若返りの代償
あれからセレナさんは風の如しの速さで牛乳とたまごを持って来た。
さくっとチョコレートプリンとチョコレートケーキを作り
休憩中
「なあ島津殿、畑を借りて色々試さない?、今冬だけど何かあるでしょ」
馬ぜり
ウコン
カカオ
麻の種
ナツメグ
「あっ増えてる!」
「おっ!」
「小型蒸留塔施設とある…あと籠付き自転車とポンプどれも金属がいる」
「へえ、石油から軽油やガソリンやLPガス?石油もないのに…だが自転車は欲しいが…金属はあとにして植物や食料品は増えてないの?」
「カボチャと大根とトマトの3つが増えてるね」
「どれも冬に育つか不明だが一応一つずつもらおう」
すー
「全部で0.2もしなかったみたいだ」
ボコッ
「毎回時間差何だよね、表示機能が欲しい」
「買えるだけお願い」
すー
ボコッ
「自転車かあ…そういえば何で数量限定にするの?プレミヤ狙い?」
「ちゃうわ!!監禁が怖いから少しずつなんよ」
「ロアナ様の後ろ盾あれば平気だよ、ねえ、セリアもそう思うでしょ?」
「ロアナ様なら安心だと思いますよ!飴玉とチョコレートなどは解禁した方がいいかと」
「ブラジャーは?」
「ブラジャーってなんですの?」
ぺらぺら
「へえ欲しいですがサイズを言うのが恥ずかしい…下着は赤野さん経由で販売するのがいいかもしれませんね」
「籠付き自転車欲しいよな…」
「そんなにいいもんですか?」
「変速ギアや電動付きなら楽だがいかんせんこのショップは古い…それでもなあ」
「牛乳とたまごの御礼兼ねてロアナ様のとこ言ってくる」
「えっ!片付けは?」
「収納持ちが二人もいるからすぐだよ、まだチョコレートケーキでのんびりするでしょ?」
「外は寒いからね」
「ちょっとケーキとプリン貰っていくね」
「は〜い」
寒…
※※※※
「ロアナ様いらっしゃいますか?約束はしてませんが頂きものの御礼と治療の経過観察にきました。」
「お待ち下さい、確認してきます」
「いいのよ!」
「マリー様!!」
「どうぞどうぞ」
御礼ペコペコ
「セリア様、面白いものがございます」
「ほう…」
チョコレートケーキとチョコレートプリンと板チョコレートを差し出す
「セリア様!!こここ此処は私が毒味を!!!」
「いいのよ!!」
「そんなあ〜」
「スプーンを2つ調達!!ホットミルクもねカップは3つ!!」
「よろこんで!!」
「あま〜これ何?凄く美味しい」
「ミルクチョコレートというものです、本来は凄く苦いのですが砂糖とミルクでまろやかな甘味になってます」
「これをセリア様に卸そうと考えております。銀貨1枚で板チョコレート二つ、お気づきかと思いますが島津殿のユニークスキルでございます、取引を重ねれば商品が増える!!そんな仕様です」
「つまり私にこれを売って欲しいという事ね」
「陛下と島津殿は仲があまり宜しくないのです、後宮にいる王妃様はにも近づけず王太子様や王女様や貴族の方にもなかなか…」
「隠居して気軽に動ける私がうってつけと言う事ね!!」
「はい(笑)」
「いくつおろせるの?」
「とりあえず200枚は可能です、チョコレートケーキとチョコレートプリンという先程の食べ物やチョコレートボンデュやパフェの作り方の記した紙もお譲りします!!」
「あれを作れるの!!!」
「はい(笑)なれは必要ですが問題ないです」
「何か悪いね」
「正直に申します、板チョコレートの原価は0.3銀です1銀貨で3枚、つまり0.4は島津殿へ、でここからレシピノートとチョコレートをロアナ様が貴族の方や商会に売り込んで頂く売上の1割を!!残りはロアナ様と王国へ!!、あとブラジャーというこういうのもあります、桃色 青色 赤色、こちらは赤野が担当となります。女性用品は彼女を窓口に!、儲かる匂いがしませんか?」
