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犬上家の冒険  作者: 昭和道らむね丸
13/26

勇者は最強のロバを夢見る

「そろそろ街だ、クリーンと慈愛お願い」

「クリーン!」「慈愛!」


「起きないね、最初のコボルドもだけど…」

「トラバサミで多分何日も寝れてなかったんだよ!!いいじゃん少しぐらい」


「衛兵さんに子供とコボルドと山賊の死体とか引き渡するかな?」

「管轄の境界線とか事情聴取あるかなあ」

「カツ丼出るかな?」「いいねえゆるふわの卵とじ!!」「昆布じめの甘ダレのやつもいい」「ヒレ肉かあ、もも肉でもいい」

「日本人組は食べ物大好きだな」「米好きなのよDNAに刻み込まれてしまってる!!数千年前からね」「その割には小麦粉や粉もののせいで逆転してんじゃんか!」「お好み焼きやたこ焼きとかが悪いのよ!もんじゃ焼きとかもね」



「勇者様!!お疲れ様です」


「ダンジョンから帰る途中で山賊と戦闘があって、結果、攫われてた子供やらを保護したんだがどうすればいい?」


「勇者様、調書作成しますので詰め所へ」「おい!司法部に連絡して立ち会ってもらえ!」「はいっ」


「死体とかどこに出せば?あとわからんが少し魔物化してたみたいだ経験値少し入った」


「人でもレベル高い敵を倒すと僅かに入るといいます、魔物か人かは断定できませんなあ…」


「死体はあちらへ」


スタスタ


ドバドバドバ


「赤毛のソドムとゴムラだ!!人攫いや窃盗で手配犯です!!賞金が小金貨7枚でます、手下は無しです…」


「いいねえキラキラのゴールド!!」

「すまないねえ」「良く処理できましたね!!」「ほれ?そこのイケメン勇者の鷹の目のスキル」「そんなスキルが…天は2物も3物もほいほい与える時は与えるんですね…」「わかるよわかるよその気持ち!!イケメン死すべきだよな」「はい…」


