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犬上家の冒険  作者: 昭和道らむね丸
7/26

アポイタカラの聖剣

魔法実習


エルフ?であろうサテラ先生


「皆さん魔法に慣れて来たようなので初級魔道士認定を渡します!」


「えっ!テストは?」


「初級魔道士認定は協会員の裁量なのよ、中級からね!テストあるって言ったほうが集中するでしょ?(笑)」


「初級魔道具を渡します。これ最後の日に皆さんにあげるものなので壊さないように!!新品よ、名前書いてね!終わったら返却」


パピルスに書いて名札入れに入れ紐にくっつけた


「これで今までの生活魔法も使える、今日はウィンドカッターとウォーターボールとバリアを覚えましょう 3冊のグリモワールの魔石をそれぞれ触ってね、私の魔力があるから触るだけで覚えられるわ、バリアは物理軽減や魔法抵抗をあげるのよ、魔道士は何もしなくても魔法抵抗は高いけど安全の為よ!」


触れると ウィンドカッター ウォーターボール バリアが頭に流れて来た


サテラ先生に触れて

「ちょこっとバストアップ!!」


「なっ!何するの!!」


「すみません!!ユニークスキルもレジストされちゃうのかなと!!」


「普通はされるよ!!それおかしい!!」


「戻しますね」


「嫌です!!」


「えっ!?」


「AAって辛いのよ!!って子供にする話じゃなかったわ」

ふふふ!!ビックリしたけどA+かB−はあるわ、Bかしら!!また戻すですって!!お断りよ!!


「事前に言うべきでした!!すみませんもう一度だけさせて下さい!重ねがけが可能なのか知りたいのです」

えっ!!Cいけちゃう?


「いいわよ!!」

手を触り

「ちょこっとバストアップ!!」


「あれ?変わらない、重ねがけは駄目でした。」


気まずい…


「はいはい実習実習!!!魔力酔いまで頑張ってね」


「ウォーターボール!!!」

テニスボールサイズの水が飛ぶ


「空気抵抗もあるから3メートル程までしか…15メートルは飛んだけどそれだけだ、ん〜弱い(笑)」


「ウォーターボールでも鍛えたらこんな感じになります」

「ウォーターボール!!」

シュッ ドバン!!!


「は?」


「別物(笑)」


「水の量はさほど変わらないけど速度が早くなるのよ、魔法で包み込む感じと速度を意識してね!!ファイヤーボールもよウィンドカッターも同じよ」


「ファイヤーボール!!」

シュッ チュドォーン!!


「ウィンドカッター!!」

ブウン!!!!!!


「練習あるのみ!!」



「ぐぬぬ!!先生どれもできませんでした!!」


「ん〜島津訓頑張ってるけどねえ〜生活魔法は全部出来た?」

「はい!!」


「ちょっと待ってね」

ガサゴソ

「この魔道リング腕にしてみて!!魔力量上昇小、これ金貨20枚よボッタクリよ(笑)」


装着

ふわっとした光が島津殿の中へ


「今ならウィンドカッターぐらいできるはず」


「ウィンドカッター!!」

ビュッ!!


「おー!!」

「でリング外して見て」


「オェー…」


「汚いチョッパリ!!気が散る!」


「魔力増加魔道具は副作用あるの、魔力割合が離れてれば問題ないけど本来使えない魔法を使うと体を蝕むの、最悪死に至る体ぎりぎりをすればさらに魔力量が増える禁呪みたいなもんだからね、おそらく違う魔法やウィンドカッターを連発したら確実に死んでたわ冗談抜きでね(笑)見極めが難しいのよ、魔力回復量もあるから島津くんは一時間後一発放ったら終わりね、コツコツ増やしましょう!」


