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変わりたい

私は私以外になりたかったけれど、どうしても私以外にはなりきれない。生きていたらどうしても。隠しきれない。


私は優しくなくて怒りっぽくて馬鹿でブスでデブで………


明日から変わりたい。

全て変われるなんて思っていないけれど、自分の性質や、安易に積み重ねた言動、他者からの自分に対する一方的なレッテル、いつまでたっても気に入らない顔と身体の造り、虫食い状にいらないところを捨てたい。


いらないところだらけで、実際に取ったら何が残るのかな。


切実なのに現実味の無い妄想を抱え冬の晴天を見上げると、落ち着いた青が不意に寂しさや悲しさを胸に細く射し込んでくる。


他人と関わるからこんなに自分が苦しくなるのだ。


でも、あなたが私の心の奥底を響かすことを言った時、私はどんな表情だったんだろう。

その時、あなたを見つめる目の奥はどこまで深くゆらいだのだろう。


あなたみたいなこと言ってくれる人が私の人生にまた現れるのかな。

もしかしたらあなたが最初で最後の人だったのかもしれないな。


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