国家動員法
中国との戦争が無ければ太平洋の戦局も違ったかも…
悟が海軍省へ出頭した日からひと月日本の国会では戦時における動員に関する法整備についての審議がされていた。この法案は軍出身の貴族院石井大翔 階級は少将
「…でありますから本法の行使は我が帝国の危機迫る事態にのみ限定することにより国民の混乱を抑える事を可能と思われます」
民間政党である国民党からは肯定反対半々っといった様子場内がざわめく中議長が割って入る
「静粛に!!では双方の質疑応答を行なうまずは国民党何かありますか?」
議長の声に反応し直ぐに一人が質問に入る
質 「石井閣下にお尋ねする我が国の危機とは具体的にはどのような事案を指すと軍部は捉えるのか?」
石井「もちろん前大戦の様な長期に至り多くの人命を失う危険が差し迫った場合を想定しております。」
質 「しかしあの大戦もあれほどの結果を生むことを事前に予想できたでしょうか?軍部は出来ると?」
石井「ドイツが以前より兵力を増強していた為戦争に発展する危険有とは見ていた」
質 「答えになっていません。」
石井「事前にある程度の想定は出来ますが、全てを判断する事は出来ません。」
場内がざわめく当然だ自ら出した法案に消極的と取れる答弁をするのだからしかし実際事前に兆候は掴めても事が起きるまで手が無いなんて事は幾らでもある消極的と思われてもまたそれは真実なのだ。
石井「我が国は古来より同胞はもちろん外国を相手として数多くの戦を経験して来ました、その中で事前に危険を察知出来反撃の容易が万全で迎えた戦が幾つあるでしょう?決して多くないでしょうこの法案は
避けられない戦争にあたり少しでも万全を尽くす為にあります。」
結局半月も掛けて協議をされた結果どうにか法案は通過その後都市防衛関連の法改正案が提出された。
{市街地建築物法改正案}
これは要は建物の高さに制限を掛けた法なのだ法案が出た当時は特に問題視されなかったものの時代が進み兵器が進歩し人口が増えて来るとそうも行かない。高層ビルの建築はすなわち国力を誇示するのに使われる。高ければ高いほど高い技術を必要とする為だ。
市街地建築物法改正案が議会を通過したことで日本は戦時の防衛体制を強化出来るようになった他市街地の人口増に対応出来るようになった。
今回は悟出てこなかった