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忘れることなんて
あの日のこと
おいてけぼりのまま
どんどん日々は過ぎてゆく
あの頃より賢くなって
あの頃より優しくなって
あの頃より我慢強くなった
あの日の答えは知らないまま
解くこともしないまま
新しい朝が来て問題が積まれてゆく
次々と押し寄せる毎日の波に
未熟なままで熱かった心は
冷やされ硬くなる
いつか本当に忘れてしまうのだろうか
いつかまた出逢える時が来たとしても
あの頃と同じようには笑えない
あの頃と同じ体温にはなれない
それでも
忘れたふりして
我慢したふりして
変わったふりして
待ってるよ
