5/79
決意表明
こんな目にあって初めて明日が来ることが奇跡だった、と思い知る。
色々な出来事がまるで水をかけたわたあめのように、一瞬で溶けて消えた。
そんな様子を何が出来るわけでもなく、茫然と眺めるだけだった。
ただ、思いだけがどんどん強くなっていく。
そして、だんだん大切なことがはっきりと浮き彫りになっていく。
その分、自分の無力さに挫けそうになる。
それでも、ここを離れようとは思わない。
そばにいて、いつでも、ほんの少しだけでも、力になれるように、ここに居る。
今という時を決して無駄にはしないと誓った。
明日が来なくてもずっと待つと決めた。
昨日のせいにしたくなったら歯を食いしばって前を見ると言い聞かせた。
自分が何者か分からなくなっても信じ続けると約束した。
それだけのものに出会ったのだ。
それは自分が生きていることへの祝福。
ありがとうを無限に言っても足りないさ。
それは自分が生きていることの意味。
どんなにつらくてもきっと頑張れるってことさ。