「青色のがいいわね」
「私は赤色!!」
「サイズを確認してみて下さい僕は後ろを向くのでいいと思ったら声かけて下さい
暫くして
「ぐぬぬ!赤が入らない…桃色は入る」
「私は青色ピッタリだった、これいいわね、素材がウールじゃないわ」
「売れそうですか?」
「間違いなく売れるは!!」
「いつまで後ろ向きに…」ポンポン
「これ一つ確か0.65銀だったはずです、お二人にプレゼントです」
「ありがとう〜!」
「チョコレートでガンガン稼いでくださいませ(笑)」
「任せなさい!!」
「レシピはパピルスで書いてます、が日本語なので私が読むので書き写して綺麗にしたら販売して頂けると幸いです」
「これが日本語っていうの?暗号にも使えそうね」
「確かに!暗号はありですね」
「まあ習得難しそうだし私の寿命だと…」
「どうなんですかね?鶏3羽分伸びてたりして!」
「鶏かあたかがしれてるわよ、まあ楽しくなってきたわ♪200枚よね」
「マリー!!!」
さささっ
「ちょうど200枚です」
「まいど〜、さくっとレシピノートを書き取りお願いします。」
ぺらぺら
「ふう…なれないから手が痛い(笑)」
「では400枚のチョコレート仕入れてきます」
※※※
次の日
「ララティーナいる?」
「ロアナ様!!少しお待ちよ!!」
「どうぞ」
「ロアナ様!お久しぶりでございます。えっ!!」
「ふふふっ」
「どうなされたのですか?お肌が…というか全体的にお若く…足腰なども大丈夫なんですか?」
「この通りよ!!」ジャンプや屈伸をしてみせた
「まぁ!!マリー何か40代後半が30代前半の肌よ!この間少し水を弾いたんだから!10代には負けるけど…」
「羨ましいですわ!!」
「警備上後宮には人材は派遣できないけど私の屋敷ではできるのよ!まあ実はお金もかなりかかるからオススメはしないけどね、それより今回頼みがあって来たの」
「ロアナ様が私に頼みとは珍しいですね」
すーと チョコレートケーキとチョコレートプリンと板チョコレートと
麦茶で作るミルクティとホットミルクティにチョコレートをとかしたものとレシピノートを出した
「召し上がれ!!多くは語らない、一口で理解しろ」
パクっ
「お〜神よ!!」
「そういう事だ!私の残り少ない寿命をかける勝ちがあるものを見つけた、私と二人で広めない?嫌なら違う…」
「やります!!」
「いい子だね」よしよし
「ここから本題だ、売上の1割は既に売約済みだ原価も輸送費や販売経費も考えないと行けないが正直いくらで売れると思う?」
「板チョコレートがあればケーキもプリンもミルクティーも出来る、私はそこまで想像ができん」
「この味…1枚1銀貨で様子を見るのはいかがですか?」
「ほう倍の値段だね」
「という事は…売れば売るほど0.5が入るのですね…しかしこの味…レシピの販売と板チョコレートはやめません?」
「それはどうして?」
「チョコレートの店を作ってから販売した方がもっと売れそうな気がします…」
「加工したらあまり日持ちしないそうなんだよ、たまごとか使うから…」
「なるほど…では3割ほどはケーキ屋さんで7割は板チョコレートね」
「あっこれも忘れたはチョコレートクッキーこっちは日持ち多少するの」
パクっ
「バター風味と塩とチョコレートがちょうどいいですわね」
「チョコレートクッキーのレシピだけ販売してみる?」
「利益の内訳どうしましょう?」
「王国に半分私は1割でいいわ、ララティーナが4割でどう?お茶会やら店舗作りで忙しくなるわよ!!」
