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究極

「究極」


夢見てた


あなたが私だけにほほえむことを


望んでた


あなたの腕につつまれることを


知り尽くしたかった


あなたの心の中を


まもりたかった


あなたの穏やかな日常を


でもそれができるのは私じゃなかった


立場も状況も時間も何もかもが味方にならなかった


それでも誰にも分からない一瞬で


私たちの視線はぶつかり


流れ星のように軌跡を描いた


信じたかった


二人だけの気持ちを


つくりたかった


二人だけの世界を


でも私とあなたではそれができなかった


未熟で臆病で遠慮して何もかもが裏目に出た


後悔とか


未練とか


もしかしたらの仮定とか


全然


そぐわない


だって


言いたいことやりたいことを


瞳の奥に閉じ込めて笑い合った


あるだけの思い出を二度と忘れないよう握手した


そんなお互いを嬉しく思ったあの別れが


無かったことになってしまう


そんなことはしたくない


そんなことはしたくない




会えなくても


あなたが私の記憶を捨ててしまっても


いいの


私は


夢見てる


望んでる


尽くしてる


まもってる


信じてる


つくってる


あなたを


ずぅっと


あの瞳の中の宇宙を


ずぅっと



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