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自分が中心なんて思ってないで片隅で眺めてろ
自分が分かってる自分なんてクズそのものだから
本当の自分で過ごせていて幸せな人はきっと天使
あの穴になんか堕ちやしない
なだらかな道をゆく人はしっかりしてる
きみが醜くなるとなんだか嬉しい
歪んだ優越感
へばりついて離れない劣等感
人の幸せを喜べる人は何かひとつ満たされているのだろう
普通が分からない
自然にやっていること喋っていることを非難され
非難する人は普通や常識が備わっているのだろう
どうやっても自分を正当化できないのは
ボタンの掛け違えのように
どこかで間違えたままにしているのかも
それとも生まれたこと自体間違いなのかも
自分を正当化できる人は
間違いをなおして
生まれたことを祝福してもらって
間違っていても愛されている
行っちゃいけない方へ進んで
戻れなくなって
それでも笑ったり怒ったりしていたら
誰にも認められなくなって
あとどのくらいで楽になれるのか
そんなことばかり考えて
明日を待っている