「衛兵さん!!お兄様を殺さないで!!」「しかもこんな美人な妹で聖女…罪深い…」


「司法部から来たようです!我々異世界文字は点でだめなのでできる方いませんか?」

「セシル男爵家次女のマリンですわ、私も戦闘に加わってるので調書を書きますわ」

「助かります」


カキカキ


ぺらぺら


カキカキ


ぺらぺら

「これが魔道具とアイテムボックスとお金です」

ぺらぺら

「魔道具とアイテムボックスは魔導協会、お金は司法部預かりで精算後にお渡しします」

ぺらぺら

「お金は発見者に5割、所属ギルドに1割国に4割なので先に半分どうぞ」

「おー一人大銀貨28枚ちょいだ懸賞金と合わせると40枚ほど!!」

ぺらぺら

「木材や酒とか食料品もあったけどどうしますか?」

「そちらは販売しないサインをしたら個数記入しそのままお使い下さい」

ぺらぺら

「次に引き渡しの子供ですが人族はこちらで預かります、あとはギルドでご相談下さいませ」

「縦割り行政ね…わかりました!」

「流石勇者様まだ卵だというのに…」

「いやいや〜それ程でも」

スキップ


ギルドへ


「勇者様!!心配しましたぞ!!」

「アレクと島津が魔石から完成するまで待とうってなって野宿する事に…」

「そうでしたか、早速討伐証明をあちらで!!」


ドバドバドバドバドバドバ


「キラーデーモンにキラーアント!魔石も綺麗だ!グールはいらん…」

ぺらぺら

「査定終わりましたらおよびします」


「美容の勇者様が来たぞ!!花札やりたいやつはいるか!」

「おー!!」

スキップ

「髪の毛ふさふさ」「ちょっとBIG」


「えっ!!!!勇者様!!!」

「内緒な重ねがけはできない」


「ひゃっほー!!」


「まいど〜」


「査定終わりました!!大銀貨18枚と銅貨3枚です」


「うわあ!!安い!!!」

「毛皮やドラゴンの鱗や爪とかでもないですしキラーデーモンの盾なども出来は良くないのでただの金属の値段になります…」

「だよなあ、うすうすそうかなって気はしてた…」

「2日またいだから一日1銀貨ちょいだ…」

「でもあそこボスから低確率でグリモワール手に入るから地味に人気ですよ」

「魔導書やグリモワールは高いからな…」

「通うか…」

「マッピングできた地図は買取します!!」


「なあコボルドどうするの?」


「使い魔登録して従者にするかモンスター屋に販売です、安いですよ力もさしてないですし勇敢でもないですが馬車のみはりやロバの世話ぐらいはできますよ」

「言葉通じないよ?!」

「使い切りの初級魔導書と従者の首輪を10銀で販売してます、コボルドは一応狼ほどではないですが鼻はききますのでガス回避や魔物発見にはいいですが非力!!」


「沙紀が餌付けしてしまったんだよサンドラも…僕も後々グリフォンとか欲しいし初級欲しいから3つくれ」「あーじゃあ俺も!鷹系の魔物がいるかもしれないし」


「まいどありです」


「こいつらずっと寝てるが首輪していいのかな?」

「暴れられると面倒ですしちょうどいいですね」

「そんなもんか」「契約魔法使えるものを呼んできます」

スタスタ

「えっ!ギルドマスター!!マスターは筋肉担当でしょ!!」

「はあ!?どっから見ても魔道士だろ!!無属性魔法と闇魔法つかいよ」


スキップ


「おー!!文字が選べる!!戦う 逃げる 運ぶ 世話 食事 睡眠」


「決められた言語を選択したら命令できるんだ」


「へえ」


「一応世話でも一通り身振り手振りで教えないと行けないからな!」


