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自分で捨てたくせに
ほかしたリリックきらめきだした
ほんとのひとりぼっちになった夜
泣き疲れて気づいた
なんにも変わらない朝が来ること
魔法が使える人たちは
毎日順調に生活してるんだってこと
私には笑えない今日が始まること
ほかしたリリック無数に突き刺さる
無感情な日々を送って気づいた
あたりまえすぎてときめかないことほど失ってはいけないことだって
魔法が使える人たちは
それに気づいた人たちなのかな
行き交う人たち無感情なマスクつけて
この目にはそっちも死んだように映るのに
どうして平気そうにしているの
ほかしたリリックもう一度集めて
今度は大切に組み立てて
忘れない言葉に生まれ変わらせて
少しは認めてあげられるように
紡いで
いつか魔法みたいに
私を助けて