「はい!!」


「魔力酔いとは違うのですか?」


「全然違う、魔力酔いの先はただ魔力発動が出来ないだけ、魔法は契約って言ったでしょ?だから違うのよ」


「なるほど…命がけですね…」


※※※※※

剣術と組手と槍と弓


「オラオラ!!拳で語れないやつは魔道士も治療士にもなれないぞ!!」


「剣士はいいんだよ!切っちゃうから!魔道士も治療士もね」

「何だと!!髪の毛ふさふさになったからって強気だなグラムよ」

「槍こそが最強よ」「いやゆみだろ?」


いつもこんなである


※※※


ロアナ屋敷


「ロアナさんいますか?」


「どうぞ」



「おにぎり持って来ました!マリーさんも衛兵のみなさんもどうぞ」


塩おにぎり 焼きおにぎり チャーハンおにぎり 炊き込みおにぎり鶏


唐揚げ 


「えっ!!凄く美味しい」

「ササニシキという品種で作ってます、乾燥させたら干し飯といって味は落ちますがお湯をかけたらまた食べられるもとは軍事食、兵站になってたものにもなります!」


「この揚げてる鶏?サクサクでおにぎりと相性がいい(笑)」


「ガーリック、にんにくといのがあれば面白いですがなくてもこの味です」


「おにぎりの作り方と唐揚げのレシピは売って頂けますか?」


「一応ありますが米は脱穀というのをしないといけませんし米糠から糠漬けや酒造りとか色々できるので、脱穀機械ができるまで保留です、唐揚げも米粉を使った唐揚げもパリッと歯ごたえがします、小麦粉との米粉のブレンド、二度揚げや仕込揚げなどあるのでにんにく手に入れてから改めての方が…先にしますか?」


「通常の唐揚げとやらはイケるのだろ?なら先にそれで練習させる」


「わかりました。まずはお食事を」


「お腹にたまりますね、満足です」


「金属って大丈夫そうですか?」


「実はもうあるのよ」


「こっちへ」


「70キロはあるはず」


「いいんですか?」


「えー、自転車お願いね」


※※※※※※※


「島津殿!!外へ!!」

「嫌だよ!!寒い!!」

「そこを何とか!!金属手に入れたのです」

「寒い…」

「出して直ぐ回収して自転車出してとりあえず銀貨12枚ぐらい」

すー


「では行くよ!ダッシュ!!」


「寒っ!!」


ドン!!


すー


ポン!!

「あっ2.5だけだ」

「5台!!お願い!」


ポン!!


「あーギヤ固定のママチャリか2台持って!!僕も2台担いで部屋に行くから」


「ふう…ありがとう!!」


「夏場や春とかならいいが冬に自転車は駄目(笑)」


「ロアナさんに一台届けてくる」


※※※※


「ロアナ様いますか?お届けものです」


「どうぞ〜唐揚げ美味しかったです、ロアナ様から来たら通すように言われてます。」


「ロアナ様!!自転車です」


「それがなのね!!乗りたいわ」


「厚着をして下さい(笑)外は寒いですよ!」


「は〜い」


「最初は屋敷周りをぐるぐるしましょう、まずはここに乗って僕に捕まってて下さい」


「わあ!早いわね楽ちん」


「こんな感じの速度です、次にロアナ様が乗ってここをこいで下さいペダルといいます」


「うわっ倒れちゃうわ」


「後ろで支えてますから安心して下さい


30分後


「支えててね!!」


「はい(笑)」


パッ


「ロアナ様先程から一人で乗れてますよ!!」


「あら!!」


「慣れたら楽です、籠もあります、衛兵さんやマリーさんにも乗れるようになってもらえれば楽です」


「一人乗りができたので二人乗りの練習しますか?」

「怖いからいいよ(笑)トムとマリーの様子見てる、じゃあ先に衛兵のトムさんから」


10分後!!

