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蒼翼の修道女 伍話

偽修道女シスターは哂う?!


いや、苦笑いだった?!

女神ミレニアの力で発動された。

金色のリングで力を放つ。


俺は求めに応じてが翔龍ドラゴニスに。

更に翔龍騎ドラゴンライダーへとミコを変身させる。


金のヘッドギアとなった俺の眼が、蒼き光を放つ時。

ミコはドラゴンライダーとなり、敵を睨む。


翔龍騎ドラゴンライダーミコ、ここに蒸着!」


アクマンの後ろに建つ逆さ十字架を指し、仁王立ちで言い放った。


白銀の龍を宿し、女神の魔法力を持つ翔龍騎ドラゴンライダーが。





「ひょほほっ?!翔龍騎ドラゴンライダーといえば、もっと刺々しいのかと思ったぞ!」


アクマンがライダースーツに身を固めたミコを、半ば涎を垂らし見詰める。


「何だか知らんが・・・ムチムチじゃね?」


変身した事により、ライダースーツを纏うミコに好奇の目を向けるアクマン。

まぁ、変な宗教の変態なオヤジでもあるからしょうがないと言えばしょうがないが。


いや、実際にリュートもそう思えていたのだから・・・


「こんな奴を教祖に持つ信者の心が分からん・・・」


・・・嘘つけ。

リュートもミコと同化しているから解るだろ?

年頃の娘となった身体を持つ、幼馴染な男の子という者なのだから。


「リュート・・・今さ、厭らしい心になってるだろ?」


・・・ほらみろ。バレた・・・W


「げふん・・・気にするなミコ。俺は正常だ!」


・・・言い切るのかよ狐モドキ!

まぁ、リュートは男の子だもんな・・・分からんでもない。


怪しい気配と対峙しているミコが戦闘ポーズを決めてヘッドギアに命じようとする。



 たゆん 



出る処がしっかりと主張する。


<ふむ・・・レベルが上がれば上がる程・・・悩ましいな>


低いレベルの時には感じられなかった身体の変化。

今やレベルも上がり、それ相応の肉体を持つようになった元男の子に。


<姉の身体を越えたんじゃねぇのか?こんなにまで大きくなるとは?>


揺れるバストにリュートは思いを巡らせる・・・・って?


「リュート・・・責任取れよな?

 こうなったのも、そもそも女神ミレニアとリュートの所為だかんな!」


ヘッドギアの考えている事はミコに筒抜けである。


<いやいやいや、それを言うのなら。ミコがあの本を触ったからだろ?>


「なんだって?!ボクの所為にするのかよ?!」


怪しい気と対峙して・・・いるというのに。

幼馴染な二人は痴話喧嘩を始める。


「・・・訳が判らんが?独り言を喋ってるんだ?」


アクマンが翔龍騎ドラゴンライダーミコに訊いて来る。


「お前なんかに解って堪るか!さっさと正体を現しやがれ!」


これ幸いに痴話喧嘩を辞めて、ミコが再度指差す。


「でなかったら・・・アクマン諸共吹っ飛ばしてやるからな!」


逆さ十字に宿る者へと、最後通牒を突き付けたミコが問答無用でパンチを繰り出す。


「おいっ?!お前っ!言ってる事と身体が比例しておらんぞ?!」


逆さ十字から何者かが叫んで来た。


<やはりここか!構わねぇ、ミコ!やっちまえ!>


リュートがパンチをそのまま十字架に叩き込む様に促す。


「おっけぇー!ライダーパァーンチ!」


魔法力をパンチに込めて、ミコが放つ。



 ガキン!



ものの見事にパンチが逆さ十字をぶち壊す。

弾け飛んだ十字架・・・そして台座。


「ぐわあぁっ?!なんて無慈悲な!」


十字架よりもアクマンが叫んだ。


「我々のシンボルを壊すなんて・・・罰辺りも程があるぞ!

 弁償して貰うからなっ、高価だったんだからな!」


・・・いや、あのね?

あんたは操られていたんだろ?


「我等の神は、高級な物を好むんだぞ?

 その十字架のモニュメントだって5000ゴールド掛かったんだぞ!」


・・・は?!

こんな十字架が村の年間予算級だというのか?


「賠償出来ないのなら、その身体で払って貰わないとなぁ。

 翔龍騎ドラゴンライダーだというのなら、用心棒として働いて貰うからな。

 300年間無給で働いて貰わんねば間尺に合わんぞ!」


・・・って、おい。

いわせておけば良くもそんな出鱈目を!


と。

ミコが考えたかはどうとして。


「言っておくけど。十字架をどうとか言う前に、自分の心配をしたらどうなんだよ?」


破壊されたモニュメントには目もくれず、ミコはアクマンに捲し立てた。


「教団を壊滅させれればお給料は手に入るんだよ。

 ボクに文句があるのなら、先に依頼主に言ったら?

 それに、ボクの本当の狙いは教団なんかじゃないからね!」


そう。

ミコ達の狙いは別にあった。


「訊きたいのは魔王はどこに居るの・・・ってこと。

 それを訊く為にわざわざ相手になってやったんだから。

 こんなどうでもいい教団潰しなんていう仕事に、手を出したんだからね」


さもつまらなさそうにミコが言った。


「で?魔王はどこに居る?教えないと問答無用で駆逐するよ?」


構えるミコが言い放つ。

一撃で倒せる自信を漲らせて。


「魔王様がどこに居るのなんて知る訳がないだろう?

