突然の異世界転移
紅く染めた夕焼けの空、俺は自分の家の玄関前に立っていたが、何故か入ろうとしない。いや…自分の家なんだけど入るきが無い決して他所の家に間違えて来たんじゃなくてなんか人の気配がする。俺…一人暮らなのに。
俺は小さい頃から両親が居ない父は俺が生まれた時から事故死、母は父の死に精神追い詰められ俺を残し自殺。そんなことは、どうでもいいとして。
さっきからなんだ?明らか人間とは感じられない感覚?気?てか、なんで一人暮らしの俺のとこに誰かがいるんだよ!?おかしいだろ。と、考えた自分がバカだった、そんなこと考える暇あるなら行けよ、と思うと自分が馬鹿馬鹿しい。
「と、とりあえず、入るか」
あまり入る気はないが恐る恐るドアを半分まで開たが俺はすぐに閉めた。見えた明らか誰かが玄関の前に待ってる。
いやいやいや、おかしいおかしい、そうか!とうとう俺は幻覚を見るようになったか!でも幻覚にしちゃリアルだな。まぁいいか……とりあえず適当にただいまでも言って見るか。
俺はドアノブを握りおもっきり開けた。
「よし、ただいま!」
「あ、おかえり、“お兄ちゃん"♡」
ん?おかしいぞ幻覚なら返事が返ってくるはずないぞ〜おっかしぃなぁ。
年齢的に中学生くらいの女の子が立っていた。いつも通りの生活みたいに返事をしニッコリとこっちを見ていた。俺はその姿を見て固まったままだった。
待て待て、いる!、完璧にいる!なんで?俺は妹なんて居ないよ!?確認取るけど俺は“一人暮らし"だよ!?
「え、えっと〜どちら様ですか?」
俺は恐る恐る、妹を名乗る女の子に聞いてみたが女の子は不思議そうな顔した。
「え、誰って私だよ?今更何を言うのお兄ちゃん」
俺が気のせいなのか?でも俺は完璧一人だ。家族は死んだおかしい隠し子がいる訳ではないし。
「本当にお前誰なんだ?、俺は家族なんていないし妹なんて居ない。それにお前は“人間"なのか?」
俺はさっきから感じてた。人間ではない気?俺は女の子に問いかけた。その瞬間女の子は驚いたかのように目を開かせ。不敵な笑みを浮かべた。
「どうして、人間じゃないって分かったの?」
「分かったってお前は人間じゃないのか?」
まさかだったが人間じゃない、てこれ俺ピンチじゃね?やばい速く逃げ……あれ?
俺はドアノブを握り開けようとしたが開かない。何度開けようとしても開かない。
「ドア開けようとしても無駄だよ、あなたは既に私の檻にいるのよ」
女の子は笑みを浮かべながら俺に少しずつ近づいて来た。