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揺らぐ気持ちと。

仕事を終わらせ家に帰った私は、早速元夫に今日の事を報告メールした。


突然女の人が仕事場に来るなんて非常識にも程がある。


『貴方の彼女、どういうつもり? 凄く迷惑だった』


そんなメールをした。


夕飯の支度の最中、夫から電話が鳴り話す事にした。メールでは埒が明かない。


『あいつ、 お前の職場に行ったんだ……。 以前カフェで働いているって言ったから……。 悪かったよ。 結婚の話とか出たけどオレはやっぱりお前がいい。 家族四人で新しく仕切り直そう』


『こないだも言った筈だよ? それはできないって……。 確かに子供の為を思うとそれがいいけど、 無理するのはイヤ』


『……信用ないのは分かるよ。 だけどもう一度チャンスくれないかな?』



一歩も引く気がない様子で話されても仕方ないので、改めてまた話す事にした。


電話を切り夕飯の支度を再開した私だが、やはり子供達の為と言う言葉に揺らいでしまいそうになる。


葉野君への気持ちは確かな物だがどうにもならないし、家族は一緒がいい筈だし……。


グルグルとした気持ちが押し寄せて、考えがまとまらない。

だけどあの人とはやり直す気持ちはない。だってあんな酷い別れ方をしたのだし、また彼女が来ても気持ち悪いし。


子供達には申し訳ないけれど、月ニパパで我慢して下さい。



「夕飯だよ〜」


二人をリビングから呼んだ。

今日はオムライスと野菜スープ。

野菜嫌いの子供達、野菜はミキサーにかけ牛乳でのばし鍋でコトコト煮る。


ご飯一つにも手間がかかる。


「「頂きまーす」」


元気良く食べ始めた。


子供の笑顔がやっぱり一番。この幸せは失いたくない。



と、私のスマホが鳴った。

見ると葉野君からだ。



『もしもし? 大丈夫なの? 電話なんかしてきて』.


『うん。 何とか家を出たよ。 話し合いしてね。 もう一度やり直す事はできないって言って部屋借りたんだ。 離婚の話し合いはまだ続くけど、 向こうも納得しつつあるよ。 で……、 今度会えないかな?』


『別居したんだ……。 私と会っても大丈夫なの?』


『たまにはいいでしょ? ずっと会えないままだったし』



突然の葉野君の別居に驚いた。そうか別居したんだ。離婚へ向けての話し合いもしてる。


私は?何を迷っているの?あの人の言葉に気持ち何か揺らいでしまったり、振り回されたり……。きちんと前を向かなきゃならないのに。



葉野君と久しぶりに会いたい。素直な思い。お互いの都合のいい日に会うことにした。

その前に……。やはりはっきり言わないといけない。夫にはっきり言わなければダメだ。やり直す事はできないと。



ベランダに出て夜気にあたる。少し涼しい風が吹き気持ちがいい。くっきりとした月を眺め、夫にはっきり告げようと決意新たにスマホを握った。

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