます」
俺は疲れながら教室に入った。
「おう!!おはよう達也君!!!!!一時間三十五分遅刻だ!!!!あと、昨日のことについても、後でじっくり話をきこう!!」
「あ、はい…」
うん!終わったな!!いやーまさか人生39回目の遅刻だな!!ていうか何で昨日のこと知ってんの?
あの先生(BBA)チクりやがって
「とりあえず、席に着くがいい!!!!」
「はーい…」
そのまま俺は自分の席に着いた。
「うむ!では、もう一度授業の内容を説明する!!!!今日は、一学期からどれだけ成長したかを二時間かけて調べる!!!出席番号順に第2グラウンドまで来なさい!!!その他の奴らは勉強していなさい!!!」
じゃあ俺は最後か。転校生だし。だけど、平均のステータスって何なんだろう。
ん?あ!机の下に平均水準が書かれている紙があるぞー!らっきー。
えーと、平均HPが780…
俺が…20000…
うん、もうばぐってる
MPは…900…
俺が…30000…
なんかレベル違ぇ。
何でこんなばぐってるんだ!?
俺は図書館で本読んでただけだぞ…
魔族だからか?いやいや、さすがにここまで違わないだろ。
うーーむ。
とにかく、これを先生に見せるか隠すか…。
「ご主人様、久しぶりモ」
声がいきなり俺をよんだ。
この声は…
「やっぱりポモンか…。ていうかどこ行ってたんだ!?」
「ふふふ…。少し研究をしていたモ。」
「いったいどこで?」
「学校の地下で…モ」
「地下?そんなのこの学校にあるのか?」
「魔力探知で学園の下に空洞を発見して、試しに行ってみたら、山積の資料を見つけて夢中になって…モ」
「その資料みたいなやつに書かれていたことは?」
「古代魔法についてモ」
「古代魔法…。ん?まじ!?」
「モ?はいモ。でも、もうすでに明かされてるものばかりだったモ」
「古代魔法ってことは、遺跡もあるはず…。
テンション上がるな!!!」
「おい。」
急に声をかけられましたパート2
この声はリューネバだ。
「私に何か用ですか…って、え?」
「久しぶりだな。調子はどうだ?」
へらへらとした態度で聞いてくる。
「何の用ですか」
「いや、別に。頭が悪くなってないか心配でな。くひ!」
「…」
「じゃあな」
「あのくそみたいな…いや、感じ悪いやつ誰モ?」
「お前が、地下にいる間に色々あったんだよ」
「そうなモか…」
「そうなんだよ」
そういえば、机にほかにも入ってたな。
どれどれ。
机の中を見るとびっくり。エゲツナイ量の教科書・ノート・プリントが入っているではないか!!
これをやるとなると、きが遠くなるぜ☆
そんなこと考えてるうちに俺の番が来た。
さて、どうしたものか。