「これは早い!!しかも走るのより疲れない上に餌要らず、素晴らしいですね」


「冬は地獄なのが欠点です。雨の日も」

「なるほど」

「次はマリーさんですね」

5分後

「ヒッハー!!!これはいい」


「マリー乗れるようになるの早くない?(笑)」

「合ってたんだと思います、相性ですからね、全部同じデザインの自転車なので塗装したりするといいですよ!」


「宝石をつけちゃおうかしら(笑)」

「安い魔石つけて魔道具仕様に改造もありですよ、温度調節とか速度増加とか」


「魔石あれば行けるんですか?」

「魔石とミスリルなど素材複数よ(笑)お遊び程度だけどお金は飛ぶわね」


「流石太后様だ!!」


「お金はあります!!チョコレート販売、ブラジャー販売で稼がせて貰ってます、息子からのお小遣い少なくてね、助かるわ、金属あれば自転車もいける?自転車を分解して自分達で作ろうにもこの黒い硬い素材が何なのかわからないし劣化品しか出来ないわ、実験で一台は分解するけど、単純に販売したり乗れるまで支援してガッポガッポはありかな〜とね、商人に販売させてもいい」


「金属調達引き受けていただけるなら大丈夫ですよ!!」


「因みに原価は?」


「2.5銀でした島津殿の利益考えて3かなと、ロアナ様が販売するなら4か5ですかね、私は売上の1割を!!」


「任せなさい!!とりあえずなれるまで2日は欲しいわ5台程追加で欲しいけど駄目かしら?」

「ん〜5つ出したんですが頂いた金属が70キロ程と考えたら微妙です、僕達も1台は欲しいですし3台なら直ぐですよ!!」


「マリー!!!行くわよ」


チャリン

「まいど〜」

「自転車は置いて行きましょう(笑)」


※※※※※


「島津殿!!99式2丁隠せる空きがようやくできました、これでいつでも外にでて大丈夫ですよ!」


「嫌だよ!!寒いもん」


「なん!!まあそれが島津殿らしさか」


「新しい商品ない?」


「ん〜」


「あっ!綿花ってある!!セルロースや服にも爆薬にもなるね、他は…ワンピースと腹巻きとステテコと羽毛布団!!!敷布団はないのに羽毛布団がある!!、買う!!」


ポン!!


「へえ悪く無さそう1種類だけ?」


「そうだね0.8銀かあ」


ガチャ!!


