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新第二次世界大戦  作者: 斉藤雄一
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第一海兵団への着任

1940年5月1日  午前7時  東京市麹町区霞ヶ関海軍省


海軍省人事局で正式に受けに海軍人事部に向かい事例を受けとる。





                海軍省発令人事配属通達

     海軍大臣米内 光政              (昭和十五年)五月一日


斉藤 悟少尉  貴官を新設された海軍第一海兵師団第一連隊第一小隊指揮官に任じる

        




「直ちに横須賀鎮守府に新設された司令部に出頭せよ」…

何とも簡潔な指示を人事部の大尉から受けた。事例の内容も短いまぁ今年だけで新任の准尉・少尉が数百人に

渡すのだから一つ一つ内容を変えるのは効率が悪いのは確かだ。これは前世も同じ事を思ったものだ。

そんな事は別にいい俺は海軍省を後にする何せこの日だけで俺の知る限り三人は同じ師団所属になっていた。

二時間まるで現代の電車乗っているような錯覚を覚えた。丁度昼時だったので横須賀までの車内で食事をした

横須賀に着くとそこには軍のジープが俺を待っていて兵士が声をかけてきた。

「失礼いたします!斎藤少尉殿でしょうか?」

「そうだが君は?」

「失礼しました!自分は海兵第一師団所属森曹長であります。」

この兵士海軍省から迎えを出すように指示が出されたと言ったまさかこのタイミングで気を使われるとは……

「では曹長師団司令部まで頼む」

「了解であります」

迎えのジープで司令部に向かうこの日本には軍用道路が整備されているため移動がとにかく早い基地まで僅か五分ほどで到着した。着任の挨拶に来たと告げるとそのまま行っていいと言われ森曹長に案内され司令室へ向かう。ドンドン

「入れ!」

「失礼します!申告いたします。斉藤悟本日付で海軍第一海兵師団第一連隊第一小隊に着任しました!」

「ご苦労私が師団長の太田 実だまさかあの斎藤家の嫡男を部下に持つ日が来るとは思わなかったがな」

太田司令はそう言って言葉を区切り俺の目をジッと見るこちらも見つめ返す(変な意味はありません汗)

「いい目をしている。さて彼は副官の本郷君だ」

「北郷 剛だよろしく」

「恐縮です大佐」

「国内では年内の開戦が噂され実際軍でもその動きがある余り時間は無いが可能な限り準備をしてくれ」

「了解です司令、父も開戦は年末だと聞いています」

その発言を聞き北郷大佐が」

「年末開戦日が既に決定しているのか?」

「父はそう言ってましたね」

既に開戦が確定していると聞き二人は一瞬顔を曇らせる

「まぁ何はともあれ君を我が師団は歓迎するよ、では曹長斎藤少尉を所属部隊に案内を」

部屋の入り口に待機していた森曹長は見事な敬礼で応えた。

「では司令・大佐失礼いたします」


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