セシル家へ


「室内飼じゃなく番犬として飼う!!」


「じゃあ小さなログハウスもどきにしよう!!穴が開いてるだけの一般的なやつは流石に…風がねえ」

「扉はどうする?ウエスタン風に観音開き式にしょうか?」

「おーいいねえ」

「もう少しでつくよ!!」

「あっ銀貨40枚ね一人ずつ受け取って!!」

「まいど〜しかしダンジョンが1銀程度だとは…」

「それなあ…初日のキラーベアーの毛皮が良かったんだよ」

「まあいいわ、パンティを下さい」

「えっ?パンティ何て入ったの?」

「少しダサめな白とベージュね、今のウールのよりはいいわよ」

「木綿栽培するまでの繋か」

「屋敷についてからね」


「マリンお嬢様、皆様!!お帰りなさい!!沙紀様!!お疲れではありますがリー家の…」

「わかったわ、慶ちゃんいくわよ」

「ちょっと待つて木材と鉄釘を置いておく、ログハウスにどうぞ」

スキップ


「くたくたー」

「お帰りなさい!!」

「ん?もう終わったの?」

「セメント固めてる」

「あー確かセメントはあったね」

「男爵様コボルドの小屋立てていいんですか?俺達明後日には城に戻りますよ?」

「これから土日は外出、宿泊許可が出るそうな、そしたら拠点にもなるし良いかとなってな」

「2日なら少し遠出もできますね」

「なら将来に向けてベヤリンクで板バネつけるか」

「重くなってロバの負担が増えるわ」

「武器屋でロバ用装備作ってゴブリンでレベル上げかな?僕らゴブリンっはあまりレベルあがらないし」

「ユニコーンみたいに槍のついた兜とかいいかも」

「槍は…レイピアみたいなやつかな?突き刺す感じで短いから指したものも抜きやすいだろうしロバはバック出来ないから長いのは駄目だよ」

「後は胸と脛を守れば良いか」

「コボルドにランス持たせてロバの突撃力利用して倒すとかもありだね、構えるだけ!!非力なコボルドでもかろうじて…」

「ランス落としそう」「軽めのランスも設計して貰おう」

「そうなると運用考えてロバは後1と馬車みはりで追加コボルド1か2はいるね」

「おいおいだね」

※※※

翌日


「ラジオ体操というのは続けると良いものですな」

「体の可動域も増え剣士や槍使いにはいいかもです」

「確かにそれもあるなあ」

「エリーさんやスチワートさんや皆さんも参加」

「旦那様がしてるのに私達がしないのはね(笑)」


ピロリロ♫


「アレクか…確かカチューシャだな」

「この形のフルートはなれてなくてねピッコロでもないし、原種に近いから試しながらだよ」

「何でもできるな…」

「クラシックとかだけだよ、そんなに覚えてない」


ピロ♫

「ノクターンだな…メイドさんの目がうっとりしてやがる…」

「慶も何かやればいいでしょ?」

「カスタネットとか?…現代日本は基本デジタル音源とかだ、ギターやピアノはわかるが…」

「オカリナやリコーダーなら出来るんじゃないか?」

「あーキラキラ星とエーデルワイスとチャルメラならいける!!」

「チャルメラでははえないわね…」


「犬上殿、チャルメラとは?」

ぺらぺら


「ラーメンですか、だけど かん水というのがないと麺ができないのですね」


「作れば?」


「かん水って重曹だろ確か?どうやってつくるんだよ知らんぞ」

「草を燃やした灰でもいいんじゃないの?中華二番のアニメでしてたわよ、水瓶に灰をこぼしてこれだっていって上澄みとって塩 小麦粉 かん水いれてラーメン作るやつよ、分量はわからないが上澄みのかん水は少なかったわ」


