42/79
6月15日
逆さ吊りの鳥
漆黒のライダー
老いも若きも
何かを育ててる
夕刻の焦燥感
薄着でいられるall the time
流れる景色
生命があればこそ
取り残されたのは
脳内の数多にある世界
お腹いっぱいでも
香り高いお茶を
ひとり疲れ果て
色々なことを忘れて
思い出した楽しみは
もうおもしろくもない
痩せ細ったキミには
会いたくなんかない
憎らしいくらい
笑っていて
おびただしい新刊
話し込む女子たち
尻目に働く男女
母親についてまわる子供たち
夕刻の帰宅願望
流れる景色
生命があればこそ