「ロアナ様…ありがとう…」
「そうそう若返り美容はね…まだオススメじゃないの、これ見て」
「お腹も若返ってます」
「ほれ、したのブヨブヨっこれがあるのよ副作用ね、切っちゃえばいいけど勇気がね…」
「それよりその青色のひらひら付きの胸あては?」
「ブラジャーっいうのよ赤野ちゃんが窓口よ」
「義母様ばかりずるいですわ!」
「仕方ないじゃないの後宮だし、私の時もそうだったわ」
「ブラジャーはサイズ教えてくれたら持ってくるわよ、若返りは材料いるから予約して私の屋敷でする、あと捨ててもいい服を持ってくる事、まあ全裸でも変わらないけど念の為」
「痛いのは嫌ですよ
「若返りは2段階あるのよ、一弾目は外、二弾目は内、どちらも痛みはないのよ、ブヨブヨ取るときが一番痛いはず、あとバストアップは贅肉を寄せ集めてくれるのよ!!」
「何ですと!!」
「息子の事もあるからブヨブヨ切って聖女か治療士に治療してもらうか私のように放置か、とりあえず忙しくなるわね」
「さくっとやっちゃうのもありですわね、聖女も呼んでさくっとやりましょう!」
数日後
ロアナ様の屋敷に呼ばれた赤野 サンドラ
「はじめてましてララティーナといいます。今はただのララティーナですわ」
自己紹介ぺらぺら
「では僕からいきます!」
「ちょこっとバストアップ」「髪の毛ふさふさ」「ちょこっと美白」「ちょこっと美肌」
「お〜」
「鏡を!!」
「これ20代っていってもいいよね43から28ぐらいになった気分だわ」
「すぐに次ではなく休憩をはさみましょう、準備が入ります」
チョコレートケーキ チョコレートプリン チョコレートクッキー
麦茶ミルクティ 麦茶ミルクティチョコ
「えっ!!チョコレート!!」
「すまぬサンドラ(笑)最近追加されたんだ」
「あーチョコレートだわ!!」
「飴ちゃんあるじゃん」
「チョコレートは格が違うのよ!!」
「飴ちゃんとは?」
「あ〜ロアナ様どうします?飴ちゃんも解禁しますか?」
「そうねえ、たまに食べるといいのよね、あれ安いしね」
「ロアナ様から仕入れて下さいね、ケーキやクッキーと相性はあまり良くないから次回ですね」
「プリンも美味しい」
「サンドラ(笑)」
「わかるわあプリンは美味しいですものね」
「材料あればババロアや色々わたしできましてよ!お菓子作りは得意なのです!」
「ババロア!知らない料理ね!サンドラちゃんいつでも後宮に来ていいわよ!!衛兵には伝えとくわ」
「なっ!!ララティーナ!!」
「ロアナ様ばかりずるいからたまにはいいでしょ?(笑)」
「さて!沙紀やるぞ!間違いがないか確認だ!!」
「大丈夫そうよ、慶五郎はあっち向いてて!!いいと言うまで振り向かないでね」
「室内でお茶してるよ」
「肉体再生!」
バリバリバリバリバリバリ
「成功?」
「素晴らしい!!!!」
「ララティーナ様にお召し物を!!」
「ねえ赤野ちゃん私にもブラジャーというのが欲しいの…サイズは…」
「用意します、色は赤と青と桃色しかないけどどうしますか?」
「赤かな〜3着程欲しいはいくら?」
「ん〜5枚!!」
「赤野ちゃん(笑)」
「私お金あまりないの!!チョコレートも欲しいし(笑)」
「いいわよそれで〜今回の治療費金貨2枚と合わせて渡しておくわね」
「ありがとう〜」
「さて!!これからが戦いよ!!」
「横に倒れるからスパッとブヨブヨお願い!」
「マリーいきます!!ララティーナ様これ咥えて下さい」
「ふぐっ」
「でや〜っ」
「ふぅ!!!!!!!!!!!!!!」
「サンドラ様!!」
「慈愛!!!!」
「おー傷が見る見る塞がッているしかも綺麗になった」