「灰なら洗濯で使いますが湯浴みなどからでるのもありますからどうぞ」


「洗濯…石鹸…模倣されやすいから今はラーメンからだな、でも鶏肉 狼肉 ワニ肉 牛、馬、ロバは市場で見たが豚がいないぞ?チャーシュー必須だろうし」


「王家の直轄領でブタ育ててますぞ、手に入らなければ森で猪でも鹿でも狩れば駄目ですか?」


「猪!!」


「男爵様!余ってるボウガンありませんか?矢も下さい、コボルドに持たせてやってみたいんです」

「沙紀よボウガンをコボルドでは持てんし矢を装填できんぞ」

「3体で運用する、慣れれば2体でそれなら非力なコボルドでもいけるわ」

「赤野様面白い発想ですぞ!倅のお古だが準備しよう、ついでにせっかく小屋もできるからマリンの警備も兼ねてモンスター屋から2体程買うかな」

「それならネクタイつけて胸当てさせたら可愛いかも、胸当てとネクタイにマークや家紋つけたら貴族様に絡まれないだろうし」


「デザインとかは僕は出来んからマリンさんやサンドラ何かと相談して決めろよ!沙紀だけだと不安だ」


「何よ!!」


「まぁまぁ、ではラーメンとやらは猪狩りの後々ですな」


「そういう事です、男爵様、スチワートさんを借りますね、沙紀連れて屋敷再生の出稼ぎに行ってきます!!」


「毎日、金貨5枚も!!家計が超回復ですぞ!赤野様ありがとうございます!」

「いいんですよ、こいつは100金ですから!!」


スキップ


初級ダンジョン行って

防具屋でコボルド胸当ての依頼

武器屋でコボルド用軽量ランス依頼

服屋でコボルドのネクタイ依頼


「ふう何かと終わらせた、今日は骨の日だったみたいで報酬やすかった…ホネって使いみちあまりないからね」


「ボーンチャイナとかあるじゃん陶磁器の!まあ陶磁窯もないし作り方もわからんが骨を使うのは分かる」


「材料わかっても研究何年もしないとできないやつ(笑)私達にそれは無理よ」


「運動兼ねて馬車置いてロバだけ連れて行く?コボルド上に載せて手綱持たせれば森の中でも大丈夫だろうし」


「運動かあ…」


「島津殿ダンジョンで、はあはあと肩で息をするのは危険ですから…毒やガス…ある程度は体力を…」


「わかった…」「そうですぞ未来の貴族様、嫁のマリンさんも少しは体力あった方がいいですから、疲れたらロバに乗ればいいし」


スキップ


いつものダンジョンのとこにある森へ


「アレク何かいない?」

「アルミラージュや鹿とかゴブリンやイタチみたいなやつとかたわな、もう少し中入ったら変わるはず」


「アルミラージュ捕まえてロバに踏んでもらおう!」

「うわあ姫様プレイというか残虐な気がする…」

「ゴブリンは良くてアルミラージュは駄目なのは何!」

「可愛さ…かな」

「目つぶってればいい」


スキップ


「一匹ではわからんか(笑)猪探しながらゴブリン討伐だ」


スキップ ゴブリン8匹 アルミラージュ2匹 鹿1匹討伐済み未解体


「あっ猪!1キロちょい先、岩の上で日向ぼっこしてる(笑)」


「冬だからねえ太陽で温められた石にか」

「近くに小川があってスライムがいるから川が綺麗だ」

「海の牡蠣みたいな感じね、口がないから包み込んで浄化してるのかしら、急に僕は悪いスライムじゃないよとか、アメンボ赤いなあいうえおとかいって来たら持ち帰ろう、日本出身の可能性大」

「でもドラゴン吸収したり蝙蝠吸収しないと喋れんだろ」

「まあなあ、この世界に転生したら水の浄化と下水処理場のスライム生しか想像できん」

「目も鼻もないから飢えないし…」

「僕は嫌だな」「私もよ」

「皆んなだろ(笑)そろそろ猪が視界に入る、沙紀、サンドラ、コボルドにバフして指示を」


シュッ


「終わったの?」


「当たりが良かったのかな側面から後頭部撃ち抜いている、前頭葉があるとこの骨は固いからね」


「解体しょう、林さんは薪に火を、コボルドなどにレバーや腸やハツをあげよう!!生ではあれだから茹でて」


「えーハツはコリコリしていいじゃん」

「次しとめたらな」


「案外油がぶにぶにしてなかなか切れないもんだな」


「貸して!ヘタクソ!」


「お前もじゃん!」「スーパーの肉とは違うね…ごめんね」


「あー水使って流しながら切ってるのかもね」

「精肉にしたら凍らせば機械だけどこのまま冷凍はないからね」

「吊るしながら解体が多分正解だろう」「あーそんな気がしてきた、ぶよぶよのアンコウもつるすしね」「確かに」

「引っ張りながらやれば案外できてるぞ、皮とニクの引き離し」

「血抜きしながらだから動物や魔物集まってくる考えだがどう?」

「俺が見てる鷹も肉を狙ってる(笑)鳥なんかが多いかな、3キロ先に熊がいるぐらい魔物熊かはわからん」


「削ぎ落とした肉の切れ端を投げてやればいいんじゃないの?」

「野生動物!」

「キャンプ場とか市街地じゃなくここは野生オブ野生だから私達が部外者だし多少はいいんじゃないの?アレクは鷹使い何だし餌付けして仲間になれば儲けもんよ」

「それよりコボルドがよだれたらたらなんだが…切れ端さくっと焼いてあげるね」


じゅー


平な石を熱してその上で焼く


ハフハフしながら食いつきやがる


「解体って時間かかるんだね、皮剥してお腹を腸や肝臓を傷つけないようにスパンと切って肝臓や腸や腎臓を取り出す」

「何で?」

「臭いから、胆汁とか未消化なものやウンコだからね、ウンコ臭の肉は敗北と同じ」

「こんなにしてウンコ臭の肉はないからね(笑)」

「小腸などは水洗いしたらコボルドへ、大腸は森に変えそう、放り投げれば鳥が食べるさ」


「3人がかりでようやく終わりそうだね」


「脂の取り過ぎだと便がゆるゆるになるはずだから基本茹でて!」


「何かこの子達焼いたやつの方が好きみたいで…」


「俺らも小休憩しよう、犬上殿、肉収納お願い」

すー


「60キロぐらいのししから骨や臓物除くと40キロぐらいか」

「頭も入れるの?持っと少ないわよ」

「コボルドに脳みそ茹でてあげようかと!!」

「そんな時間ないわよ、じゃあ鳥に寄付だね」


「手がベトベト!!」

「川いこう」


「死ぬわ何これ寒っ!!」

「あっちは太陽の光さしてたからね…」

「イワナ系の魚とかいる!!」

「網とかないよ?」

「試した事もないけど水面の石と石を思いっきりぶつければ魚は取れるはず」

「嘘だあ」

「林先輩!!!頼みます!!」


ドスン!!