「聞かせて貰った!!ワンピースだと!」


「サンドラさん!!!」


「私もいます!!」


「セリアさん」


「私も!!」


「沙紀」


「みんな今、冬だよ冬!!ワンピースは危険だよ!!」


「ステテコと腹巻きというのも気になります!」


「サンドラさんがステテコ!腹巻き!似合わないよ多分」


「つけて見なければわかりません、掛け布団、ステテコ、腹巻き、ワンピース下さいな銀貨2枚」


すー


「ワンピース赤 桃色 黄緑 緑 青色 黄色がある、何色がいい?」


「青色ね」


ボトッ


「1.85だ、お釣りは出ないからね!!」


「何でワンピースはこんな色々があるのにブラジャーは3色なのよ!!あらこのワンピースしたの方が花柄の刺繍ね悪くない」


「見せて見せて、材質も良さそうね」


「私は布団はいいからブラジャー追加とワンピース3着 緑 黄色 桃色で3銀?」


すー


「ブラジャー色追加ある、黒とベージュ」


「くう!!迷うけど黒で!!」

「え〜島津〜さっき言ってよ、黒欲しかったのに被るよ」


「ワンピース0.35らしい案外安いかも1枚以上あるから追加で何か女性用品とチョコレートにして」


ドバドバドバドバ


「流石に前の30で今回25だと食べきれないよね(笑)」


「日持ちするからね」


「私はベージュのブラジャーとワンピースは緑をお願いします、銀1」


すー


「お釣りは出ませんよ?」


「は〜い」


ドボっ


「ちょっと着替えて来ます!!」「私も!」☓2



「最高ですわこの緑のワンピース!春が待ち遠しいブラジャーもいい」


「この桃色もなかなかよ桃色に黒ブラは目立つからいつものだけどどう」くるっ



「二人ともいいと思います」


ガチャ


「お待たせ!!」


「ステテコに腹巻きにブランケットを首からコーデだと!!美人は何でもありなんだな」


「そのセンスないわあ」


「部屋着よお腹冷やさなくていいのよ」


「実利をとったのか、ワンピース安い販売しちゃう?0.5なら売れると思う」


「それならいいですわね」


「販路拡大で行ってきます、1銀で青 緑 黄色下さいな!!」


すー


「赤字!!」


「行ってきます!!自転車あると楽ちん」


「えっ!自転車!!」


「金属10キロちょっとと2.5だから原価3.5ぐらい4かもまあ今は金属ないから販売中止ね、でわっ」


「あっ待って下さい!!」


「セリアさん乗って行く冬だけど?」


「温度調節魔法使えるのです乗り回す!!」


「まあ例の試作品が完成したので報告でしたがついでに載せて下さい(笑)」


※※※


「早いですね」


「人載せてこの速度悪くないでしょ?」

「ですね、疲れないのですか?」

「楽だよあまり疲れないよ」


「( ^ω^)おっいらっしゃい!ロアナさんは自転車で後宮行っちゃったよ?あと少しで帰ってくると思う、どうする?」


「セリアさんも自転車乗る?トムさんもマリーさんもロアナさんも乗れるよ」


「でわお願いしようかな」



「怖い怖い手話さないで!さっき手はなしたでしょ!」


「見てるから大丈夫だよ」


10分後

パッ


「セリアさん一人で乗れてますよ!!あらいつの間に!!なれるといいですわね」




「あら!セリアも自転車?」


「ロアナ様の自転車の色が派手!それに魔道具が(笑)籠にアイテムボックス中級と車体に自動修復小付きよ」


「うわっやりすぎですよ、そしてマリーさんが座る方なのですね」

「運動兼ねてね座って貰ったのよ、行きと帰りで交換、それよりその緑のは何?」


「ロアナ様中へ」


「私のうち!!」




バサッ!!


「へえ、素材は悪くないわねだけど今は冬!!春までは…」

「ワンピースといいます。0.35なので販売も0.5でできます、あとブラジャーに黒とベージュが追加されました」


「ロアナ様これです。」


「悪くないわね花の刺繍ね」


「セリアさんいきなりめくらないで目のやり場!!」


「おませさんね(笑)」


「服関係は沙紀に、あとセリアさんから米関係の試作品出来たというので検証して良ければ持って来ます、売上1割が私、仲介のセリアさんに0.5あとはいつものように」


「ササニシキの普及からだから長い話ね、わかったわ」


「ワンピースはプレゼントです!」


「ロアナ様私桃色まだいけます?」


「ん〜紙一重!!」


「金属あれば自転車イケるのでお願いしますね」


「は〜い」



※※※


王宮


「犬上殿!!」


「これはえと〜すみません貴族様の名前を失念してしまいました」

「良い!寧ろ今は好都合、貴殿は髪の毛をふさふさにしたり色々できるのだろ?実はな…」


「なるほど…貴族様の息子様を小学生並みから大人の息子さんにしたいと…しかし…はじめてですし副作用あるかもしれませんよ?それでもしますか?」


「頼む金貨2枚じゃ内密に皆に知られたくないのだ」


す〜

「立派になれ!立派になれ!BIG!!」


「おっ!!お!!!!」


「どうですか?」


「大成功だ銀貨50枚も受け取れ!!」


「はは〜」



その夜


「あなた!!!えっ!!!」


「快感!!身も心もお慕い申しております。」


貴族は連戦を重ね待望の跡取りが出来たのはその数カ月後の事だった。

※※※※※※

王の間

「いよいよ来週で3ヶ月になる、ダンジョンで戦闘訓練をつむがよい、これが証だ受け取れ」


「これは?」


「アポイタカラという合金の量産型聖剣と杖と槍と弓じゃヒヒロイカネには劣るがそれなりぞ、まあ鍛冶屋になヒヒイロカネの聖剣などは最低一年かかると言われてな、代用品じゃ(笑)初級や中級程度問題あるまい」


「うわっ何これ!凄い!!これでようやく冒険開始という事ですね」











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