 そもそも魔王様が居るのかも分からんというのに?!」


「・・・そう?じゃ、滅びようか?」


アクマン目掛けてミコが脅し文句を再度言い渡す。


「まっ、待て!答えたじゃないか!」


アクマンに潜む者が言い返すのを、嗤うミコが指を振る。


「答えられないのなら答えになっていない。

 魔王がどこに居るのか知らない悪魔なんて、世界に必要じゃないからね」


ヘッドギアに必殺技を繰り出すよう、インプットするミコ。


「そいじゃぁー滅びようか。アクマンと一緒に」


「待たんか!こいつは無碍の人間だぞ?道連れにしても良いのか?」


慌てる宿る者が言い募ったが。


「・・・言っておくよ、ボクも人間だからさ。間違いはよくあるんだよ」


ミコは応えるが早いかジャンプする。

アクマンの前で・・・アクマンの頭上へと。


「ぎゃぁっ?!マジカ?!」


損な教祖が腰を抜かす。


「マジカだって?大マジに決まってんじゃん!」


頭上高く飛び上がった翔龍騎ドラゴンライダーミコ。

態勢を切り替え、必殺のライダーキックに移行する。


「喰らえ!ボクの必殺技・・・ライダーキィーックゥ!」


「ぎぃいやぁあああっ?」


アクマンが怯えて泣く。

頭を抱えて殲滅されるのを待つ・・・が。



 しゅんっ



ミコはアクマンを擦りぬけ、破壊したモニュメントを目指した。


「なっ?!なんと!」


アクマンの声が変わった。

明らかに動揺し、明白な驚愕の声を上げた。


「馬ぁ~鹿ぁ!気が付いていないと思った?

 その男に宿っていないのはお見通しなんだよ!

 お前の正体は悪魔・・・だから逆十字に潜んでいたんだろーが!

 お生憎だったな、人の正気を盗む者・・・悪魔よ!」


モニュメントを壊された悪魔が潜んだ台座の下には、闇へと続く穴が開いていた。

人の生気を盗む悪魔は、形を採ってはいない。

唯、人を誑かす穴の上にモニュメントを立てさせて誤魔化していただけ。


「ボク達には女神ミレニアさんのアンチョコ本があるんだよ!

 誤魔化そうと考えていたみたいだけど、隙あらば取り込めようとしてたみたいだけど。

 ボクを壇上にあげたのが運の尽きさ。しっかりと調べる時間が貰えたからね。

 お前の馬鹿につき合ってる間に女神ミレニアが調べたんだよ!」


逆落としにキックを繰り出すミコが嘲笑った。


「なんとっ?!そんな馬鹿な!」


悪魔が自らの行為に恐怖した・・・


「喰らえっ!必殺のライダーキィーックッ!」


挿絵(By みてみん)


暗い闇の穴ぼこに、ミコの蹴りが命中した。


「残念ばっぁあああーいっ!」


なんとも言えない最期の声を上げて、悪魔は潰え去る。



「チュド―――んっ! 」



モニュメントがあった場所で、壮烈な爆発が・・・おきなかった。

起きたのは穴が塞がった音だけ。


チュド―んっってのは悪魔がほざいた声。


「なんだかなぁ・・・」


拍子抜けの声を漏らす俺。

ふんっと胸を逸らして仁王立ちになるミコ。


「どうしようもなく弱っちいかったな」


「ふふんっ、僕に勝てるのはいないっ!Vヴい!!」


勝利のポーズを決めるミコに、俺はウンザリしていたんだよ・・・





変身を解いたミコに、リュートが今度も駄目だったかと溜息を漏らしています。


いや、今回は特に?


「更にというか・・・状況は悪化したようだ」


狐モドキ状態に戻っている俺が明後日を観て嘆く。


なんと?

リュートよ、なにがどう悪化したのだ?

事件は解決したのではないのか?


「はぁ・・・帰る気あんのかよ・・・シスター」


・・・?


リュートは教壇に立つシスターを観て、ため息を溢す。

紅い法衣を着た・・・ミコを観て。


・・・げ?


「巫女様!これからもずっとお導きくださいませ」


信者がミコを讃える。


「いいや、もはや巫女ではない。教祖様だ!」


信者が妄信する。


担ぎだされたミコは嫌そうな顔を・・・していない。


「おーっほっほっほっ!ボクこそが女神なんだからね!

 皆さんっ、ボクを崇めなさいっ!」


「ははーっ!」



もはや・・・ミコを停めるのは難しい?


「教祖様って良い仕事じゃん?」


尊大な態度を執る幼馴染に、俺は深くため息を吐くのだった・・・Orz







終わらないよ。




まだ。




ミコ「なんて、これは職業じゃないよな?」


リュート「そうそう!」



ミコ「じゃぁなんで?シスターなんかにされたんだろ?」


リュート「・・・まさかとは思うがな」



ミコ「??」


リュート「作者はミコが年頃の女になったと・・・教えたかっただけじゃぁ?」


ミコ「!!((ぷんすか))!」



作者 注)「そのとおりだぁ!」



こんな調子じゃ、いつになれば魔王に出遭えるのか?

それよりも!タダ働きばかりじゃ旅立つ元手も稼げないぞ?


次はまともな職業なんだろーな?


NEXTJOB・・・


次回 白い巨塔はタピオカの味 壱話

白い巨塔だと?!もしや・・・?で、なぜタピオカ??

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