「おー!!魚だ!魚!エビもナマズもいる!!というかでっかいカニいるわね40センチ級って魔物だろうね!!」


「それよりさかな達は気絶してるだけだ!!沙紀!!サンドラ!!さくりと頭さして血抜き!!コボルド隊は魚回収!!」

「アワアワしてる命令が伝わってない!!」

「やってみてさせてみて褒めてあげないと覚えないわよ!!」

「ここに来てもか!!晩年は老害疑惑があれなのに…」

「冷たいっ」

「おー、コボルドたちも掴んで真似てるよ」

「時間との戦いだ!」


イワナ系3コイ系1ナマズ系2ドジョウ系6エビ2


「小さいのは逃してな」


「屋敷に帰ったら天ぷらもありかもしれん」

「あー川魚は危険だけど天ぷらならいいね」


「なああの魔物ガニ浮いた魚をるんるんで食べてるね(笑)」

「サワガニの素揚げはありだが40センチ級のやつだからな下手したらズワイガニより大きい、だけどワタリガニみたいなコンパクト設計だ無駄に手も長くない、挑んで見る?食べそうだし倒したらコボルドにご褒美であげてもいいしね」


「よしっコボルド隊ボウガン装填!!」


「うわあ戸惑ってる(笑)「サンドラさんコボルドに身振り手振りで」


「よし」


「発射!!」


「おー鏃は突き刺さった!だが生きてる…まあカニだしね、足を失おうが生きるからね」


「島津、後ろからふんずけて持ち上げよう!」

「無茶言うな!」


「おー流石林先輩、あーあ、足をブチブチとってしまわれた」


「魔物といえそうなると…」


「さっきのとこに戻って塩ゆでにしよう、猪見つかるまで茹でればいいさ」


「鍋30センチぐらいしかないぞ」


「足を茹でて半分突っ込めばいいんじゃないの?割ると味噌逃げるよ」


「蟹味噌か!!なら仕方ないそれで…」


10分後


「おっレベル上がった」


「おめー」


「白だしかポン酢さえあれば蟹楽しみたいのだが、マヨネーズと島とうがらしの粉末混ぜた辛子マヨも試してみたい…」


「アレク!イノシシいる?」

「わからん鷹が脳みそに夢中だ」

「あれか!!アイツを倒せば裸を見られなくてすむ」

「嫌、あれだが街の鷹とは違い無実の鷹だから…」

「あんなふうに食べるんだな、しかも他の鳥が来ても威嚇して追い払ってる」

「あー茹でるの時間かかる!!変色したけどパカってあけて直火で焼いちゃお!」

「それなら魚醤とバターはあるよ」


「10分10分茹でてるし生焼けよりはいいか」

「林先輩!!」

「おーワタの近くに魔石だ!!魔物のくせにいい香りなんだか」

「赤野隊長!!石を囲んで簡易暖炉できました!!」

「島津隊員でかした!!」


「シンプルに鉄板と網欲しいね(笑)」

「道具屋か武器屋だね」

「優先順位は低いけど作ってもらおう」


「足と爪わってコボルドにあげてみよう」


「あっつい!!(笑)尋常じゃない、ゴム手袋とかこっちはないんだぞ!」


「闘気装甲!!」


「そんな使い方が…」

「風呂で試してみたら体感が常温になった」

「何そのチート!!鷹の目の複眼とそれってやりすぎ」

「お前も同じのあるだろ(笑)経験の差よ」

「除き魔のくせに…」

「ありがとうございます!お兄様」


「コボルドめちゃ喜んでる、だが2匹にもあげないと喧嘩になるな」

「アレクどの出番ですよ!バンバン殻取って」


「爪のとこ食べてみたいな」

「いいのかの?魔物だぞ?」

「こいつはウッキウキで魚を食べるようなグルメ魔物だ、イケル気がする」


「はあ?めっちゃ濃厚、大味かと思ったけどそんな事はない甘みもあり歯応えもいい、クラブの中のクラブよ、食べてみ?沢蟹のレベルを超えてるから」


「うまあ!!」「私も!」「美味しい!」

「何で爪が2つしかないんだ!!魔物ならもっとつけろよ」

