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一秒後の世界
ぽっかりと空虚になって
それを「だるい」とか一言ですませて
一秒先を飛び越えるのか
その空虚にだらだら理由という詩を描いて
一秒先になんらかの世界をつくるのか
言い訳なんてしたくない
簡潔に終わらせたいのに
それでも言葉が浮かんで
それを忘れたくないと思う
逃してはならないと
瞬間強く閃く
それは一秒先を複雑にしてしまう呪い
自分のむずかしさを浮き彫りにしてなんの得があるのか
それでも紡ぐ
新世界を目指し
企画書みたいにわかりやくすできない生きること
「だるい」けど
これが私




