表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

Episode0 「プロローグ」

どうも!

お読みいただきありがとうございます!


「右に三体...いや、四体いる。」

「りょーかい。連携攻撃やるから配置について。」

「ハイハイ。」

「一、二、三で行くわよ。...一、二、三!」

バッ、と砂を蹴る音が小さく響き、およそ120フィート先の四人組に向かって走り出す。

今プレイしているモードはデュオなので、相手チームはチーミングという絶対にやってはならない行為をしている。

だから、俺とこいつの二人で、制裁を与えないといけない。


二秒程走った。

そして、「Kanachin」「Kenchan」「Mikurun」「Tukumon」と書かれたプレイヤーネームが見える。

「彼奴ら...」

「ええ、リア充よ。」

「作戦変更!今より、対リア充専用先方に切り替える!」

「合点承知!!!」

この会話を交わすなり、二人は武器をしまい、手榴弾に持ち変え、こう続ける。

「「リア充は...!」」

声が聞こえたのだろう。

イチャついていた四人組はこちらに銃を構え、がむしゃらに乱射した。

しかし、弾道が単純なので、すべて簡単に避けられる。

撃ちまくり、無駄に弾薬を消費したリア充共は、リロードに入った。

とたんに二人は安全ピンを抜き、投げ、そして叫んだ。

「「爆発しろぉおおぉおおぉぉぉお!!!」」


\ドォオオオオオン/

重い爆発音が響く。

そして、二人の上に、[NICE KILL!!!]という文字が現れ、ドクロマークの横のカウントが17から21に増えた。

「ふぅ...スッキリしたぜ。残りプレーヤーは?」

「えっと...私たちを抜いて八よ。」

「そっ、...一気にいくか。」

ゲームの残り時間は3分15秒。

二手に別れ、敵を見つけては正確な射撃で撃ち抜く。

「ぐわぁ!」

「きゃぁ!」

「おわっ!」

「嘘だろ!!」

俺が倒した四人の最後の言葉。

この驚いた顔を見るのがたまらない!

残り時間、2分21秒。

プレイヤーの残り人数は...1人。

先に見つけたのは...こいつだった。

「追い詰めたわよ。諦めなさい。」

「くそっ!見逃してくださーい!」

何処か嘘っぽい顔をし、逃げ始めた[Jack]という名前のプレイヤー。

「待ちなさい!」

不適な笑みを浮かべ、思った通りポケットから何か取り出し、投げつける。


\BOOOM!/


「コホッ、コホッ、これはっ、煙幕!」

「ヘヘヘッ、バーカ!このままゲームが終わるまで逃げきって、引き分けにしてやるぜぇ!」

みんなに一つ警告しておこう。

相手を見下したりしたときこそが、最大の"スキ"になるのだと。

今からそれを証明しよう。

Jackの前から人影が現れる。

俺だ。


「残念。そうはならない。俺たちの勝利だ。」

前方不注意によって、目の前にもう一人いることに気が付かなかったらしい。

「しまっ!」

「チェックメイトだ。」


\ドン!/

[Jack]のHPバーはゼロになった。


\テテレテッテレー/

[YOU ARE CHAMPION!!]

神々しいBGMとともに、目の前に大きくこの文字が現れた。

「もーう!ラストキルまた盗ったわね!」

「うるせーな。あんな大事なところで妨害アイテムなんか食らうからだろ。」

「なっ...!」

悔しそうな顔をして、こちらを睨み付けてくる。

だが、すぐに晴れ晴れした顔に変わる。

「ま、いいわ。」

なぜなら....

「これで...」

「「Hot Battle Royal 777連優勝達成!!」」


\ギュ!/


気がついたら抱き合っていた。

「っ!悪い。」

「べ、別に...いいわよ。//」

「あっそ。じゃ、明日も学校だし、寝るか。」

気がつけば、時刻は0時を過ぎている。

「そうね。おやすみ。」

「ああ、また明日。」

俺達はただの女子高生と男子高生。

一つ皆と違うのは、約20のゲームで世界ランキング一位を獲得しているということ。

深夜投稿、頑張ります。

3日に1話投稿を目指して頑張ります!

(別サイトで同じことを書いても守れませんでしたが)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして、紗耶香といいます。 作品読ませてもらいました。ゲームの中に入る系の話好きなので、どんな物語になるのか楽しみにしています。 頑張ってくださいね。
2022/05/07 16:36 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