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夢色はモノトーン   作者: 文月 彩楽
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act5 夢の中へ…

りさは クラスメイト・川西鈴奈かわにしれいなの夢に出てくる“黒い人達”について話した。霊感テストで出てくるなど、行動範囲が夢だけではない事など、知っていることは全て話した。

「ん〜… それは面倒あるな。 話を聞いた限りだと 可能性があり過ぎて見当がつかないね。

いっちょ ワタシがその鈴奈れいなの夢に行きたい所あるが… りさ、一緒に来るね!」

「そんなに 巻き込んじゃって大丈夫なの?」

「おもしろくなりそうねっ!」

2人はサブエントランスの待合用の黒いソファーに腰掛け、計画を練っていた。

さすがに 現実世界で「夢に行ってもいい?」なんて聞いても 変に思われるだけだろう。 まず、美夕みゆうがりさと鈴奈れいなの夢をつなげ、当事者の鈴奈れいなの許可をとる。

「じゃあ、今日は 早く寝るようにするから、準備よろしくね‼︎」

「まかせるね!」

話しが大まかにまとまると、りさは席を立った。


いつもより早めに日課を済ませ、さっさと床につく。10時前には寝付いたはずだ。

「遅かったあるな。その鈴奈れいなって子はもう夢見始めて結構経ってるあるぞっ‼︎」

「えっ? これでも頑張ったんだよ? 鈴奈れいなちゃん寝るの早くない?」

どうゆうスケジュールで行動したらそんなに早く寝れられるのだろう。

鈴奈れいなちゃんの夢は 今どんな感じ?」

「いくつかの夢を見終わってるあるが まだ“黒い人”らしいのは出てきてないね! まだ間に合うね‼︎」

りさは美夕みゆうに手をひかれ不思議な空間を走っていた。

「それと 言い忘れてたあるが、人間は普通、夢を見る睡眠と見ない睡眠を繰り返すが、ワタシと行動するときは 強制的に夢を見続ける事になてしまうね。そうなるとちゃんと眠れないから、明日に響くあるぞ!」

「レム睡眠とノンレム睡眠の事? 大丈夫!私達まだ若いもん!徹夜もどきなら余裕なはずだよ!」

あれこれ言い合いながら鈴奈れいなの夢に着いた。

鈴奈れいなは彼女の卒業校らしき所にいた。

「あれ? りさ?」

合流し、下駄箱で話すのもなんなので 左の突き当たりにある図書室へ向かい、美夕みゆうを紹介し、計画を練った時に ある程度まとめてあった 話をした。



「ほう。…そんな世界もあるんだね。」

鈴奈は話を聞いている時も、書き終わった後も、ずっと平常運転だった。

その時!


ぐにゃ…


視界がぼやけて歪み始め、今 この瞬間さえも記憶としておぼろげになりそうな感覚になる。

「次の夢に切り替わるみたいね。」




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