メタルイーターについて
メタルイーターとは
この世界に広く生息する一風変わったモンスターである。
人間側からは「魔王が造った」と断定されている。
なお、当の不死公本人は、
「我が人間だった頃はこんな変なものはいなかったし、我が海から上がった時にはもう地上に彼奴等が歩き回っておったぞ?」
とのこと。
形状はクモ、またはカニに似た節足動物に似ていて、地上を歩行し、金属鉱石及び人間が造った金属製品を好んで食する。
全身が金属の殻か、鎧のようなものでできており、物理的攻撃はあまり有効ではない。
魔法も電撃系以外はあまり有効ではない。
逆に言えば電撃呪文ならば容易に倒すことが可能。
さらに水にも弱く、川などに落ちると全身を痙攣させて動かなくなる。
人間はあまり食べないが、人間の持つ金属製品は大好物なため、鉱山あるいは馬が蹄鉄ごと脚を食われることもあるので仲良くできそうはない。
体内に大量の金属、時には宝石類も貯め込むため、冒険者としては悪くはない獲物だ。
が、鎧を着た人間を模した人型のメタルイーターに関してはそうでもない。
おそらくは人間の兵士をまねて姿かたち、武器防具をまねて産み出されたものであるが、倒すのにかかる労苦に比べ、『胃袋』の貴金属類が極端に少ないのであまりおいしい獲物ではないらしい。
彼らが誰によって造られ、どこから来るのか。人間達の見解はこうだ。
「メタルイーターは魔王の手先の怪物だから魔王城で造られているんだろ?」
が、当の不死公本人はこう言う。
「メタルイーターを造ったのは我ではない。勿論人間達でもない。メタルイーターの工場、いや。巣というべきであろうな。それが人間の国にも、我が領土にもなければ、当然それ以外の場所から来るのだ。そしてそれは少なくとも、海の中ではない。メタルイーターは水が嫌いなのだからな」
ファンタジー世界に併せて繁殖力、戦闘力を下げたBETAさんみたいな
ロボットです。
人間、魔物その他すべての有機生命体にケンカふっかけてまだ余裕あり余す。
今のところ飛行タイプはいない模様(というか、造らずともゴリ押しで人間の鉱山で分捕れる)