「ふぁあ!!想像したより痛い(笑)お産以上よ!意識が飛びそうだったわ」
「意識が…私やはり辞めておくわね(笑)まだ生きたいもの」
「サンドラちゃん特別に金貨1枚よ!!」
「わあ!!!」
※※※※※
「終わったの?無事成功?」
「失敗なら命はないわよ、ララティーナ様達には後宮に戻ったわよ」
「後宮を空けるわけにはいかないからね」
「みんなは片付けか、あれ散らかるからね」
「ブラジャーはいいの?」
「ダッシュで買いにいって渡したわよ」
「なるほど…だから汗書いてるのね」
「自転車よ!!自転車が欲しい!」
「鉄くずとかもらえたら自転車だけど、鉄くず収められるアイテムボックスないからなあ、ロアナ様に相談だね、とある理由鉄あの部屋に僕か島津殿いないといけない」
「何でよ?」
「99式小銃という名のライフルが二丁あるのだ」
「あんたのアイテムボックスに入らないの?」
「ササニシキやら入ってるから1丁は入れられるけど2丁は多分無理」
「つまりササニシキをたくさん食べたらいいって事ね」
「まあそうなるね」
「卵かけご飯もひよこ豆を茹でて藁束の中に入れて納豆にしたり、チャーハンもだし色々できるでしょうに!!」
「脱穀とかが面倒なんだよ!!」
「セリアさんが手が空いてる時にしてもらう、本当は米糠とか色々出来るのに作る材料がないのだよ!」
「そうねえ…とりあえず金属用意出来ないか聞いてみましょう」
「金属?」
「自転車というのを買うときに使うんです、多分そんなにはいりませんが少し欲しいのです50キロ分程」
「バリスタやクロスボウや鎧や槍や剣に使うから…でもわかったわ何とかしてみる!」
「お金は?」
「いいのよ!その代わり自転車というのを一つ安く売って欲しい!多分いいものなんでしょ?」
「自転車って色々あるんです、マウンテンバイクというものや変速ギヤというのがついて速さ調整できるものや固定ギア、電動アシスト自転車など、電動とかアシストってわからないものもあると思いますがまとめると、どの自転車が出るか運次第なのです(笑)」
「それでも欲しいのね!3日待ってね!!用意する」
「ありがとうございます!!3日で僕らもササニシキを何とか減らします」
「ねえ、おにぎりにしたら案外減らない?」
「おにぎり?」
ぺらぺら
「食べて見たいわ」
「ではセリアさんにお願いしてみます!!」
「セリアさ〜ん」
「はい!!」
「ササニシキをガッツリ消費したいのであれやりましょう!!」
「今回は全部なのね!!」
「おにぎりというのを作るのです、塩おにぎり 焼きおにぎり魚醤 炊き込みご飯 バター魚醤チャーハン」
「忙しくなりそうね」
「タジン鍋は一つなので消費速度は遅いので何度も炊きます」
「大鍋じゃ駄目?」
「水の分量がわからないので挑めないのです!」
「確かに…少ないとあれ焦げちゃいますね」
「なので実績のあるタジン鍋」
「なるほど!!」
数時間後
「ふぅ〜4回だけしかたけなかった、アイテムボックスは便利ですね魔法瓶みたい、いつでも暖かい」
「塩おにぎり、単純だけど好きです」
「チャーハンもいいよ魚醤と鶏肉と卵とバターの野菜無しだけど、わりかし有り」
「セリアさん職人さんの知り合いいませんか?」
「ハンドル式もみすり訓1号の図案書いたんですど、籾殻を風で飛ばして受け取る網、なければパピルスで編んだのでも代用可能、試作品なので改良しないとですか作ってみたいです」
「ん〜わかりました、いくらかかるかわかりませんが建て替えときます。あまり高そうなら中止でいいですか?」
「助かります!!相場わかりませんからね」
ササニシキが広まる創成期である