「美味しいです!」「他の足も食べたが他は普通だ、爪だけがおかしい」

「あーただの蟹だ(笑)」「コボルドには爪はまだ早いな」「同意」


「敵!!ワイルドボアと思われる2体!!川の方に向かってる、距離200メートル」

「近っ」

「あそこの木の上で満腹そうな鷹のせいだ」

「D級です!」

「Dか蟹味噌守る方が上か」

「林さんはレベルあがったから僕と2人で蟹味噌の火の番で」

「大富豪沙紀!!やっちゃえ」


「うわ(笑)頭蓋骨粉砕だ下は土なのに良く踏込みできたね」

「あっ!!あと一体のワイルドボアが怯んで逃げ出そうとしてる」

「コボルド!!ロバに乗って突撃!!」

「まあわからんよね(笑)ごめん」

「おっアレクまだオーラ切れてなかったのね」

「あーひっくり返しちゃった」

「コボルドにナイフで喉元ぐさりだね」

「それならナイフ立ててロバに踏んでもらったほうがいい」

「姫様プレイ再び」


ワイルドボアは息絶えた


「解体時間かかるんだろうな…回収だけだな」


「もう帰るか一応任務はクリアしてる帰り道にいたらで」


スタスタスタスタ


「アナグマが400メートル先」

「それはいいや」

「美味しいらしいよ」

「じゃあ通り道にきたらね」


スタスタ


「コボルド隊戦え!!」


「おー支持にすんなり従った」「私も戦えってやったは、」「私も」

「連携かなるほど」「アナグマのクビにナイフさしてる」「解体の真似だね」「屋敷が汚れるからさせてみる?」「コボルドの解体レベルが上がれば楽できるか」


「雑!!多分真似てるだけであまり理解してないやつだ」

「皮が無残」「私がやるよ」


「このサイズだとすぐだね」

すー


「手が脂…ギルド支部の井戸で手洗い」

「アナグマ半分上げたら?」

「いいかも喜んでくれるはず」


スタスタ

「クリーン!」

「魔法になれてないからあれだがこうすればいいだけだ(笑)」「クリーン」「クリーン」

「魔法ない世界から来るとそうなるよね」


スタスタ

ギルド支部

「アナグマ仕留めたので半分どうぞ」

「勇者様!ありがとうございます!森で狩りしてたのですね」

「ロバのレベルあげにね」

「ロバ!?」

「実験だよ実験、スキル持ちの狼もいるし人間もレベルあがるからロバもどうかとね、結論は見た目だけしかわかってないが上がってる」

「少しお待ちを」

バタバタ

「あーレベル6ですね、ロバのレベルあげの発想はなかったです、これは魔道具、鑑定眼ですレベルと簡易的情報がわかるのです」

「へえ6か…勇者のロバが6では駄目だよなあ(笑)これから定期的にゴブリン狩りさせる」

「勇者のロバ…前例がありません…ですか面白いですね」

「今日は徒歩だから早めに本部よるよ」


スキップ

ギルド本部


「ワイルドボアかあ筋肉質だけどつまみにはいいぜ!解体見ていくか?」

「コボルド隊集合」


「あー解体学ばそうってか、なれないと人間でもうまくできねえぞ」

「うわあ喋りながらさくさく解体されて行く、綺麗なもんだ」 

「各部位の肉もらっていいか?」

「買取価格から引いておくよ、どのくらいいる?」

「みんな分だから1匹全部かな(笑)あと1匹はそのまま買取で」

「あいよ」


スキップ

道具屋

網 トング 長箸 鉄板依頼


食料品店 小麦粉購入


セシル家

「ただいま〜疲れた〜」

「慈愛!!」

「肉体疲労もなのか!!聖女パネェ」

「息切れとかは駄目よ、まだたまごだから万能じゃない、死者蘇生とかできないわよ」

「それで来たら半神やんいや邪神の部類か」

「せめてアレクと違って人間でいてね」

「ははははっ笑いましたわ、お兄様もまだ人間でしてよ」

「まだ言うな」


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