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どうにもならない恋
どうにもならない恋は
どんな時にも
優しく縛りつけてきて
私を大人しくさせる
痛くはないけれど
少し泣きたくなるくらいには
せつない
現実と心はどんどんずれて
毎日はただ通り過ぎていくだけの
無感情な出来事
歩くの遅くしておいてけぼりになってみたり
勝手に迷子になってみたり
わざと群れからはぐれてみたり
疲れた気持ちひとり温めて
少しでも進める準備を
してるつもり
どうにもならない恋をしたこと
後悔なんてしてないって
避けられない絶対だって
そのくらい大好きだって
思い知ったから
だから
どうにもならない恋を持ったまま
また歩き出すつもり




