表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

∽気持ち

9∽気持ち~

気付かない振りをして、半年が経った。3月になったら豊先輩は、居なくなる。

寂しい気持ちになる。卒業前にバレンタインデーのチョコ渡したい。

計画的に2学期は、裁縫クラブ

さん3学期には、調理クラブに入る事に決めていた。

調理の先生達にも手際が良いと言って貰えて、3学期には、よろしくね~!と言われてた。

部活の先輩達も最後の試合が近い。そんな事を考えながら、歩いていると。

(3年高先輩)「花❗️」

すれ違いに気づかなかった。

(花)「はい。すみません。」

いきなり肩を組まれ。

(3年野崎先輩)「この前の練習中見てたんだよね。」

(3年高先輩)「いい感じだったけど、何か言う事ないのかなぁ~。」

周りから見ると明らかに絡まれてるかな?と思いつつ。

(花)「何か、ありました?」

(3年高先輩)「とぼけるなよ!」

考えていると。

(3年野崎先輩)「豊がボール拾ってくれただろ?アイツあんな事今までした事ないんだよ。」

(花)「そーなんですか?良く声掛けて頂いてます。やさしいですよね。こんな、私に。」

(3年野崎先輩)「豊の奴同じ小学校じゃあないから、良く知らないけど、1年から知ってるから言うけど、誰にでも噛みついてどうしようもない奴だよ。最近、大人しいけど!あれで、生徒会長もないよな。」

(花)「あっ!でも、凄く良い人で、やさしいです。」

(3年高先輩)「う~ん?花ちゃん豊の事どう思う!」

(花)「好きです。やさしいです。」

(3年高先輩)「見た目怖いから言ってるの?」

(花)「いいえ。違います。本当は、やさしい人って分かってるからです。」

(3年高先輩)「そういえば、見えちゃう人だったよね。花!」

まるで、私の事分かってくれる様に先輩達は、笑いながら手を振って帰って行った。

きっと、告白なんて出来ない❗️でも、気に掛けてくれてる。

事情を知ってる私、余分な事は言わない。豊先輩の行為に甘える事が、きっと豊先輩も喜んでくれる。そう思う事に決めて。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