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〜城〜

「私達の城を建てましょう!」

語弊のある言い方しかできないのかこの男?

「どういうことだ?」

「この世界に転移した貴方はご存知ないかもしれませんがこの世界には…いえ、魔王には城を作る魔法があります」

ステータスの下の魔法一覧から下にスワイプしていく。すると…あった

「これか。」

「そうです!その魔法です!」

「えーっと…オメテア…城を創造する魔法…。創る時に外観や内装を細かく想像するのがコツ…か」

「さあ!さあ!早く我らの城を!」

城といえばやはり黒色系統のそれこそ本当に魔王でも住んでいそうな雰囲気の城…!それとも敢えての白系統の城でもいいんじゃないか?"しろ"だけに!はは、我ながら寒すぎて最早笑えてくるレベルの洒落だな。というか城っていうが本当に城の形にするのか?洋館とかそういうのでも良い気はするんだが城を建ててくれって言われてるんだから城を建てるべきか…?

「オメテア!」

次の瞬間、地面にデカイ魔法陣が浮かんでそこから思い浮かべた城が出てきた。

「ぉお…!おぉ…!これが…!我らの城…!」

中に入ることもできるのか。万能だな魔王。

ぉ〜!これこそ夢にまでみた西洋風の城!まるで何かの作品のフクロウが飛び交ってそうな魔法学校みたいな外観!素晴らしい!

「思ったんだが、こんな城をただのダンジョンに建てて良かったのか?」

「あぁ、最初から貴方が魔王だということはわかっていたので。城を建てても平気な場所に案内させていただきました」

「あの時本気で驚いていたと思うが?」

「えぇ。本当に驚いていましたよ?魔王は好きですが書物にないスキルなどは知りませんので」

この男…。マジで魔王好きなのか。

「玉座にお座りください!」

ガチで好きなんだな…。俺が玉座に腰を落とすと、カイの目がキラッキラに輝いた。

「これほど玉座が似合う御方はこの世にはおりません!」

毎度のことながら、表現が大袈裟だなコイツ…。

「そういえば、食とかはどうするんだ?」

「あ…考えてませんでした」

案外抜けた所もあるみたいだ

「自分が調達してきます」

「…いいのか?」

「えぇ。魔王に働かせるわけにはいきませんので」

狂った所もあるが案外悪くない部下?仲間?を手に入れられたらしい。

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