異世界の不思議な夢
「不思議な夢をみたことはない?」
「・・・!」
不思議な夢。
あの夢のことだろうか。
「私達2人ね、たまに夢を見るの。
多分、あれは"自分"の話。
私達に共通しているのはステータスの異常。
たから、カエデちゃんも、もしかしたらと
思って。」
「・・・ある。」
「・・・やっぱり。なにか覚えてることは
ある?」
「うん、少しだけだけど。」
そして、私は覚えていることを話した。
すると、2人は驚いた。
「どうした?」
「・・・俺の夢とリンクしている。」
「え?リンク?」
「うん、俺の夢は森の中で泣いていて、
だれかが話しかけてくるっていうところが
あるんだ。」
「森のなかで・・・」
「うん。だけど、それ以外リンクしているところはない。」
どういうことなんだろう。
私とシューキの夢がリンクしている。
つまり、あの泣いていた誰かはシューキだということ?
「私達も何度か話してきたけど何も分からない
の。」
「夢を見るのも不定期で内容もいつも同じだし
ね」
「まあ、考えても何も分かんないし、そろそろ寝よう。」
「そうだね〜。」
「そうですね・・・」
そして、屋敷へ向かう。
「そういえば、私があの場所に普通に行ったって言った時なんで驚いていたの?」
「ああ、あれはね、シューキもレベル3の結界魔
法が使えるんだけど、あの時周りに使ってい
たらしいの。
でも、それを破れるのは今まで私しかいなか
ったから。」
「あー、なるほど。」
「ちなみにライラの結界の破り方知りたい?」
「し、知りたい・・・!」
「え?
別に火の玉をぶつけて穴を開けるだけよ?」
火の玉・・・
ライラが巨大な火の玉を持って投げているのを
想像してみる。
うわぁ・・・
「すごいね・・・」
「そう?」
廊下を歩き階段のところで別れる。
「それじゃあ、また明日」
「おやすみ」
「うん。おやすみ」
自分の部屋でベットに潜る。
あの夢は結局なんなんだろう。
あれは、"私"だとわかる。
だけどあのようなことがあった記憶はない。
あれは、一体いつの"私"なのだろう。
そんな事を考えながら眠りに落ちていった。




